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2018.04.08

【訳詞】『Recado bossa nova(The gift)』

◆『Recado bossa nova(The gift)』(1959年)
作詞:Luiz Antonio
作曲:Dijalma Ferreira
英詩:Paul Francis Webster

アメリカ在住ブラジル人により作られた。
イーディ・ゴーメが歌ったものが日本のTVCM(’86年たばこセブンスター)で使われてヒットした。
アメリカでは’60年代にインストゥルメンタルで演奏され、やや知られるようになったそう。
【Recado】=ブラジル語で、「手紙、伝聞、伝言、使い、便り」の意味。ブラジル語の歌詞の内容は、”愛し合った二人が、未練を残しながら別れてしまい、こうなったのも運命だと自分に言い聞かせる。だが忘れられずしきりに相手のことをしきりに懐かしむ。この想い、この歌は私の心からのメッセージだ”という内容〈参考:『ジャズ詩大全3』/村尾陸男著)。英詩とは意味が違っている。

※ヒト聴き惚れエピソードはこちら。
この曲をはじめて聴いたのは、すすきの時代になるのですが。
おしゃれで色っぽいなぁ~って印象が強いです。

 

ビロードの手袋に
真珠のネックレス
そんなものはいらない
私が待ち焦がれるのは愛の贈り物

金の指輪
なんていらない
私が欲しいのはこれから実現していく夢

すべての星が落ちて
世界にたった二人だけになってしまっても


とても大切な愛の贈り物
春の日にそっとかけられた
魔法
すべての夢想家が追い求める黄金の夢

ねぇ、あなた、忘れないで
わたしは決して愛の贈り物をこばんだりしないわ


愛はいつまでも響き続けるメロディー
そして
指のすきまからこぼれおちる4月のワインのよう


だから私に甘いキスをして
私たちの秘密の星が
シャングリラへつづく道に明かりをともすまで

どんな運命が待ち受けていようとも
愛はすばらしい最高の贈り物

※訳詞について・・・スタンダードの歌詞を意訳しています。その為、訳詞の表現と原詩が異なる場合があります。より詩的な表現、まとまりを考慮したため、ご了承ください。 
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