週刊ハーツ

2025.06.29

06月29日 新宿リンクス・シニア戦 0-9

2025年6月29日(日)9:30~10:40
西戸山公園(三塁側)
第16戦《シニアリーグ第2戦》
【新宿リンクス・シニア vs 南海ハーツ】

H 000 00  0
T 410 4x  9

投:横井〔負〕

 1 (三)高松【49】
 2 (遊)兵藤【23】
 3 (右)丸山【39】
 4 (捕)筒井【18】
 5 (投)横井【 6 】
 6 (左)中原【44】
 7 (中)岩田【36】
 8 (一)藤本【 5 】
 9 (二)太田【16】

★ハーツ表彰★
敢闘賞=横井(9失点はちょっと多いが、暑さの中で完投)
敢闘賞=太田(暑さの中フル出場、フライ、ゴロもさばく)
技能賞=筒井(先制打にはならずも、クリーンヒットでチーム初安打)
技能賞=高松(1安打、三盗も決め、守備でも冷静に本封)
守備賞=兵藤(ショートでベースより向こう側のゴロを捕っての走者封殺)
辻本賞=森(朝早くから大敗につき合いスコア付け。熱中症配慮の差し入れも)

試合動画

 猛暑の中、行われたシニアリーグ第2戦。ハーツシニアは9人ギリギリで臨んだ。熱中症リスクに加え、誰か一人でも負傷したら没収試合という厳しい環境下、試合は0-9と完敗だった。それでも最後まで食らいつく粘りは見せ、次戦以降に希望の光を灯した。

 初回、兵藤〔左〕が敵失で出塁。3番・丸山の一ゴロの間に二塁に進み、2死二塁の先制のチャンス。ここで打席には4番・筒井。その初球、持ち前のフルスイングから左翼へクリーンヒットを放つ〔中〕。兵藤が、二塁から本塁を狙ったが、相手の中継のプレーの前に惜しくもタッチアウト〔右〕。先取点とはならなかったが、制球力の良い相手投手に対し、上々の滑り出しだ。

 先発マウンドに上がったのは横井〔左〕。1週間前のシニア強化試合では打者2人に対し、2四球で降板と悔しい思いを払しょくしたいところだ。初回の立ち上がり、先頭に四球、2番打者に右中間を破る二塁打、さらに3番に死球といきなり無死満塁の大ピンチ。しかしここから横井は踏ん張った。相手4番を三振に取ると、続く5番打者は三ゴロに。三塁・高松も鋭いダッシュかつ冷静に本塁封殺〔右〕で横井を援護した。

 なおも2死満塁の押し出し四球を手始めに3四球1安打を絡められ初回に4点を献上。ただ、ストライクゾーンに決まったボールは力があり、藤本監督も続投を決断。4回5奪三振で完投した。前日も猛暑の中で丸山と若手とで練習したと思えないほど、底知れぬスタミナを発揮し、指揮官の起用に応えた。9失点はいずれも2死から奪われたもので悔いは残ったが、今後、投球の場数を踏めば飛躍できそうな予感を漂わせた。

 点差以上に収穫があったのは、猛暑、劣勢の中でもケガ無く、集中力を欠くことなくプレーできたこと。大ベテラン・太田〔中〕が二塁を守りゴロ、フライをさばく姿はチームに勇気を与え、兵藤も中堅へ抜けてもおかしくないゴロをキッチリ処理。右中間を襲う打球に対し丸山、岩田が激走を見せ、筒井は当たり前のようにフルマスク。中原も脇腹に死球を食らうなど、失礼ながら、いつ誰が負傷してもおかしくない不安をよそに戦い抜いた。

 シニア勢が見せた長年の草野球で培った体力と根性はさすが。試合前は綿貫がエールに、試合中も藤本智、森も駆け付けるなど応援されるチームに仕上がりつつある。この後の飲み会の盛り上がりは不変で体力の回復と切り替えも驚異のスピード。この底力がある限り、藤本体制での1勝も遠い日のことではなさそうだ。

文責【0】

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