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2014.08.28.

トランペットのマウスピースについて

今回は、ブログの更新がかなり遅くなってしまい、大変申し訳ございませんでした。
それでは、トランペットのマウスピースについてお話しようと思います。

私が東京で演奏活動していた頃に使用していたマウスピースは、シルキーの14A4Aカスタムでした。長時間の演奏でもバテにくく、ハイノートがとても楽に出ました。明るく、シャープで、音量がありましたので、ビッグバンド向きでしたね。

ベテランのリードトランペッターのほとんどの人が、カップは浅めで、内径も狭いものを使っていました。(アルキャス、ブッシュ、パービアンス、ジャルディネリ、ジェットトーン等)

ちなみに、私が東京で在籍していたポイントアフターズのリードトランぺッターは、元東京キューバンボーイズのリードトランぺッターの方で、唇がかなり薄く、相当小さめのマウスピースを使用していました。スタミナがあり、音域も広く、ハイノートプレーヤーでした。(ハイノートプレーヤーの多くは、唇の薄いタイプの人の方が多いようです。私はどちらかというとタラコタイプです(^^;)

初心者の方は、あまりこだわらず、標準から始められた方がいいと思います。バックでいうと7C、ヤマハでいうと11C4,11B4,13C4、このあたりでしょうか。後で、マウスピースを変更する時に、カップの深さや、内径のサイズを決めるのに有利だからです。一年ほど吹いてみてから、他の物を試奏されることをお勧めします。初めから、深すぎ、浅すぎ、狭すぎ、広すぎは、避けるようにしましょう。自分の唇のサイズ、形、歯並びにフィットするものを選択することが重要です。

バックとヤマハは、ラインナップがとても豊富ですので、安心して選択できると思います。初心者の方の場合は、自分で判断するのは難しいと思うので、経験者に相談して決められた方がいいでしょう。

私の場合、仕事柄いろんなジャンルの曲を吹く機会が多いので、その時々でマウスピースを使い分けています。
吹奏楽やコンチェルト、ポップスのアドリブソロの時には、ラスキーの84MC、中音域がとても吹きやすく、太くて柔らかい音が出ます。

ビッグバンドや歌謡バンドでは、ジェットトーンスタジオモデル7M、アルハートモデルM、ニューヨーククラシック3S等を使用しています。息抜けがとても良く、明るく、シャープで音量も大きいですよ。

という訳で、私は結構多くのマウスピースを所有しているのですが、兄も書いていたように、マウスピースにこだわりすぎると、とんでもないことになりかねないので、十分気を付けてくださいね(^^;

それでは、次回は、ジャンル別の日々の練習方法についてお話しようと思います。
お楽しみに。

     
  ビンセントバック 1X       ジャルディネリ 1M        ラスキー84MC        
  JTスタジオモデル 7M     JTアルハートモデルM    JTはいずれもWカップです

2014.08.09.

無料体験レッスンレポート。お久しぶりです。ギター講師

しばらく、トランペット講師の記事が続きましたので、今回は、先日行ったクラッシックギターの体験レッスンについてお話しようと思います。

まずお一人目は、霧島市のクラッシックギターの定期講座に参加されている方でした。若い頃にギター教室に通い、基礎をしっかり学んでおられ、楽器の構え方、姿勢も出来上がっている方でした。

定期講座では、基本的な練習がほとんどなので、自分の好きな曲(特に、クラッシック、ポピュラー)をもっと練習したいというのが、今回の体験レッスンに応募された理由だったそうです。
ということで、数曲、楽譜を持参して来られました。その中の一曲が、フランシスレイの作曲で有名な「ある愛の詩」でした。私も大好きな曲の一つです。楽譜の内容を見てみると、結構アレンジが凝っていて、難易度の高い曲だな、という感じがしました。

「まだ、指がうまく動かないのですが。」と前置きされて、曲を最後まで弾かれました。そこで私は、あることに気付きました。

右手は、基本を忠実に守ってスムーズな動きでしたが、左手の指の動きが、何となくぎこちなく、澄んだ音が聞こえてきません。そこで、よく観察してみたところ、原因が解りました。

通常、ギターを弾く場合、左手の指は、セーハ(一本の指で、数本の弦を同時に押えること)以外は、弦に対してできるだけ直角に近い状態で押えるのが基本です。また、同時に指先の頂点で押えるようにします。こうすることによって、澄んだ、きれいな音がでます。

この方の場合は、指が寝てしまっていたのです。しかも、弦を指先の頂点ではなく、指の腹の部分で押えていました。これでは、指が他の弦に触れてミュートされた状態になり、澄んだ音は出せません。

ご本人も、今まで気づかなかったらしく、意識して指を立てるようにしたら、今度は爪が運指板に当たってしまい、うまく弦を押えることができませんでした。

クラッシックギターを演奏する場合、爪の管理も大切な部分で、掌を自分の方に向け、左手の指は、爪が全く見えないようにし、右手の指は、爪が2~3mm程度見えるぐらいが、丁度いいのではないか、と思っています。好みもあると思いますが、私の経験では、右手の爪をあまり長くし過ぎると、弦を引っかく音が混じり、気になるので、私の場合は、そうなった時点で爪を切り、形を整えるようにしています。

一度ついてしまった習慣を矯正するには、若干、時間がかかりますが、常に意識して練習していると、いつの間にか、意識しなくても出来るようになります。

今回、体験レッスンを受講して頂いたこの方は、当然、初対面だったのですが、お話をしている内に、かなりクラッシックギターに対する愛着がある方で、向上心旺盛な方だと思いましましたので、ご本人と話合って、中級からのスタートになりました。

課題曲中心のレッスンになると思いますが、必ず、上達されると思います。今後のレッスンがとても楽しみです。

今回は、もう一人の方の体験レッスンのレポートを記事にするつもりでしたが、また、長くなって皆さんに怒られてはいけないので、今日は、この辺にしてしておこうと思います。

余談ですが、トランペット講師の弟が、記事をアップしたところ、早速、閲覧者の方から問合せが来たのがよっぽど嬉しかったのか、直ぐに、原稿を持ってくるようになりました。

次は、この写真をアップしてくれ、とか言っています。本当に勝手な奴です。(笑)

次回は、予告通り、トランペットのマウスピースについてお伝えしたいと思います。

2014.08.06.

私の愛用のトランペットについて


今回は、私の愛用のトランペットについてお話しようと思います。写真をアップするかどうか少し迷いましたが、せっかくの私の相棒の紹介ですので、思い切って載せました。(若いころより、かなり太目ですが、、、、、、、(^^;)

トランペットに関して少し詳しい方であればご存じだと思いますが、ジェローム、カレです。ジェローム、カレは製作者名で、オールハンドメイドです。残念ながら、現在はもう作られていません。プレートは、ゴールドとブロンズの合金(6:4)で、コパーゴールドです。

ウェイトはややヘビィですが、バルブのコンディションは最高です。購入時は、バルブがかなり重く、指が腱鞘炎を起こしそうになったので、バックのスプリングに交換したところ、私の理想の動きになりました。

バルブが軽すぎたり、重過ぎたりした時は、スプリングを交換されたらいいと思いますよ。

ジェーロム、カレの魅力はなんといっても、ビッグバンドのリード、交響楽団、吹奏楽等、あらゆるジャンルに対して、1台のトランペットで、マウスピースを交換し、コンディションを調整することにより、対応できることにあります。音程も良く、柔らかい音も出せますので、いろんな表現が可能です。このようないい楽器なので、私は、生産再開を切に願っています。

話は少し変わりますが、東京で演奏活動をしていた20代の頃は、バックのライトウェイト180ML37、シルバースターを使っていました。
オールマイティに吹ける代表格は、同番のシルバーだと思います。(あくまで、私の感想ですが、、、、、。)クラッシックからジャズまで、幅広く愛用されているようです。

小中高の吹奏楽指導に回る中で、最近、よく目にとまるのが、XOのシルバーや、ストンビ等です。最近の学生さんは、高価な楽器を使っているんですね。羨ましいかぎりです。

ちなみに、私が初めて手にした楽器は、ヤマハで一番安かった15,000円のトランペットでした。(当然、当時の貨幣価値とは今は違うと思いますが、これより安い楽器は無かったのは事実です。)

ということで、次回は、私のマウスピースのジャンル別の紹介と、具体的な選び方について、お話しようと思っています。

それでは、次回をお楽しみに!

2014.08.05.

アルヘイグさん、ピー助さん、お問合せありがとうございました。

アルヘイグさん、ピー助さんのご質問はよくあるケースですので、ご一緒にお答えしたいと思います。

「全くの初心者の上、楽器を持っていませんがその場合はどうしたら良いですか?
楽器の貸し出しなどありますか?」

教室では、楽器の貸し出しはいていませんが、ヤマハが、ほぼ全ての楽器のレンタルをやっています。中古のトランペットであれば、3,000円~4,000円/月(最短6ヶ月間)、その楽器が気に入れば、レンタル終了後に買取ることもできます。「ヤマハ楽器レンタル」で検索すれば詳しく載っていますので、一度覗いてみては如何ですか?楽器は高価なものが多いので、最初はレンタルで十分だと私は考えます。

「こんにちは😊質問させて下さいね。
レッスンをお願いした場合、どいういった流れでレッスンをされるのでしょうか?無料体験からのスタートですか?」

はい、無料体験レッスンからスタートします。正しいアンブッシュアの形やマウスピースの当て方、マウスピースへの息の通し方や鳴らし方等の基礎練習を行います。その後、生徒さんと一緒に今後のレッスンの方向性を話合っていきます。
音が出るようになり、練習によって音域がだんだん広がってくれば、自分の好きなジャンルの曲を吹けるようになるので、そうなった時には、あなたはもうすっかり、トランペットのとりこになっていると思いますよ。

といったとろでしょうか。また何がご質問等があればいつでも問合せてくださいね。お待ちしています。

2014.08.01.

Puppyさんコメントありがとうございました。前回の続きです。トランペット講師

前回は、私とトランペットとの出会いについてお話しました。

高校は、兄とも相談し、地元の高校には進学せず、音楽環境がより整っていた鹿児島市内の高校に進学しました。吹奏楽部もありましたが、私は、ジャズをやっていきたいと思っていましたので、叔父がベースを担当していた社会人ジャズバンドに入れてもらい、3年間お世話になりました。その間、私は、ますますジャズにのめりこんでいきました。(その頃の私の憧れのジャズトランぺッターは、クリフォード、ブラウンとマイルス、デービスでした。)

大学は、東京の音大に進学し、そこでは、「小松敏哉とアフローキューバン」というジャズバンドを結成して、いろんな場所で演奏活動をしていました。一応、大学では中学音楽の教員免許を取得したのですが、そちらの方には目もくれず、卒業と同時に、プロの世界に飛込みました。

入団したのは、当時、芸能界で活躍していたジャズバンド、「田畑貞一&ポイントアフターズ」でした。和田アキ子や山本リンダの専属バンドで、全国地方巡業(業界用語でビータといいます。(^^;)にも参加し、いろんな経験を積ませてもらいました。東京での演奏活動は、私のトランペット人生の中で、一番輝いていた時代だったと、懐かしく思っています。

帰省後は、兄夫婦と共に、「トータルミュージックスクールこまつ」を立ち上げ、トランペット講師を務める傍ら、歌謡バンドやソロ活動もやっていました。

現在は、筑豊ビッグバンドに所属し、リードトランぺッターとして、韓国釜山でのジョイントコンサートや中国南京芸術大学の記念コンサートに参加。(ちなみに兄もアルトサックスで参加しています。)また、吹奏楽インストタクターとして、小中高の吹奏楽部の技術指導に携わっています。

今後は、ミュージックスクールを中心に、またバンドを再結成し、演奏活動をやっていきたいと思っています。現在、メンバーを募集していますので、やる気のある方は是非、ご連絡下さい。お待ちしています。(先日、キーボード希望の方から問合せがあり、メンバーに決まったそうです。)

ということで、私のプロフィールについてはこのくらいにして、次回は私の愛用のトランペットとマウスピースのお話をしたいと思っています。(できるだけ早くアップできるように努力します。
(^^;)

それでは、次回をお楽しみに。

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