「タイトルタグ・メタディスクリプションについて」
タイトルタグ・メタディスクリプションとは
- タイトルタグ
タイトルタグとは、Webサイトの[サイト名]やページの[タイトル]などを設定するタグのことを指し、Webサイトやページのコンテンツにどのような内容が含まれているかを簡潔に示す一文となっています。 - メタディスクリプション
メタディスクリプションとは、ページ内のコンテンツを100文字程度の文章で表した【ページ概要】として、そのページがどういった内容なのかを検索ユーザーに伝えることができます。
タイトルタグとメタディスクリプションを設定したほうがいい理由
検索ユーザーがあるキーワードで検索した際に、そのキーワードに関連するサイトが
下記のように検索結果に表示されます。
タイトルタグ
検索キーワードをGoogleなどの検索エンジンで検索した際に、検索結果の見出しとして使われます。
「タイトルタグ」に入力した内容が表示されます。
メタディスクリプション
検索結果のタイトルタグの下に表示されるサイトの詳細や概要が説明文として使われます。
「メタディスクリプション」に入力した内容が表示されます。
検索ユーザーがキーワード検索を行ったとき、【タイトルタグ】と【メタディスクリプション】の文章しか表示されないため検索ユーザーはこの2つの情報のみで知りたい情報か否か、クリックするかどうかを決定します。
つまり、検索結果に表示されるWebサイトやページの前提情報によって検索ユーザーのWebサイト訪問機会が左右されるということになります。
そのため、【タイトルタグ】と【メタディスクリプション】にサイトの概要や検索ユーザーが知りたい情報を入力することで、あらかじめどのようなサイトなのかどのようなコンテンツについて記載しているページなのかなどの前提情報を伝えることで、検索ユーザーの理解度を深め、サイトやページの訪問機会を増やすことができます。
また、どんなサイトかどんなページかわからない場合にはクリックをしてもサイト・ページ離脱率が高いとされているため【タイトルタグ】と【メタディスクリプション】を設定することでこれらを回避することができます。
タイトルタグ・メタディスクリプションの設定方法
タイトルタグとメタディスクリプションの設定には下記の3つあります。
これらの違いとしてはページ設定の範囲、テンプレートの定義に依存するかどうかになります。
- メタタグ登録から設定
- フリーページ内ページ設定から設定
- サイト設定から設定
1.メタタグ登録から設定
メタタグ登録から設定する場合、使用するテンプレートの定義を無視して設定することができます。
テンプレート定義に関しましては「テンプレートの定義とは」をご確認ください。
まず、メタタグの設定を行うページを開いていただき、右クリック>ショートカットメニューよりメタタグ>メタタグの登録を開いていただきます。(※コントロールパネル>設定>SEO対策>メタタグの設定から登録することもできます)
メタタグ設定では下記の設定ができます。
対象URL | メタタグを設定するページのURLが表示されます。※URLごとにメタタグの設定が可能です |
---|---|
タイトルタグ | こちらに入力した内容がGoogleなどの検索結果ページに見出しとして表示されます。 |
メタディスクリプション | こちらに入力した内容が検索結果ページの見出しの下部の説明文として表示されます。 |
メタタグ設定から【タイトルタグ】【メタディスクリプション】の設定する際のまとめ
- 固有のURLに【タイトルタグ】【メタディスクリプション】を設定することができる
- ant2でご用意している既存のデザインテンプレートを使用している場合でもテンプレートの定義を無視して設定することができる
2.フリーページ内ページ設定から設定
フリーページ内のページ設定から設定する場合、使用するテンプレートの定義に沿ってソースが出力します。
まず、ページ作成または作成後のページを開いていただき
右クリック>ショートカットメニューよりフリーページ>ページ設定を開いていただきます。
(※コントロールパネル>作成>コンテンツ管理>ページリスト>編集ボタンをクリックから登録することもできます)
※ページ(URL)ごとにタイトルとページの概要の設定が可能です
ページ設定では下記で設定ができます。
タイトル | こちらに入力した内容がGoogleなどの検索結果ページに見出しとして表示されます。 (タイトルタグ) |
---|---|
ページの概要 | こちらに入力した内容が検索結果ページの見出しの下部の説明文として表示されます。 (メタディスクリプション) |
ページ設定から【タイトルタグ】【メタディスクリプション】を設定する際のまとめ
- 固有のURLに【タイトルタグ】【メタディスクリプション】を設定することができる
- ant2でご用意している既存のデザインテンプレートを使用している場合、テンプレートの定義に沿って設定したものが表示、出力される
3.サイト設定から設定
フリーページ内のページ設定から設定する場合、使用するテンプレートの定義に沿ってソースが出力します。
まず、コントロールパネル>管理>システム>サイト設定を開いていただきます。
サイト設定では下記の設定ができます。
サイト名 | こちらに入力した内容がGoogleなどの検索結果ページに見出しとして表示されます。 (タイトルタグ) |
---|---|
概要 | こちらに入力した内容が検索結果ページの見出しの下部の説明文として表示されます。 (メタディスクリプション) |
サイト設定から【タイトルタグ】【メタディスクリプション】を設定する際のまとめ
- 固有のURLに設定することができず、サイト全体に設定されます
⇒サイト全体に設定されると全てのページが同じタイトルタグ・メタディスクリプションとなり内容が重複するためSEO対策としては推奨していません
注意
サイト設定を行うと画像のように違うページでも同じ見出し・説明文が表示されます
テンプレート定義について
通常ご用意しておりますテンプレートを使用してWebサイトを制作していただくと、
新規ページを作成する際に【タイトル】【ページ名】【ページの概要】を設定することができます。
この時、【タイトル】と【ページ名】の設定は必須となっており、【タイトル】に入力した文章はタイトルタグになり、
【ページ名】はページのURLになります。※この時【ページの概要】は入力必須項目ではありません。
これらの設定は、テンプレートを用いてサイト制作する場合、テンプレートの定義に沿ってソースが出力されます。
例:トップページはサイト名、その他のページはページタイトル | サイト名等
※1 サイト設定で[サイト名]設定の上、ページ設定でも[タイトル]を設定した場合
ページ設定で設定した[タイトル]|サイト設定で設定した[サイト名]と表示されます。
この設定をした場合、全てのページの検索結果の見出しに【|サイト設定で設定した[サイト名]】がつくことになります。
【|サイト設定で設定した[サイト名]】が長ければ途中で見出しが切れてしまうこともあるため注意してください。
例:ページ設定で[タイトル]設定[ABOUT]
サイト設定で[サイト名]設定[東京・京都のホームページ制作会社アントアント|CMS・WEB制作・システム開発]
各設定方法の優先順位
【メタディスクリプション】各設定方法の優先順位
【メタタグ設定のメタディスクリプション】>【ページ設定の概要】>【サイト設定の概要】
フリーページ内ページ設定の[ページの概要]が設定されていない場合は、サイト設定の[概要]が適用され、[ページの概要]が設定されている場合は[ページの概要]が優先されます。メタタグ設定で[メタディスクリプション]が設定されている場合は、メタタグ設定が最優先されます。
※サイト設定の概要は過去に使用していましたが、メタタグ登録からメタディスクリプションの設定ができるようになってからはメタタグ登録にて設定を行うほうが内容が優先されるため現状新たな入力は必要ないとしています。
【タイトルタグ】各設定方法の優先順位
【メタタグ設定のタイトルタグ】設定推奨>【ページ設定のタイトル】>【サイト設定のサイト名】
アントアントがオススメする設定方法
ant2を使用して【タイトルタグ】【メタディスクリプション】を設定する場合、《メタタグ登録》から設定していただくのをおすすめしております。
その理由としては、
- 固有のURLごとに設定することができる
- テンプレートの定義に依存せずに設定することができる
- サイト設定で[サイト名]を設定し、さらにページ設定でも[タイトル]を設定した場合、
ページ設定の[タイトル]|サイト設定の[サイト名] が検索結果の見出しとしてでるが
メタタグ登録で設定してあれば[タイトルタグ]の内容のみ検索結果に表示される - サイト設定・ページ設定でのタイトルタグの設定を行うことによりタイトルタグの重複や
ページ設定で設定したタイトル|サイト設定で設定したタイトルのようになる
⇒SEOの観点から良くない、ページ設定とサイト設定からタイトルタグを設定せず空白にしておいたほうが良い - サイト設定のメタディスクリプションは過去に使用していたが、メタタグ登録から設定できるようになってからはメタタグ登録から設定を行うほうが優先されるため空白にしておいたほうがよい
まとめると、メタタグ登録から設定すると他の設定方法から設定するよりも【タイトルタグ】【メタディスクリプション】が最も優先され、検索結果の見出し・説明文に設定した文章が表示されるためオススメしています
キーワード検索で最も適したタイトルタグとメタディスクリプションを表示させる場合にはメタタグ登録から設定を行っていただければよりWebサイト・ページ訪問者数を増やすことができます。
コンテンツ別のメタディスクリプション
ブログ、トピックス等の場合、エントリーの概要や記事の概要を設定するとエントリー詳細や記事詳細はエントリーもしくは記事の概要が優先となり、ブログトップ、アーカイブ一覧などはすべてブログ設定、トピックス設定の概要が入ります。
ブログエントリーのダイアログ
ブログ設定のダイアログ
基本的には、コンテンツの設定やエントリー・記事の設定などで概要の設定を行った上で、個別にアーカイブ一覧などにも概要を設定したい場合はメタタグ設定を行う必要があります。
検索エンジンの【タイトルタグ】と【メタディスクリプション】の表示について
検索エンジン(Googleの場合)の検索結果に表示される内容は、検索エンジンが判断するため、必ずしもタイトルタグ、メタタグのメタディスクリプションに設定されているものが、検索結果に表示されるわけではありません。
通常はタイトルタグ、メタタグのメタディスクリプションに設定された内容が表示されますが、稀に本文中の内容が表示される場合があります。
検索キーワードによって同じサイトの同じページでも検索結果の見出しが 変わることもあります。
その理由として、Google側が検索結果ページに望ましくないタイトルと判断した時に変更される可能性があります。
また、「タイトルタグ自体が設定されていない」場合や、「サイトのページのタイトルが同じ」場合などはGoogleが独自にそのページに合わせたタイトルを設定することがあります。
SEOを意識した【タイトルタグ】【メタディスクリプション】の設定
Googleでは下記の項目を推奨しています。
タイトルタグ
- わかりやすいページタイトルをつける
曖昧なタイトルは避け、不用意に長いものや無駄な情報が含まれるものも避ける必要がある。 - キーワードを詰め込んだタイトルは避ける
キーワードの乱用はGoogleやユーザーから不正行為とみなされる可能性があるため。 - 同じタイトルや定型文を使用したタイトルは避ける
サイトのそれぞれのページに異なる具体的なタイトルを付けることが重要。
タイトルから各ページの情報が伝わらないといけない。 - タイトルを目立たせる
ただし、簡潔に、重複しないようにつける。
メタディスクリプション
- サイト上のすべてのページにメタディスクリプションが含まれるようにする
- 各ページに合った説明を作成する
検索結果に表示される個々のページについて、同じまたは類似する説明を使用してもあまり意味がなく、表示される可能性が低いため。 - 明確にタグ付けしたデータをメタ ディスクリプションに含める
ページに関するデータを含んでいれば文章でなくとも良い。 - プログラムで説明を作成する
- 質の高い説明を使用する
説明はコンテンツを正確に表したものである必要がある。 - Googleでは検索結果を表示する際のメタディスクリプションの文字数がPCとモバイルでは異なるためサイトによって文字数の設定をかえる
PCの場合100~120文字程度、モバイルの場合50文字程度。長い説明文は省略される可能性があります。
⇒ Google【検索結果に効果的に表示されるタイトルとスニペットを作成する】
この場合はどうなる?
- メタタグ登録、ページ設定、サイト設定すべて登録したらどうなる?
-
基本はメタタグで登録した【タイトルタグ】【メタディスクリプション】が優先して検索結果に表示されますが、稀にページ設定・サイト設定で設定した【タイトルタグ】【メタディスクリプション】が表示される可能性があります。
しかし、重複した内容を各タグに入れることはSEO的に良くないとされているため、メタタグ登録から設定のみ行うことを推奨しています。万が一、すべてのページにメタタグ登録しきれない場合には、Googleにクローリングしてもらい、自動的にページに合わせた見出し・説明文を表示させると良いでしょう。
- 設定したメタディスクリプションが反映されないのですが?
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設定後すぐには検索結果に反映されず、検索エンジンがクローリングしなければ反映されません。また、Google側で書き換えられている可能性があります。その場合は、内容を見直して変更・再設定して様子を見ることをオススメします。
- SEOにおけるメタキーワードの設定は必要?
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メタキーワードは、検索エンジンにこのページがどのキーワードと関連しているのかを伝える役割があるとして、2009年以前まではSEO対策に重要とされていましたが近年では効果が薄いとされています。そのため、タグの中にキーワードが大量に記述されている場合は消すか、キーワードを減らしたほうが良いとされています。Googleの公式ブログより【Google does not use the keywords meta tag in web ranking】