2 白川郷の歩危道
平瀬歩危(白川村平瀬)
白川郷の4ヶ所の歩危道
庄川の西側 = 左岸
庄川の東側 = 右岸
庄川沿いの絶壁の岸壁が削られ歩道がかろうじて通じている道を、通称「歩危」といわれ、歩危を通行するのは
難所で人々に恐がれていた箇所であり、古くから人々の交通を妨げていました。冬は迂回路を通行していました。
1、内ヶ戸歩危(白川村内ヶ戸)
内ヶ戸集落の北と南に内ヶ戸歩危があったそうです。
迂回路は内ヶ戸集落から西に山を越えた、馬狩谷沿いを通行していたようです。
2、下田歩危(白川村飯島字下田)
下田集落内にも下田歩危があったそうです。
迂回路は下田集落から西にソウゾウ山(標高951m)を越えた馬狩谷沿いを通行していたようです。
3、平瀬歩危(白川村平瀬)
平瀬集落の北に平瀬歩危がありました。
迂回路は右岸、木谷を通行していたそうです。
平瀬歩危上の山道があるそうです。
4、福島歩危(白川村福島)
福島集落の南に福島歩危がありました。
迂回路は右岸、長瀬字秋町を通行していたそうです。
福島歩危上の山道はなかったそうです。
現在の福島保木トンネル道の海抜が約770mで、昔の福島歩危の海抜は約670mでした。(比高約100m)
歩危の岸壁に生い立つ老樹が庄川の清流に影を落とす景色は何れも美しいです。
旧平瀬隧道(平瀬歩危跡)