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2015.05.04

今週も始まりました

今週も始まりました。ガラガラの新幹線で一仕事。まずは高二の定期試験作成から。これ、面倒な仕事と思ってたけど、めっちゃ楽しい。日頃のウサを試験で晴らす(笑)。さらにブログに届いていた受験生(映像授業の生徒さんらしいので、顔などわかりませんが)からの質問に回答。このフェイスブック内にもこうした受験生のかたがいると思うのですが、どんどんメッセージなどで質問くださいね。

出張は今週が2週目。先週はお試しなので死ぬほど生徒が多くて疲労したが(涙)今週は適正人数に落ち着いているはず。一人一人をケアできる20〜30名程度になってくれていると助かるのだが。

ところで、うちの大学って高校社会科の教員免許ってたしか取れたよね?かなりしんどかったような気がしたんだが、それでも取ることは可能だったような。先日生徒から出身大学聞かれて思いっきり大阪外国語大学って言ってしまったんだが(笑)。ま、今は阪大だし、その辺は無理やり丸め込んでしまえばいいか?

コメント

鈴木達人先生は、どちらかで塾の講師をされてるんでしょうか?
ぜひ、受講したいのですが、可能なら教えて下さい。
  • 2016.01.26 12:56
  • 鍵岡
>>鍵岡さん
またしてもご無沙汰してしまいました。当方のミスでこちらのサイトにアクセスできない状態がしばらく続いていました。今までのご質問にマメに回答していきますので、よろしくお願いします。

とりあえず最も新しい質問についてです。「西岸海洋性気候」とはたしかに北半球においては大陸の西岸に出現することが多いのですが、南半球においてはその限りではありません。

こちらの気候については、「本来、冷帯になるはずの地域において、暖流や偏西風の影響によって冬季の気温があまり下がらないため、温帯となったもの」という定義が最も正しいと思います。例えば、西ヨーロッパは緯度的に考えれば(緯度50〜60度)冷帯気候となるはずなのですが、暖流や偏西風によって冬季は温暖となり、「温帯」気候となるのです。

南半球についても同じ考え方でいいと思われます。メルボルンやニュージーランドは緯度的には北海道とさほど変わらず、北海道が「冷帯」である以上、こちらの地域も冷帯となるはずなのです。しかし、周囲を海で囲まれ、また暖流である東オーストラリア海流(地図帳があれば、そちらで確認してください)の影響により、冬季は温暖となり、冷帯気候とはなりません。「温帯」となるのです。

たしかに「西岸」によくみられるので、西岸海洋性気候と言われるのですが、南半球においてはその限りではなく、むしろ「海洋性」の方を重視してください。南半球は海洋が多い地域です。大陸性の冷帯気候はみられません(冷帯気候は冬季に極めて寒冷になるため、大陸の影響が強い地域にしかみられません。日本の北海道もシベリア高気圧の影響が強い地域です)。「本来冷帯となるべき緯度帯ん位置しつつも、海洋の影響が強いため、温帯気候となる」、そんな地域としてメルボルンやニュージーランドを考えてもらえると納得していただけると思います。

以上、こんな感じの説明になりますが。さらに他のご質問についてもできるだけ回答していきますので、よろしくお願いいたします。
  • 2015.12.26 20:01
  • たつじん
たつじん先生おしえてください。
オーストラリアの東岸ですがなぜ、メルボルンは西岸海洋性気候なんでしょうか?またニュージーランドは、西岸海洋性気候になっていますがこれは、大陸の東岸?西岸?どう考えればいいのでしょうか
  • 2015.09.23 09:48
  • 鍵岡です
達人先生
ご指導ありがとうございました、世界最大の陸地であるユーラシア大陸と世界最大の海、太平洋で起こる、陸と海の比熱の差による季節風が世界最大の季節風でそれがアジアモンスーンでほかの場所では恒常風の影響のほうが大ということですね、了解です。
すいませんもう一つ、南アメリカのペルーのアタカア砂漠の成因は寒流によるとなっています、一方さらに南のパタゴニアの乾燥砂漠の成因は卓越風となっています。これは、アタカマ地域は貿易風で風が西に吹くので卓越風がないので寒流が砂漠発生に影響。パタゴニアは偏西風で風が東向き+アンデス山脈の卓越風が砂漠の原因となると考えていいんでしょうか?
  • 2015.08.27 12:30
  • 鍵岡です
>>鍵岡さん
ご無沙汰しております。
ただいま手元に地図帳がないので、後日確認いたしますが、簡単な回答としては以下の通りです。
・東岸は原則として季節風の影響があります。
・しかしアジア地域を除けば、規模が小さいため、あまり話題になることはありません(テストでも出題されません)。
・アメリカ東岸の季節風についても小規模であるため、より巨大な風系である偏西風や貿易風によって上書きされてしまっているのでは?
余裕があれば、いずれ詳細な回答をいたしますが、とりあえず現時点で考えられるのはこのぐらいでしょうか。

また折を見て、他のご質問にも回答いたしますので、気長にお待ちくださいませ。
  • 2015.08.26 13:45
  • たつじん
達人先生教えてください。
大陸東岸は季節風があるとなっていますが、アメリカ大陸東岸も季節風があるんでしょうか?季節による世界の風系の図を見ると、アメリカ東岸は季節風の記載がなく、貿易風、偏西風と書かれていますし、夏、冬で風系の方向は同じのようですが、間違っているんでしょうか?(アメリカ東岸の風系はセンターでは関係ないでしょうか?)
  • 2015.08.26 09:01
  • 鍵岡(父)です
丁寧なご指導いつもありがとうございます。
自然が相手の科目であり杓子定規には説明できないことが多いのも理解したうえで、何とか暗記の量を減らしてやりたいとの気持ちでいろいろこまごまとすいません、センター試験は科目も量も多く、制限時間も少ないため子供は大変だろうと思いますが、何とか協力してやりたいと思います。地形図は読図に時間がかかりますが、記号は問題を解きながら覚えたほうがよいように思いますが、読図は過去問の数をこなせばよいのでしょうか?
今後ともよろしくご指導ください。
  • 2015.06.11 06:58
  • 鍵岡(父)
いえいえこちらこそ鍵岡さんのような一般の方から質問を受ける機会など希少ですので、ありがたい限りです。少しずつの回答で申し訳ありませんが、気長にお待ちいただけると幸いです。

とりあえず(3)の件ですが、石炭についてはたしかに古期造山帯との関連性が強い資源であるものの、むしろ例外も多いと思われます。例えば世界最大の古期造山帯地形であるウラル山脈(ロシア)は石炭は産出されませんし、世界最大の石炭産出国である中国の炭田はシャントン省など安定陸塊の華北地域に多くみられます。

インドについても、安定陸塊ではあるものの石炭が産出されることについてはとくにおかしいものではないと考えるべきではないでしょうか。石炭は数千万年の間、植物が地熱や地面の圧力によって次第に変化し、炭化したものです。たしかに古期造山帯において石炭は形成されやすいものでしょうが、安定陸塊の地形においてもそれは不可能ではない、と考えるのが妥当に思います。

また、これとは違った事例なのですが、インド半島には玄武岩土壌のレグール土が分布します。玄武岩とは火山岩の一種で、つまりインド半島にはかつて火山が存在していたということになります。インド半島そのものはプレート境界ではなく、本来火山はみられないはずなのですが、例外的に古い時代に火山活動があったということなのでしょうか。

このように大地形に関する事例には例外的な事項が多く、私としても解釈が難しい部分です。私自身、まだまだ勉強が必要です。
  • 2015.06.10 10:14
  • たつじん
ご指導ありがとうございました、ご多忙中申し訳ありませんでした。
粗銅と銅はセンター的には同じと考えていいのですね、ありがとうございました、自動車はやはり組立のみの単純作業なので工場には資本がかかっても、労働集約型なんですねユニクロとトヨタが同じということですか...難しいですが了解です。今後ともよろしくご指導ください、少し地理が面白くなってきました、まあ56歳が面白くなっても仕方ないんですが....
  • 2015.06.08 01:04
  • 鍵岡(父)
すいません、なかなか時間がなく、しっかりとした回答ができません。裏付けやソースなどはありませんが、とりあえず受験レベルでの知識となりますが、簡単なものから回答します。

1)同じと考えて結構です。鉄鋼も粗鋼と同じと考えて構わないのですが、それと同様です。
2−1)労働集約と考えて構いません。実際、中国やブラジル、東欧などには多くの自動車メーカーが組立工場を移転させています。ただし、高い技術レベルを必要とする開発部門は本社のある先進国に残る傾向があり、また、ブランド性が高い高級車についてはやはり本国での生産が中心になります(かつて南アフリカ製のベンツが日本に多く入ってきていましたが、人気は今ひとつでした)。
2−2)精密機械については高い技術力と専門性を備えた熟練労働力が必要です。単純労働による組立工業が発展途上国に生産の拠点を移すのに対し、精密機械は先進国に残ります。

また折りをみて回答いたします。簡単な回答しかできずに申し訳ありませんが、質問いつでもお待ちしております。
  • 2015.06.07 23:23
  • たつじん
すいません、時間がなければ結構です、とりあえず書き込ませてください。
1)粗銅の生産と銅の生産は違うものですか?データブックには銅しか載っていません。
2)自動車は資本集約ですか労働集約ですか?自動車の組み立ては単純作業なので労働集約と思いましたが、工場自体は大規模で資本がかかります、また、現地生産の話で市場の大きな先進国に工場進出する例として本来資本集約の自動車をアメリカにというような説明のように思いましたが?
また精密機械はいくら市場が大きくても海外進出しないんでしょうか?
3)インドは安定陸塊なのになぜ石炭が主なエネルギーなんでしょうか?
4)水力発電100%がニュージーランド、ノルウエーというのは、古い統計ですか?
5)風力発電割合は、デンマーク、スペインの方が多いのになぜドイツが有名なんでしょうか?
  • 2015.06.07 19:46
  • 鍵岡(父)
すいません、前のアメリカの原油輸出4位は2013年のデータです。
そもそも、来年のセンター試験の統計は何年度のデータを覚えればいいんでしょうか?
  • 2015.06.06 21:37
  • 鍵岡 祐樹(の父)
こまごまとすいません、子供の地理を手伝ってると色々疑問が出てきます。
アメリカは、人口が多く原油を輸入しているのに輸出4位に入っていますがなぜでしょうか?検索の間違いでしょうか?また中国も輸出があるように書かれていますが...
  • 2015.06.03 18:35
  • 鍵岡祐樹(父)
こちらこそ回答が滞ってすいません。簡単な質問なので、答えておきますね。

天然ガスとシェールガスは同じものと考えて構いません。おそらく統計も同じものとして処理されているはずです。

カナダでタールサンドというものが採掘されているのですが、これは石油成分を含んだ土砂で厳密には原油とは異なっています。それでも原油として統計には表されていますので、シェールガスも同じ扱いと考えていいでしょう。

機会あれば詳細調べてみますので、間違いがあれば修正しますね。
  • 2015.06.03 11:26
  • たつじん
ご多忙中、本当にすいません。
シエールガスは、イコール、天然ガスと同じと考えていいのでしょうか?天然ガスとシエールガスは別物と統計上の区別が必要でしょうか?
  • 2015.06.03 09:48
  • 鍵岡祐樹(父)
さらに質問ありがとうございます。
ちょっと今原稿仕事に追われていてなかなか返答できないのですが、とりあえず簡単なところから答えていきますね。

まずはアフリカ大陸の件ですが、楯状地と卓状地って定義が曖昧なんですよ。楯状地は古代の岩盤が直接露出した、表面に凹凸がある平原のこと、卓状地は古代の岩盤の上に一旦地層が堆積し(つまり海底下に沈んでいた時代があったということ)長い年月の間に平坦に侵食されたもの、という定義が一般的に思います。でも、例えばごく薄く地層が堆積していた状態はどうだ?とか、ところどころ部分的に地層がみられる場合はどうか?のような、はっきりしないケースが多々みられるのです(というか、そういったパターンが多い)。

僕は「地理学」の専門家ではなく、「受験」の専門家なので、そういった細かな定義については口を挟むことはしません。あくまで入試レベルで考えた場合は、そもそも楯状地と卓状地の区分けが明確でない以上、そこを細かく突いてくる問題は有り得ず、おおまかに「安定陸塊」という括りで考えておけば大丈夫なのです。

唯一、明確な部分として「バルト楯状地」と「カナダ楯状地」がありますので、これらについてだけしっかりと確認しておけば十分に思います。

ところで、なぜ僕がアフリカ大陸を「卓状地」と考えたか?についてはまたいずれ説明しますね。実はこちらには一つの理由があるのです。

簡単ですいません。他の回答については気長に待っておいてくださいね(^ ^)
  • 2015.05.31 17:15
  • たつじん
色々すいません、教えてください。
フランスのツールーズですが、フランスは西岸海洋性気候で比較的雨が多いと思うんですが、外で組み立てる(?)飛行機には適していないのではないでしょうか?もしかして、フランスでも内陸なので隔海度が大きいからでしょうか?(飛行機の組み立ては庫内ではないでしょうか....)
  • 2015.05.31 09:47
  • 鍵岡 祐樹
すいませんご教示お願いします。
①先生のテキストではアフリカ大陸は卓状地となっていますが、他のテキストではアフリカは楯状地になっています。
②先生の講義ではムンバイはモンスーンの影響で夏が多雨、冬乾燥で綿花栽培に好都合との事ですが、他方でインドの綿花の採れるところは、西ガーツ山脈でモンスーンが遮られ乾燥した風の吹く、デカン高原となっています(デカン高原に外来河川があるんでしょうか?)、また、ムンバイは雨量が多く稲作ではないんでしょうか?。確かに綿花は先生の仰る通り乾燥地帯+外来河川かまたは、自然に夏期多雨、冬季乾燥という環だと思いますがムンバイはどちらになるんでしょうか?もしかして、積出港というだけで環境としては綿花ではないんでしょうか?
  • 2015.05.31 08:27
  • 鍵岡 祐樹(の父)
質問ありがとうございます。
確かに統計はその通りですよね。
これは大きな疑問です。

この理由については一つ思い当たる節があります。
ただし、まだ裏付けがなく、ただいま資料を集めている段階です。

時間がかかるかもしれませんが、
また後日、はっきりしたら再度回答申し上げることになると思います。
今しばらくお待ちくださいね。

それにしても鋭い指摘です。
言われなければ気づきませんでした。
重ねて、ありがとうございます。
  • 2015.05.10 20:46
  • たつじん
すいません教えてください。
アメリカは鉄鋼生産3位となっていますが、2015データブックでは、鉄鉱石の輸入には、アメリカが載っていません。また、アメリカの鉄鉱石輸入先もカナダとなっており、輸入量も日本、韓国、中国と比べ極端に少ないように思います。
資源としての鉄鉱石も多くなく、、輸入も少ないのになぜ、鉄鋼が盛んになれるんでしょうか?
  • 2015.05.10 11:12
  • 鍵岡 祐樹

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