ワンダーフォーゲルとは
ワンダーフォーゲルとはドイツ語で渡り鳥の意。
青少年が仲間と山野を渡り鳥のように逍遥し、集団生活を送るなかで心身を鍛えようという活動です。19世紀末のドイツに生まれました。「山野」と書きましたが農工ワンゲルの活動の場は殆ど「山」です。おそらく山国日本に於いてはどこの大学でも似たような状況じゃないでしょうか。従って山岳部(登山部)、探検部などとイメージがかぶる...
じゃあ一つの大学にワンゲル、山岳、探検、さらにはハイキング部などが並存している場合、細かな違いは何なのか?独断と偏見に拠りますがおおむねこんな感じかな?
探検→ラフティングや洞窟探検、廃墟などなんでもあり
ハイキング→余り厳しい環境には入ってゆかない
山岳→山頂を征服するというより単純な目的に特化。(ワンゲルはその過程を楽しむ) 岩登りや雪山もこなす。
まあ各部活の設立起源をたどれば上記のような分け方になるのでしょうが、実際のところ大学ごとにかなり事情が異なります。
農工大の場合、アウトドア系サークルの中で最も本格的に登山などの活動を行っているのはワンゲルです。農工大山岳部は部員がいないので、ワンゲルがその性格をも担っている感があります。つまり活動の主体は無雪期の縦走登山だけど、希望者は沢登り、クライミング(今のところ室内のみ)、雪山にも手を出しているってことです。
あと部活動ではありませんが、自転車旅行や魚釣り、スキースノボなどを趣味とする部員が多いですね。
※2014年追記 農工大山岳部はこの春より新入生一名が活動を再開しました。室内外の岩登りを中心に、冬にはアイスクライミングもやるつもりだとか。ガンバレ!!
文責:いっとく