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2014.03.19
やった!
とりあえず今年の10月に出る参考書の原稿はほとんど仕上がって
2014.03.19
たつじん地理チャレンジャー
これまでの「錬成!たつじんセンター地理」に加えて、私大地理用の「たつじん地理チャレンジャー」も毎日更新スタートしました。Facebookには時々しかシェアしませんので、各自ブックマークなどしていただけるとうれしいです☆
とはいえ、10年前!に作ったメルマガを再掲載しているだけなんですが(汗)。こんなマメなことをしていたなんて、10年前のボクって偉かったな(笑)
2014.03.15
模試作成です
日中は本読んだりビデオ観たりして、夜になったら明け方までひたすら仕事。長時間パソコンに向かうのは苦でないので大丈夫なんですが、それにしても毎日毎日「仕事したなー」っていう充実感はそれなりにあるのに、俯瞰してみた場合、全然仕事がはかどっていないんだなぁ(苦笑)。マーク模試3回分作るっていうのはそれだけしんどい仕事なんだなって開き直るしかないわな。時間はたっぷりあるし、じっくり腰を据えてがんばりましょう。
さて(ボクは決してそんな風には思っていないのだが)受験生の学力が下がったと言われる昨今ではあるものの、逆にセンター試験・地理の平均点は上がりつつあるという妙な状況。とくにここ数年は60点台後半に高値安定中で、大手予備校の模試なんか普通に平均点50点を下回ることもあるっていうのに、このギャップって何?ってなっちゃうわけです。
こうした状況を考えてみた場合、模試についても明確な易化が必要なのかもしれない。これまでは「刺激を与えよう」とか「授業で扱っていない箇所をあえて模試で取り上げよう」みたいなモチベーションで試験を作成していた部分もあって、どうしても平均点は低くなりがちだったんだけど、実際のセンターの平均点にアジャストするならば、そういった意識は変えていくべきなんだろう。
2014.03.14
インディアンス
ジャッキー・ロビンソンがメジャーリーグ初の黒人選手だっていう話は有名ですが、当然、先住民(インディアン)初のメジャーリーガーっていう人もいるわけで。
名前は忘れたのですが、彼が在籍していたチームがクリーブランド・スパイダース。やがて彼の功績をたたえ、チーム名そのものがインディアンスと改称され、現在に至っています。
こういう文化ってカッコいいと思うんだよな。「JAPANESE ONLY」日本ではこうした文化に馴染んでいない。本来の先住民であるアイヌや琉球民族にだって十分な敬意が払われているとは言いがたい。それぞれのアイデンティティが尊重される社会とは何かってことに、そろそろ日本人は本気で考えていかないとなぁ。
ちなみにクリーブランド・インディアンスにはかつて石橋貴明選手も在籍していましたね(笑)。
2014.03.14
4種類あるんだな。
4種類あるんだな。
先日ある友人から指摘を受けた。メルマガで連載している地理ブログの内容で「インナーシティ」に関する説明がおかしいんじゃないか?
ただ、彼が言うのはバージェスの都市構造を日本の都市に当てはめた場合の漸移地帯に対する解釈のことで、そもそも本来的にはインナーシティとは異なっている。しかし、なるほど、一つの言葉を巡っても実に多面的な解釈が存在するのだな、と改めて思う。
ボクが常々意識しているのは、4つの解釈。「教科書的な意味」、「学術的に正しい定義」、「試験に出題されるパターン」、そして「授業における省略と誇張」。
たとえばスプロール現象に関してこの4つを捉えてみよう。教科書においては「郊外における虫喰い状の乱開発。農地や林地の間に住宅地が無秩序に散在する。」のような説明の仕方がされている。
しかし、本来のスプロール現象は経済や都市開発に密接に関わる用語であり、意味合いがやや異なる。「郊外に住宅地が分散して配置されるため、道路や都市施設などのインフラ整備が効率的に行われない」という点を強調しておかないといけない。
とはいえ、これではわかりにいし、今ひとつピンとこない。だから授業ではこうやって教えてしまう。「農地や林地の間に住宅地とかあったらごちゃごちゃしてあかんやろ?しかも工場やゴミ焼却場まで近くにあったら、何となく嫌やん。だから住宅地は計画的に建設しなあかん」で、片付けてしまう。決して正しくはないんだが、もっと深い意味が知りたい生徒は大学生になってから自分で調べてみたらいいし、とりあえずの切っかけとして身近な問題に落とし込んでしまう。自分の生活体験と授業内容の間にギャップ(狭間)が生じることはできるだけ避けないと。
ただし、我々はあくまで「受験屋」なのである。究極的にはテストでどうやって出題されるのか、というパターンを提示するだけに我々の存在価値(レエゾン・デートル)がある。だからスプロール現象については「郊外」における「無秩序な開発」なのだから、文章正誤問題で問われる際には反対語としての「都心部」や「計画的な開発」といワードに注意せよ。近年の出題傾向として「ニュータウン開発」の対義語としてスプロール現象が登場することが多く、これも意識しておこう。こういった、実戦でそのまま使える知恵を彼らに授けることが第一の目的となる。
「これは間違っているんじゃないか、これが正しいんじゃないか」というのはそもそも不毛な議論であって、要はケースバイケースでどういった要素を強調して提示していくかということなんだと思う。仕事柄もちろん「試験」をメインコンセプトに教えてはいるんだが、それが成り立つためにはやはり「学術」的な土台は大事であるし、高校からの授業の継続性も考えれば「教科書」も無視できず、おもしろい授業のためには「誇張」も必要となる。この辺りのバランスとコントロールを考えていきたいとは思っている。
2014.03.09
ホキ美術館
千葉県にホキ美術館という写実画専門の美術館があるのですが、そちらに行ってみようかなと思っています。しかし、千葉県なんかほとんど行ったことないし、千葉市以東は完全に初めて。かなり田舎であることは覚悟していますが(笑)
2014.02.28
2014年度京大入試問題に関するコメント
ちょっと時間があったので、二次試験は専門外ですが、京大の問題にザッと目を通してみました。
[1]地形図読解
満点を取るべき試験でもないし、全体で7割を取ることを目標とするならば、決して難易度が高い問題が並んでいるわけでもない。しかし、やっぱり論述が手強いなという印象。というか、実は、簡単すぎて逆にしんどい(笑)。海岸沿いの森林の役割は何ですか?と問われ、一言で「防風林」と答えれば十分正解になるのに、それを50字でダラダラ説明しないといけないという苦しさがそこにある。結局、地理の論述って「決まった言い方」をいくつ覚えるかが肝要なんだが、この問題にしても3文字で説明できる言葉について「内陸の集落や耕地を強風や風雪、飛び砂の被害から守るために植えられた防風・防雪・防砂林である」のように長々と決まり文句を連ねないといけない。地理は他の科目ほど高度な知識が問われるわけではないので、知識の習熟よりこうした定型文をいくつ「暗記するか」かが重要なのだな。思考力の求められる「センター」地理との違い。
[2]食料需給
なるほど、発展途上国のモノカルチャー経済、フェアトレード、フードマイレージに関するネタが問われており、アップ・トゥ・デートな雰囲気がある。こういった話題はボクは授業でも積極的に取り上げているし、問題提起もしている。興味をもっている生徒がすごく多い分野でもあるし、問題として非常に適切に思う。我々教える立場の人間こそ、より深く勉強していかないとこういったトピックには対応できないよね。がんばりましょう!
[3]宗教
宗教は盲点となりやすいジャンルではあるが、文系で時間的に余裕がある受験生ならばそんな弱音は吐いてはいけないね。ここも(というか全部そうなんだけど)論述問題はほとんどが「定型文」なので、ネタをいくつ覚えておくかがポイント。よく言う話なんだけれど、論述問題こそ自由度はなく、暗記するだけだったりする。カシミール問題なんかホントそのまま書かないといけないんだわ。唯一ラストの問題だけがちょっと時事的な内容を含む(フランスの公立学校ではイスラム女子学生のベールの着用を制限した、というトピック)ものだったんだけど、模範解答みたらそれには触れてなかったな。そういう書き方もあるんだろうけれど、ボクならそうした具体例に触れた模範解答を作るかなって感じ。センターでも登場した話題であるし、そんなに無理じゃないと思う。
[4]ユーラシア地誌
これも難しくない。もちろんセンターレベルではないけれど、適切な勉強法を行っていれば、十分に解答には辿り着いただろう。地誌分野だけあって、若干地名的な知識も必要にはなってくるんだが、それは私大の過去問で習熟すればいい。ただ一つ、農業に関する論述が問われている部分があって、それをホイットルセー農牧業区分の用語を用いてしっかり説明できたかどうかが、本問の分水嶺なんじゃないかな。こちらはセンターでも必須のネタ。
以上、極めてオーソドックスで非常に優れた問題が並んでいると思う。ベーシックな部分はセンター対策の勉強(これは授業でとればいい)。地誌に関する部分は私大の過去問で学習(これは自分で勉強できるでしょう)。そして論述については定型文を片っ端から覚えていく(これは講師が一年かけて添削してあげたらいい)。さすが、京大。簡単だからこその、素晴らしい試験問題。
2014.02.21
東京に行っていました
打ち合わせで東京へ。せっかくの東京なので2泊3日して、いくつか美術館を回って来ました。
ここは世田谷美術館。一つの区にこんな立派な美術館があるなんて!
さらに目黒美術館。ここはこじんまりとしていましが、すごく感じがいいところ。
品川の原美術館。おされ〜