その他 盗聴器、盗撮器の発見

昔に比べ盗聴器や盗撮器は安価になり、機器自体も小型化がすすみ、性能も格段に良くなっているそうです。それらは「盗聴器」と明示して販売されているのではなく、あくまで「集音器」「録音器」「小型カメラ」として販売され、その機器をどのように使用するかは購入者に任されているため、盗聴器や盗撮器が製造、販売される事に規制をかけることは不可能とされています。


この為、年間30万個以上もの盗聴器や盗撮器が販売されてると言われており、一般に想像されている以上に盗聴や盗撮は行われているのだそうです。証明器具の中に隠したり、電灯のスイッチの裏、ぬいぐるみの中など、盗聴器や盗撮器は巧みに仕込まれていることが多く、発見しにくいものだそうです。


一般にも盗聴器や盗撮器を発見する為の機器が多数発売されており、電波をキャッチして調べるものや、LEDライトによってカメラレンズを目視で見つけるものなどもあり、その発見器によって実際部屋から盗聴器が見つかったというケースもあります。
しかしながら、盗聴器や盗撮器がみつかれば問題が解決するというものではなく、本当に必要なのは「誰が、何のために仕掛けたか」を調べることです。電池の交換が必要な機器が使われていた場合など、定期的に部屋に侵入していた恐れもあります。中には、配偶者の不倫や浮気を疑い、調査するために自宅に盗聴器や盗撮器を仕掛ける人もいるそうです。自宅であれば電池の交換も容易ですし、配偶者相手であればある程度の行動パターンも分かっているため、見つかりにくい場所に仕掛けることができ、発見するのは難しいようです。


もし自分の部屋から盗聴器や盗撮器が見つかったら、恐怖と苛立ちから破棄してしまうことでしょう。しかし、盗聴や盗撮に気づかれたとわかれば、仕掛けた側は警戒し、判別できなくなる可能性もあります。たとえ自分で発見したとしても、取り外し作業や追跡については、探偵やプロに任せる方が良いそうです。