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2014.12.15

2013年度地理B追試験第1問問3解説

 正解;③

湿度のような、地理の勉強の中でほとんど聞いたことのないような言葉にとらわれてはいけない。「年平均気温」に注目し、そしてもちろん具体的な数値が大切になる。

例えば東京は、最寒月平均気温5℃、最暖月平均気温25℃であり、年間平均気温は15℃と考えられる。

さてア~ウの位置を確認してみよう。アとイが低緯度であるのに対し、ウのみ高緯度。気温は当然低いと考えられ、年平均気温が10℃そこそこのLをウと判定する。札幌(北海道)で年平均気温がほぼ10℃であるので、つじつまは合う(札幌は最暖月平均気温25℃、最寒月平均気温-5℃)。

アとイの判定は難しい。しかしJとKの年平均気温に注目すれば、答えは明らか。Jは30℃近くに達し、これは異常な気温である。そもそも赤道直下のシンガポールですら年平均気温は30℃に達しない。こんな異常な気候が現れるのはどこだろうか。穏やかな気候がみられる沿岸部は考えられないだろう。内陸部で水分の少ない乾燥地域ならば、とくに夏の昼間など極端な高温となり、その分だけ平均気温が上がるかもしれない。Jをイと考える。

残ったアがKとなるが、平均気温は20℃弱であり、東京と大きな差があるわけではない。低緯度ではあるが、沿岸を寒流が流れているためにやや気温が下がるのだ。海流の影響を考えよう。

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