週刊ハーツ

2025.05.03

05月03日 南海ハーツ&あしたば混合紅白戦 紅12-8白

2025年5月3日(土)15:00~18:00
東台B面(ホーム)
第10戦《南海ハーツ&あしたば混合紅白戦》
【紅組 vs 白組】

W 202 000 130 00   8
R  020 421 030 00  12

白:安藤-佐藤〔負〕-加藤-兵藤-小西
紅:恵美-進太郎-恵美〔勝〕-土屋-横井-若林-矢野-進太郎

《白組》
 1 (左)福田【H9】
 2 (遊)加藤【H43】
 3 (投)安藤【A15】
 4 (三)小西【H29】
 5 (一)友廣【A54】
 6 (中)佐藤【A10】
 7 (二)兵藤【H23】
 8 (右) 黄  【H47】
 9 (指)鈴木【A13】
10(指)池内【H】
11(捕)筒井【H18】

《紅組》
 1 (三)進太郎【H】
 2 (左)加島【A9】
 3 (一)丸山【H39】
 4 (指)山口【H31】
 5 (投)恵美【A0】
 6 (遊)成岡【H11】
 7 (右)土屋【H51】
 8 (二)若林【A4】
 9 (中)矢野【H32】
10(捕)横井【H6】
11(指)三好【A1】

試合動画 前半 後半

 Gリーグチームとの混合紅白戦。第2弾は、あしたばさんと実現した。前日午後に大量の雨が降り、この日の東台は前のコマまでグラウンド不良のため中止に。15時スタートが幸いした。
 紅組の監督は横井、白組の監督は筒井で、それぞれにスタメンを練って、プレーボール。

 紅組の先発はGリーグ屈指の好投手・恵美選手〔左〕。1回表、最初の打者2人をしっかり抑えるが、白組のクリーンアップが力を発揮する。まず3番・安藤選手がサードとショート後方に技ありのヒット〔中〕。続く4番・小西選手はセンターへ鋭い当たりのヒット〔右〕。小西選手が二塁をうかがう間に、安藤選手が好判断でホームイン。

 さらに5番・友廣選手〔左〕のショート内野安打で二死一三塁とチャンスを広げると、6番・佐藤選手〔右〕がライトへきれいに運び、2点目。白組が幸先良く先制する。

 白組の先発は、4月のハーツとのGリーグでも好投した安藤投手〔中〕。1回裏を危なげない投球で無失点。

 紅組が反撃に出たのは2回裏。先頭の5番・恵美選手〔左〕がレフト越えの大きな二塁打を放つと、土屋選手〔中〕のサード内野安打で恵美選手が好走塁のホームイン。矢野選手〔右〕もしぶとくセンターの前に打球を運び、2-2の同点に。

 3回表、最初の見せ場が訪れる。恵美投手が一死を取ったところで、白組の打席には久しぶりに参加の福田選手。ここで紅組は息子さんの進太郎投手(中学1年生)がマウンドへ〔中〕。進太郎くんはストレートだけでなく、変化球も交えながらお父さんと対戦。直球にはノビがあり、堂々とした投球。結果は惜しくも四球となるが、見応え十分だった。

 白組の上位打線は好調で、2番・加藤選手が左中間へ会心の二塁打〔左〕。一死二三塁とすると、安藤選手〔中〕がレフトへタイムリーを放ち、勝ち越し。さらに小西選手〔右〕もレフト前タイムリー。白組が4-2とする。3回一死から再びマウンドに戻った恵美投手は、速球と切れのあるカーブで4回表を三者凡退。安定感のある投球で、味方の反撃を待つ。

 4回裏、白組は佐藤投手が登板〔左〕。メインは外野手だが、もともと投手経験もあり、コントロールの良さが持ち味。白組らしくユニフォームも白でコーディネート。先頭の恵美選手は2打席目もバットコントロール良く、ショート右への内野安打で出塁〔中〕。続く成岡選手〔右〕はレフト線への美しい二塁打で、無死二三塁に。

 ここでマリナーズユニフォームの土屋選手〔左〕が貴重な働き、右中間への2点タイムリーで4-4の同点に。佐藤投手は踏ん張り二死を取るが、三茶仲間の横井選手〔中〕がショート後方へ落ちるタイムリーで紅組が5-4と逆転。そして勝負強い三好選手〔右〕がレフト線へのタイムリー二塁打で6-4とする。

 5回表から紅組は土屋投手にスイッチ〔中〕。この回こそピンチを広げるも、無失点で切り抜け、6回は三者凡退で監督の期待に応えた。

 5回裏、白組・筒井監督はピッチャーに加藤選手を抜擢〔左〕。小学生以来の登板で、ほぼ未経験だったそうだが、上背もあり、投手らしい雰囲気。2番・加島選手〔中〕の安打、6番・成岡選手〔右〕のタイムリーなどで2点を失うが、今後経験を積んでいけば、ハーツの投手陣入りも大いに期待できそうだ。

 白組は6回裏から兵藤投手が登板〔左〕。進太郎選手〔中〕のきれいなレフト前タイムリーで1失点となるが、7回は無失点投球。もともと球にノビがあり、きっちり結果を出すのはさすがだ。7回表に登板した横井選手〔右〕は、両チーム投手メンバーの中でいちばん不安定な投球をしてしまったが、土屋三塁手、恵美遊撃手の好守に助けられ、なんとか1失点で凌ぐ。

 8回表、紅組はヤングメンバーの若林投手にスイッチ〔左〕。ツーアウトまではしっかり取るが、二死満塁から黄選手の押し出し四球があり、自称「みっちゃん(←若林くん)の師匠」、シゲちゃんこと鈴木選手〔右〕がレフト越えの大きな二塁打で2点を加える。若林投手はこのあとを抑え、8回表終了時で紅9-8白の痺れる展開に。

 8回裏、白組はハーツの速球派、小西選手をマウンドに送る〔左〕。小西投手は三振を取れば、四球も出す投球で、押し出し四球のあと、3番・丸山選手〔右〕が勝利に近づく2点タイムリー。紅12-8白とするが、小西投手も意地のピッチングで、この回のアウトはすべて三振。

 9回表、紅組のクローザーとして登板したのは矢野投手〔中〕。この日、いちばん球が走っていたのは彼かもしれない。速球のコントロールも良く、三者凡退で9回を締める。

 本来はここで試合終了予定だったが、時間が多く残っていたため、エキストライニングに。その後は白組は小西投手が最後まで投げ、9回裏には三塁手に抜擢された黄選手が強肩を生かしたサードゴロ守備で両軍から拍手を浴びるなど、経験の少ないポジションでの好守で盛り上がった。紅組は矢野投手が10回も投げたあと、11回表は再び福田進太郎投手に託した〔中〕。ここで素晴らしいピッチング、なんと大人を三者凡退に仕留め、見事なクローザー役となった。

 最終的には11回の表裏まで進み、12-8のまま試合終了。全選手、お腹いっぱい、3時間枠をしっかり使い、楽しめた混合紅白戦となった。互いによく知っているチーム同士だけに、この打者のときはどんなポジショニングで、など楽しめる要素もあり、同じチーム同士の投打の対戦もたくさん実現した。ゴールデンウィークの東台野球場に笑顔の花が咲き、みな満足そうに球場をあとにした。

文責【6】

【今週のベストショット by Tsucchy

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