過去問を使った共通テスト対策(7月から1月まで)

まずはこちらをご覧ください。過去問を用いた学習スケジュールについて確認してみましょう。

 

7〜8月;演習(一回目)

一週間に一回のペースで過去問に取り組んで下さい。しっかり60分時間を測って。丸付けして得点を出すことまではしても構いませんが、解説を読むなど研究や分析はしないでください。まずは共通テスト(センターと傾向は変わりません)の内容を知る段階です。目安は10回分です。この10年間の地理B本試験が基本ですが、過去問集によってはさらに古い年度や追試験の問題が含まれている場合もあります。ランダムで構いません。自分の感覚で10回分を選び、それを演習しましょう。

 

9〜11月(二回目)

二回目の演習です。すでに解いた問題について再度解きながら、分析を進めて行きましょう。一日あたり大問1つ(小問6つ)が目安になると思います。問題を解いて、解説を参照します。解説については私がサイトで公開している「たつじんオリジナル解説」を利用して欲しいのですが、ポイントになる問題については同じく私が公開しているYou Tube「たつじんチャンネル」の解説動画を見てもらってもいいと思います。時間をかけてゆっくり分析しましょう。

 

12月(三回目)

さらに三回目の演習です。過去問集についてはコピーしたりノートに答えを書くなどすると効率が悪いですから、毎回新しいものを買うことをお勧めします。過去問集はさほど高いものではありませんからね。2日に1回分のペースで問題を解いてみましょう。土日を調整日とすれば20日間で10回分の過去問を「やり直す」ことができると思います。2日で60分が目安でしょうか(もちろんこれを1日30分に分割してもいいと思いますよ)。今度はしっかり「満点」を取ってください。答えのみでなく、問題文そのものを覚えてしまうほどの意識で。文章正誤問題ならばハズレ選択肢の内容もキチンと理解し、表やグラフ問題ならば、統計の隅々までチェックしてくださいね。万が一、多少時間に余裕があるのでしたら、すでに解いている10回分の過去問以外に他の過去問(より古い問題、追試など)も試しに解いてみてもいいかも知れませんね。点数は気にせず、軽い気持ちで解いてみるのならば、構わないと思います。

 

1月{四回目}

いよいよ10日あまりで本番を迎えます。さらに追加で過去問集を用意し、今度は1日に1回分をさらに解き直しましょう。もちろん問題はすでに覚えていますね。最終チェックという形です。感覚をつかむことが最大の目的です。これで過去問集に取り組むのはラストになりますから、緊張感をもって取り組みましょう。You Tube解説を見るのも良し、さらに他の問題を試しに解いてみるのも良し。とにかく「過去問10回分」を完璧にし、そこから発展的な学習については自分のできる範囲で行いましょう。無理やり詰め込んだところで消化できるわけはありません。焦った状態で勉強して頭に入りますか? 平常心を保ち、毎日毎日淡々と勉強を積み重ねてください。