エステスクール
外観美だけでなく、内面の心までも癒してくれるエステティシャンは、まさに美の職人さんだと思うのです。では、エステティシャンになるにはどうすればよいのでしょう。
美容師になるためには国家資格を取得する必要がありますが、エステティシャンには国家資格のような公的な資格はないそうです。ただし、人のお肌に直接触れるのですから、相応の技術や知識が必要となります。
エステシャンとして当然知っておくべき知識や技術を身に着けるには、エステスクールに通うのが近道となるでしょう。事実、エステティシャンを目指す方のほとんどは、エステスクールできちんと技術や知識を習得されているようです。
エステ発祥の地フランスには、1963年と随分前からエステシャンの国家資格が設けられており、エステティシャンの制度や身分が整えられています。国家資格がないとはいえ、日本でもエステティシャンは人気の職業であり、どのエステスクールにも充実したカリキュラムが整っています。
高卒の資格など応募の条件はあるようですが、年齢の制限などは設けられていないようです。学校によっては、エステスクールに通いながら高校の卒業資格を得られるカリキュラムが組まれているところもあります。若い方から30代、40代以上でもエステティシャンを志す方であれば入学でき、受け入れ体制は幅広いようです。ちなみに、近頃では男性の入学も許可されており、エステシャン希望者も多いようです。
授業期間やコースもエステスクールによって様々で、長いコースで2年、また1年、6ヶ月、3ヶ月と短気コースまであるそうです。（高卒の資格を取る為の勉強をしながらだと3年かかるそうです。）
社会人のための「休日だけの授業」や「夜間授業コース」があったり、また時間が取りにくい人のために通信教育のコースを設けているところもあります。
授業内容は、理論と実技の2つが中心なっており、理論では生理学、皮膚科学などの学科に加え、衛生・消毒、接客マナーから美学、造形、色彩などあらゆることを学べます。実技ではフェイシャルやボディの手技などを主に学習するようです。エステスクールやコースによっては、一般教養として、茶道や華道を教えているところもあります。
取得できる資格も様々で、スクールによっては短大の卒業資格が得られる所もあります。エステ関連の認定資格に加え、厚生労働大臣指定のホームヘルパー2級の資格が取れるところもあります。
エステスクールの中には、就職のサポートやエステサロン独立の支援をしてくれる学校もあるそうです。自分が描くエステティシャンを目指せるよう様々な希望に応えてくれる体制が整っていますので、入学の際にはいろんな学校を検討するといいでしょう。