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2015.01.19

不妊治療を始めるタイミング

 妊娠を望む夫婦が自分たちでタイミングを見計らっている時、1回の生理周期で自然に妊娠できる可能性は約20%~30%だと言われています。つまり、1回の生理周期では妊娠できないという可能性が約70%~80%と高いということになります。

半分の25%を妊娠率として考えると、1ヶ月後には25%の確率で妊娠、半年後には82%、1年後には96%、そして2年後には99%以上ということになります。「妊娠を望みだしてから2年して授からなかったら不妊治療を」とよく言われるのはこういったデータが基になっているようです。

ただ、女性の卵子は若ければ若いほど妊娠率が高いことはハッキリと分かっているそうです。2年経つとおよそ24回排卵があり、加齢によって妊娠率が確実に下がってしまいます。検査をすることで必ず不妊の原因が分かるという訳ではありませんが、何らかの原因が分かって治療を始めるとしても、なるべく卵子が若い内の方が子どもを授かる確率が高くなります。

特に35歳を超えると急激に妊娠率が下がると言われており、年齢が近い方や超えている方、生理の周期が安定していない方などは早めに受診することが大切になります。不妊の原因は女性だけでなく、男性にある場合もあります。ですから不妊治療を行う際には夫婦共に検査を受けるなど、夫婦で治療を行う必要があります。どちらか片方のみ検査を受けて治療を行っても、もう一方にも不妊の原因があれば妊娠に至ることが出来ません。

夫婦揃って不妊治療を受けようと意見が一致した時が、その夫婦の不妊治療を始めるタイミングになるのではないでしょうか。