ブログ 〔 マニアック放言録 〕
2017.05.06
欅坂46 「不協和音」な “拳”
大好きな欅坂46だが、一つだけ大いに不満なことがある。
特に、反骨心を謳った最新シングル「不協和音」で顕著に表れている。
それは、『拳の握り方』 ‼
闘う “フリ” はしていても、闘う “拳” にはなっていない。
歌詞の意味や心情をダンスで表現しようとしているのに、心の叫びとして突き出された拳に魂が込められていないのだ。
武術では使用部位と使用目的に応じて多種多様な手形が存在するので、必ずしも空手流の正拳である必要はないが、
歌詞の意味とダンスの振りからして、「どう考えても人を殴るための拳だろ」という場面で、拳が適切に握られていない。
武術の経験や知識が無くても、上の写真を見れば、人体の武具である拳に覇気がないのがお分かりだろう。
素晴らしい歌詞とパフォーマンスなのに、圧倒的に 画竜点睛を欠く 表現となっている。何と残念な事か。
振付師のタカヒロが一言教えてあげればいいだけなのに。
これは「サイレントマジョリティー」でも同様。
横一列になってしゃがみ、中央のてち(平手友梨奈)が一人で拳を天に突き上げるシーン。
観る者全てが注目する拳で、あまりにも素人の握り方なのがいたたまれない。
それが何と驚くべきことに、てちは昨年8月に雑誌(BRODY)の企画で
新極真会(極真会館の分派)の塚本徳臣支部長と接点を持っていた。
ならば、尚更だ。「サイレントマジョリティー」のMVを観てもらったうえで、
ちょっとした対談と空手の指導、及び撮影が行われたそうだ。
極真会館(家元)を創設した故・大山倍達(生前・総裁)は、
最晩年においても拳の握り方について自問自答を繰り返していた。
家元がそれほど大切にしていた “極真の魂” を塚本師範は何故、
欅坂46のてちに伝授してあげなかったのか。舐めていたのだろうか。
故人の「空 “足” ではなく空 “手” だよ」という戒めの言葉にある通り、
動きの大きい派手な蹴りより、正しい正拳突きとまわし打ちについて、
その心と技術の指導をもっと丁寧に行って欲しかったところだ。
ちなみに、左の写真は動きの中のモノではなく、ポスター撮りのポーズなので
4本の指の並びは悪くないが、やはり右手親指の締め方が致命的に悪い。
人間を殴ると反作用が自分に跳ね返ってくるので、当てる部位だけでなく、地面を踏みしめる踵までを一体化し、
その反作用力をしっかりと受け止めなければならない。そのために「歩形」「姿形」「手形」などが重要となる。
アイドルが威力を云々する必要はないが、怪我をしない常識的な拳の握り方くらい表現しいないと真実味は生まれない。
そういう私自身、十代の頃は親指の握りが甘く、よく突き指をしていた。ある試合では手首の曲げ具合が甘かったため、
左手中指の第二間接に、対戦相手の前歯が折れて突き刺さり、私が指から流血して反則負けを喫したことがある。
欅坂46の売りでもある反体制的なイメージ(大人のシナリオだけど)を、もっと奥行きのある表現に高めるのなら、
手先・指先にまで “通” ならではの神経を研ぎ澄ませ、総合的なパフォーマンスの向上を図って欲しいと願う限りだ。
彼女らの意識やパフォーマンス能力を高めるために、全メンバー又は選抜メンバーで定期的かつ継続的に、
何かしらの身体運動をさせるという手もあるかもしれない。徒手空拳の武術系、舞踊系、伝統芸能系など。
もちろん、肝心要の歌唱訓練をしっかりと行った上でのことだが。
2016.12.06
「競演」という名の「侮辱」
日本の男尊女卑の悪弊か、無能な番組プロデューサーの時代錯誤な凌辱か。
若い女性なら、誰でも彼でもホステスだとでも思っているのだろうか。
『ミュージックフェア』で繰り広げられるアーティスト同士の「コラボレーション」なら許せる。
しかし、ここ数日、非常に不愉快で目に余る、ぞんざいな「バックダンサー」扱いの番組が続いた。
もう黙っていられない。堪忍袋の緒が切れた。
確かに、若くて人数の多い女性アイドルグループが、主役を取り巻いてダンスに加わると絵が華やかになる。
ただ、それが成り立つのは、ダンスする側にも芸術性とエンターテインメント性が備わっている場合に限られる。
良い一例は、2015年のNHK紅白歌合戦で、乃木坂46の主要メンバー6名と藤あや子とのコラボだ。
主役の魅力と踊り手の魅力が相乗効果を生み、質の高いステージ・パフォーマンスへと昇華していた。
さて、ここからが大問題の侮辱的なステージだ。
一つは、12月5日放送のTBS第49回日本有線大賞での「Perfect Human」。
贅沢にも48&46グループの主要メンバーを従えてのパフォーマンス。まあ、Radio Fishに罪はないだろう。
A級戦犯なのは、トップアイドル達を雑にバックダンサー扱いしている性根の腐り果てた番組演出サイドだ。
観ていていたたまれなかった。彼女らの一所懸命ぶりが痛々しかった。彼女らがあまりにも馬鹿にされていた。
ご覧になった方は感じたのではないだろうか。
アイドル・ヒエラルキーの頂点に君臨している彼女らは、プロとしてステージを盛り立てようと精一杯振舞っていた。
しかし、気付いてほしい。彼女らは一人一人が、何十万人ものファンから支持されている尊厳高き存在なのだ。
名も無きバックダンサーではない。個人の優しい心根に付け込んで、背後で支えているファンらをも侮辱した格好だ。
まだ、フォーメーション分けをしてフィッシュボーイとダンスコラボするなら救いようがあった。
まだ、オリラジと歌唱パート分けをして、パフォーマンスの相乗効果を狙うなら救いようがあった。
悲しいかな、そんなものは微塵も無い。ただ、バックで並んで似た振りを、しかもバラバラに踊るだけ。
Radio Fishにすれば、プロのダンサーであるフィッシュボーイにとって彼女らのダンスは足手まといでしかなく、
彼女らにすれば、楽曲衣装を着たまま、何故その世界観を崩すようなダンスをしなくてはならないのかということだ。
生駒ちゃんは藤森と仲がいいので乗ってはいたが、エースのななせまるやまゆゆに、あんなダンスをさせてはならない。
そこで、考えてみてほしい。男女を逆にすると、いったいどれだけ陳腐な状況なのか。
例えるなら、きゃりーぱみゅぱみゅとキッズダンサーの後ろで、Smapと嵐にダンスさせているようなものだ。
どう考えても、どの角度からどう見ても、完全に有り得ない状況だろう。誰一人として得をしない。ファンも観客もだ。
ポッと出のRadio Fishに対し、競演した全グループともキャリア、セールス、人気、実績共に上回っている。
AKB48に続き、乃木坂46も『サヨナラの意味』で遂にミリオン歌手の仲間入りを果たした、正にトップアイドルだ。
「競演」とは名ばかりで、プロのアーティストとしての尊厳を踏みにじった「侮辱」としか思えない。
もう一つは、12月6日放送のNHK総決算うたコン忘年会での五木ひろしと欅坂46の競演(?)だ。
一部の欅坂46ファンには、こういった大御所しか出ないような歌番組に出演すること自体が嬉しいようだが、
それはそれ、トークや持ち歌パフォーマンスの話であって、意味の無いぞんざいな扱われ方が許されるものではない。
ここで問題なのは、欅坂46にほとんどパフォーマンスさせず、ただ後ろにはべらせているだけだったことだ。
五木ひろしにすれば、地味な絵柄が華やかになるメリット、新人の欅坂46にすれば、少しでも認知度を高めるメリット、
番組制作者にすれば、若者から年配まで幅広い年齢層にチャンネルを合わさせるメリットなどがあるのだろう。
そこで、考えてみてほしい。我々視聴者、特に欅坂46のファンにとっては、一体どんなメリットがあるというのだろうか。
確かに出演者が多い、若くて華やかな雰囲気がある、本格的なステージを創り上げる時間はない。それは分かる。
だが、演者の魅力を引き出せないような演出は行うべきではない。視聴者に対して失礼極まりない。
欅坂46は、デビュー8箇月とは言えプロである。ステージに立たせるのであれば、それなりの仕込みを行うべきだ。
人数が多いのだから、全員が即席の競演用ダンスを習得できなければ、選抜した数名に行わせてもよい。
少々厳しい要求にも、それが本業なら応えられるはずだ。そうすることで初めて演者の魅力が引き出される。
その演者の魅力が、画面を通して我々視聴者に伝わってこそ、そのステージが鑑賞すべき価値を生み出す。
制作者都合の “やっつけ仕事” ほど、演者と視聴者をバカにしたものはない。
戦場であるステージで、エンターテインメントを実践できない、実践する気が無いのであれば、参戦させるべきではない。
欅坂46は何の訓練も受けず、何の武器も持たされず、いきなり戦闘の最前線に放り込まれたような状態だった。
こんな、「競演」という名の「侮辱」を受け続けていけば、魅力が消耗していくだけでなく、視聴者の心も離れてしまう。
番組制作者の安易な企画や思慮の浅さが、やがて音楽番組自体をも弱体化させていくことになろう。
ブームの絶頂期に、レスラー達がファンを置き去りにしたまま、好き勝手に分裂・独立を繰り返し、
一気に弱体化した数十年前のプロレス業界とイメージが完全にダブってしまった。
少なくとも乃木坂46と欅坂46の運営スタッフは、彼女らのブランド力を守り育むマネジメントに徹してほしい。
某事務所のようにスキャンダルを押し隠す必要はないが、プロとして本業に関わる尊厳は死守すべきである。
本物のアイドル・オタクなら、「TVに出た」などと軽薄に喜んでいないで、彼女らの扱われ方にもっと敏感になり、
支えているファンの立場から、発すべき苦言はしっかりと声を大にして発信すべきなのではないか。
頼むぜ、オタク先輩たちよ。アッシは初心者な訳だから。
オタク文化の創造者として、頼もしい背中を見せてくれよ。
恐れるな、おののくな、吠えろ、声あげろ!!
2016.11.26
祝‼ 坂道姉妹の紅白出場決定
11月24日、私の誕生日を祝うように嬉しい発表がなされた。
2年連続、乃木坂46 NHK紅白歌合戦出場決定‼ 祝‼ 祝‼ 祝‼
初出場に際し、“連続出場してこそ本物” と語っていた彼女らの意気込みが見事に結実した。
それともう一つ、欅坂46 の初出場も決定した‼ 驚‼ 驚‼
3月にデビューして、その年の紅白出場は画期的だ。これも乃木坂お姉さんの実績あってのことだろう。
NHKの初出場記者発表にて(制服は『二人セゾン』)
「坂道」姉妹の同時出場は、紅白歌合戦の正当性と客観性を一気に高めることとなった。
もちろん、賄賂疑惑にまみれた日本レコード大賞に対して。
フェアリーズの最優秀新人賞受賞(2011年)は納得だが、西内まりや(2014年)辺りから、私も疑問を感じていた。
TV放送を観ながら、「事務所が強いから西内まりやが取るよ」と女房に語っていたら、本当にそうなった。
ちなみに、女優としての西内まりやと剛力彩芽は好きだが、歌手としての両名には一切魅力を感じない。
私が子供のころは、レコード大賞は売り上げや人気が反映され、紅白歌合戦は主催者の思惑偏重という感じだった。
だから、ピントのずれた紅白歌合戦は面白くなかった。しかし、少なくともここ数年でその立場が確実に逆転した。
賞を与えるという 「利権」 を握ったレコード大賞が、主催者側の思惑に偏重した構造であるのに対し、
価値を測る尺度が 「TV視聴率」 である紅白歌合戦には、時代の空気を読み取ることが必然的に求められているのだ。
坂道姉妹の扱いに着目したことで、この事実が白日の下にさらされた。あとは “文春砲” の決定打に期待。
2016年の最優秀新人であるはずの欅坂46が、レコード大賞新人賞すら受賞しなかった音楽業界の理不尽さに対し、
ファンの想像を超えた早さで訪れた紅白歌合戦初出場に、「日本も捨てたものではない」という希望を抱くことができた。
また、どんぐりの背比べ状態になったAKBグループからは、紅白選抜としてシャッフルチームを出す発想は素晴らしい。
扱いに苦慮した紅白運営側と、数が多いだけの不人気メンバーに辟易とした視聴者にとって、WIN-WINの方策だ。
坂道姉妹揃っての出場は、このAKB失速のおかげとも言える。つまり、来年は坂道姉妹としての正念場となる。
乃木坂46は3期生、欅坂46は平仮名けやきの存在と活かし方が、さらなる躍進の鍵となるだろう。
もう一つ、誕生日の朗報。
12月25日クリスマスの夜の 『平祐奈ちゃん握手会』 のチケットが入手できた。(⇒11月の握手会)
発売日の11月20日に東京不在で出遅れ、購入は無理かと諦めていたが、帰京後の24日に何とか滑り込めた。
ちなみに、18歳になって深夜撮影が可能となり、映画やドラマなどの出演作品が増え、超人気女優になってしまうと、
握手会のような地味なファンイベントは、もう行ってくれない可能性が高い。今回が最後のチャンスだと思っておこう。
平祐奈ちゃん握手会、格闘技イベントRIZIN(TV観戦)、坂道姉妹の紅白歌合戦と、有意義な年末を迎えられそうだ。
2016.11.22
欅坂46、等身大の魅力爆発 ‼
欅坂46 が11月30日に3rdシングルを発売する。
タイトルは、『二人セゾン』。
セゾンとはフランス語で季節のこと。決してセゾンカードのタイアップCM曲ではない。
11月17日に、フルサイズの公式PVがYouTubeに期間限定で公開された。
まず、かつての〝ZARD(ザード)” 一連のヒット曲のように、
曲のタイトルがサビのフレーズを構成しており、曲はそのサビから始まる。初めてのことだ。
また、シングル前2曲に特徴的だった、サビ前での曲調の変化がない。これも初めてのことだ。
そのことにより全体構成のダイナミズムが弱まったが、サビの音程の幅広さが躍動感を補っている。
前2作より単調で大人しい印象を受けるものの、サビが耳に残って離れない。
曲のテーマも、社会的つまり個人対世界という図式から、個人的つまり私とあなたという図式に変わった。
その象徴か、PVでは曲毎に違う欅坂制服時より、一般的な女子高制服時の方が凄く自然な印象を与えている。
これまでと違い、メンバーが終始笑顔で、カメラもそれなりにメンバー 一人一人の表情をとらえて映し出す。
サイマジョから携わっているTAKAHIRO(上野 隆博)のモダンバレエ風振付も、内面表現に貢献しているようだ。
さらに言えば、これまで目立つ機会に恵まれなかった ふーちゃん(齋藤 冬優花)、しーちゃん(佐藤 詩織)、
みーちゃん(小池 美波)、あーちゃん(原田 葵)をフォーメーション前列に抜擢し、PV露出を高めている点も新鮮。
不動のセンター てち(平手 友梨奈)のスター性より、ハイティーンのメンバー 一人一人が主役なのだろう。
このように、曲調、テーマ、PV等から、『二人セゾン』は 欅坂46メンバーの等身大の魅力 に溢れている ‼
サイマジョのインパクトは強烈で、グループのロケットスタートに成功したものの、過去2作の表題曲は彼女らの歌う
〝ぼくのアイデンティティ” や〝ぼくのリアリティ” から少し乖離した、背伸びして作り上げた世界観だったように思う。
『二人セゾン』が今までで一番、いや初の 欅坂46らしい楽曲 なのではないだろうか。
そう、少し時代を遡った、乃木坂46の 『君の名は希望』 に匹敵するような。
(お姉さんたちのように、発売から1年以上過ぎて『二人セゾン』での紅白歌合戦初出場になったりして)
少なくとも、欅坂46の楽曲では、私は『二人セゾン』が一番お気に入りなのかもしれない。
(長濱ねるの『乗り遅れたバス』と甲乙は付けがたいけど)
乃木坂46の『サヨナラの意味』と共に、『二人セゾン』をぜひ聴いてみてほしい。
2016.08.26
乃木坂46の「生歌」と「かぶせ」
私が最初に違和感を覚えたのは1980年代後半、ボン・ジョヴィがスーパースターに駆け上った時期。
大学時代は洋楽一辺倒、特にハードロック系中心で、観る歌番組はベストヒットUSAが中心。
特にボン・ジョヴィが大好きで、「You Give Love A Bad Name」や「Livin' On A Prayer」は丸2年聴き続けた。
来日して、確か「ミュージック・ステーション」に出演した時だったか。
ジョンのふとした動きで、かぶせ(口パク)であることが判明した。
その時の映像は、今も鮮烈に記憶に残っている。
あれは、口パクであることが分かるように、意図的にそう動いたのかもしれない。
ジョンの瞳が、悪戯っ子のようにカメラを覗いていた。
あれから30年。
今改めて、口パク問題に直面している。
男女関係なく、一般にアイドルと分類される人気グループでは、新曲初披露やTV初登場などで、
俗に「かぶせ」と称される口パクが、事務所の戦略として当たり前のように行われているらしい。
そう言えば、黄金期のモーニング娘。でも、プッチモニの歌がどのパフォーマンスでも同じに聞こえていた。
さて、なぜ今なのか。何でこの問題に今改めて直面しているのか。
それは、欅坂46の東京国際フォーラムにおけるデビュー直前の初単独公演のパフォーマンスだった。
てち(平手友梨奈)のソロ曲「山手線」で、まるでコーラスかのように、てち本人の声が重なって聞こえてきた。
これが、「かぶせ」という手法だった。本当は、判らないようにもっと上手くやるらしい。
早速ネットで調べてみたら、事務所の戦略的思惑があっての常套手段とのこと。
理屈では分かった。仕方ないとも思う。
しかし、今やTVでは数少なくなった生歌披露の機会に、口パクというのは気持ちの上で納得できない。
楽しみにして観ているのに、口パクで聞こえてくる歌はCDのまんまというのは、悲しい限り。
そこから私の、乃木坂46のパフォーマンスで、「下手歌探し」や「外れ音程探し」が始まった。
つまり、下手なら「生歌」、「ライブ歌唱」だということだ。
愛しの乃木坂ちゃんに失礼だが、やはり歌は下手だ。
あれだけビジュアルが飛び抜けているのだから、音痴には目をつむろう。
歌とヴィジュアルで人を魅了したアイドルは、松田聖子、中森明菜、浜崎あゆみ くらいまでか。
おっとっと、スピードも居た。彼女らのレベルは高かった。今のハロプロ系もしかり。
問題なのは、愛しの乃木坂ちゃんだ。
でも、いい。可愛いから許そう。
なぜかというと、可愛くなければアイドルではないからだ。
さっしー(指原莉乃)は、バラエティ番組のMCやゲストとしては大好きだが、
AKB48、もしくはHKT48で、アイドルとして見ると、完全に場違いな存在として浮いてしまう。
愛しの乃木坂ちゃんとの、あまりにかけ離れたビジュアルのレベルに、気分が悪くなってしまう。
アイドルという商売は、本人の努力などではなく、天性のヴィジュアルが9割方を決定するということだ。
ぶちゃいくは、タレントとして通用しても、アイドルではない。
ハロプロの、例えばエース級のモーニング娘。’16 は、確かに歌もダンスも素晴らしい。
聴いていて、観ていて、安心してパフォーマンスを楽しめる。
でもそれは、彼女らのアイドルとしての完成度を意味するものではない。
彼女らは、アスリートだ。歌が上手くて、踊れるだけなら、アスリートだ。アイドルではない。
だから、乃木坂ちゃんの前にはまっていたE-Girlsも、今はそれほど魅力を感じなくなった。
いくらダンスが上手くても、いくら歌が上手でも、ヴィジュアルが伴っていなければ、観ても仕方がない。
E-Girlsは、ダンスのためのダンスを行っている。
ダンスとは、ヴィジュアルを一層引き立てるための装置であり、アスリートのパフォーマンスではない。
そうは言っても、乃木坂ちゃんの生歌はヒドイ(生ちゃんは上手だけど)。
アイドルでも一応歌手なんだから、日々のトレーニングはしっかりと積んでほしい。
ただ、“生歌は下手”という乃木坂ルールのおかげで、
そのパフォーマンスが生歌なのかかぶせなのか、探ることができている。
やきもきせず、開き直って聴けるように、最初に「生歌」か「口パク」かを表示してくれたらいいのに。
口パクの時は、音楽に合わせたダンスパフォーマンスとして楽しむから。
乃木坂ちゃんなら、ヴィジュアルだけでも公共電波で拡散するに十分耐えうる存在なのだから。
さっしー、・・・・・・勘弁してほしい。吐きそうになる。
あなたが居なくても、HKT48は大丈夫だよ。
2016.05.04
乃木坂46 3周年ライブBD!!
GWの真っただ中!
行楽というより、日頃やり残した事に忙しく取組む日々・・・。
さて、妹たち「欅坂46」はミュージックステーション初出場を果たし、
デビュー直後の各芸能誌のグラビアジャックも一息ついたところ。
ちなみに欅坂46での私の推しメンは、「菅井友香」嬢(↓→)。
センターの“てちこ”こと平手友梨奈ちゃんに注目が集中しているが、
それは欅坂ウォッチャー以外の一般人達による“世間の認識”。
個別握手会チケット売れ行きは、やはり菅井嬢がNo.1らしい。私財を注ぎ込む“マニアの認識”は、私の感性に近い。さすがである。
私としては、菅井嬢に松井玲奈さんのイメージを重ねて見ているのかもしれない。
同等に推しているのが、「けやき坂46」の「長濱ねる」穣(→)。
HKT48宮脇咲良が、今や本家AKB48のセンターを務める存在であるように、
長濱嬢はアンダーではなく、てちこと肩を並べる欅坂グループのツートップになる。
彼女が歌う『乗り遅れたバス』は、松井玲奈さんの卒業曲『前のめり』と並び、
何度聴いても毎回胸が熱くなる良い曲だ。名曲『命は美しい』並みに好きかも。
欅坂46には、てちこを中心とする魅力的なフロントメンバー5名の他にも、
菅井友香、守屋茜、渡邉理沙(べりさ)、土生瑞穂、志田愛佳、上村莉菜など、
お姉さん「乃木坂46」クラスの正当派美少女が揃っており、フロントを支えている。
さすが、2万2509人から選ばれた精鋭なだけある。
ただ、それを上回る3万8934人から選ばれた超精鋭がご存じ乃木坂46!!
マニアは好奇心が強く、新しいモノ好きだから欅坂ちゃんに目が行きがちだが、
やっぱり乃木坂46は、欅坂ちゃんより10倍は魅力的!!
既にセカンドアルバムの発売が発表され、付随する豪華イベント(抽選)の開催が告知されている。
私はくじ運が無い上に、1作目からアルバムは買わないことにしているので、本件はやり過ごすのみ。少し残念。
それはさておき、超絶嬉しいニュース。
待ちに待った 「乃木坂46 3rd Year Birthday Live 2015.2.22 Seibu Dome」 の
ブルーレイ&DVDが6月29日(水)に発売されることが決定した。私は昨日ネットで予約完了。
記憶に新しいデビュー4周年記念イベントは、会場確保の困難さなどから46時間番組のネット生配信となったが、
いくちゃんのフィンランド民謡や、あしゅのラジオ体操など、超絶おもろいコンテンツが満載だった。それが数ヶ月前。
つまり、1年以上待ってやっとCDデビュー3周年記念コンサート(西武ドーム)の映像が商品化された訳だ。
2015年から芸能界を席巻している話題の乃木坂46を、もう一歩詳しく知る上でも、このブルーレイ&DVDはおススメ。
デビューからシングル11曲目(命は美しい)まで、7時間かけて披露した全68曲が収録されているらしい。
良い曲ばかりだが、『命は美しい』以外でハマっている曲は『他の星から』と『まりっか17』。ライヴ映像が今から楽しみ。
名曲『命は美しい』が初披露された記念すべきコンサートだし、何といっても玲奈さんが在籍していた頃の乃木坂46!!
ブルーレイ&DVDを買って、今をときめく奇跡の美少女グループ「乃木坂46」の歴史的イベントを追体験しよう!!
2016.03.28
欅坂46 鮮烈デビュー
奇跡のグループ・乃木坂46の妹分、欅坂46が遂に地上波放送デビューを果たした。
3月26日(土)深夜25:53~27:23放送のTBS番組、CDTVスペシャルフェスにおいて。
ライヴ・パフォーマンスが披露されたのは、3月11日(金)国立代々木競技場第二体育館。
TV番組では、そのフェスでのパフォーマンスが録画放送された。
2015年に「乃木坂46ファン」を自認するようになって、その妹分である欅坂46には、
結成以来ずっと、冠番組の『欅って、書けない?』や雑誌等の一般メディアで着目していた。
オーディションを通過してすぐ始まったバラエティ番組だったため、彼女らは色々な面で素人の域を出ておらず、
少しグダグダな姿がフィーチャーされていたことから、どういう仕上がりを見せるか少し不安だった。
最近になって、デビュー曲のタイトルが『サイレントマジョリティー』と知った時、乃木坂46の柔らかくおしとやかな印象とは、
かなり異なる路線で攻めるのだろうと、うっすらとは感じ取っていた。
いざ、放送でライヴ・パフォーマンスを見てみると、想像以上のハード路線だったので、印象の変化度合に驚いた。
期待を大きく超える仕上がりに、さすがプロのプロデュースだと感じた。もちろん、本人達の頑張りもあってのこと。
衣装が『進撃の巨人』を連想させるような色とデザインで、振りや「集団行動」的な動きが軍隊風であること、そして、
恋愛がテーマではなく、AKB48の『リバー』や平原綾香の『ジュピター』、乃木坂46の『命は美しい』のような、
生き方をテーマにした歌詞であるため、デビュー・シングルにしては特異な存在感を示せるのではないだろうか。
今回は選抜方式を取らず、20名全員参加の大所帯であることと、腕グルグル回しの振りなどから、
E‐girlsのハイスクール・ラヴを彷彿とさせるが、もちろんダンスに関してはそこまでのキレは無い。
ちなみに、27日(日)深夜の『欅って、書けない?』で、スタジオ収録のパフォーマンスが初放送された。
なお、17日に東京国際フォーラムで行われた『欅坂46生中継! デビューカウントダウンライブ!!』では、
持ち歌全6曲が披露された。「けやき坂46」(通称:ひらがなけやき)の長濱ねるを加えた21人が総出演。
オーディション最終審査を欠場したにもかかわらず、特例で事後加入が認められただけあって、中々の逸材。
欅坂46のデビュー曲選抜フロントメンバーを従え、長濱ねるセンター曲「乗り遅れたバス」を堂々と披露した。
彼女自身の、そしてこれからの「けやき坂46」の可能性を、大いに期待させるパフォーマンスだった。
今後の“ひらがなけやき”の動向によって、本隊・“欅坂”のメンバー構成にも変化(激震?)が生じるだろう。
仕掛け人(プロデューサー)達がどういう未来図を描いていくのか、2曲目以降の展開を楽しみに見ていきたい。
当分は、乃木坂46と同様、“ハコ推し”で彼女らの活躍を応援していこうと思う。