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2016.11.06
【訳詞】『What's Going On』
◆『What's Going On』(1970年)
作曲・作詞/Marvin Gay,Alfred Cleaveland,Renauldo Benson
マーヴィン・ゲイ、アルフレッド・クリーヴランド、リノールド・ベンソンによる共作。
’71年に発表され、ヒット。
ベンソンは、サンフランシスコで反戦運動を行っていた若者と警官隊の衝突を目撃し、それを元に歌詞を書き始めた。
この曲を聴いたマーヴィン・ゲイがタイトルを考え、歌詞を追加し、更にメロディの装飾も加えた。
マーヴィン・ゲイはこの曲を作る際、当時の社会情勢、ベトナム戦争へ出征した弟からの手紙より戦場の様子を聞き、強い影響を受けたそう。
また、この頃のマーヴィン・ゲイは自分の音楽スタイルを変えようとしていた。
従来の三分くらいで踊れる長さのロックの定型を打破し、時間も長く、歌詞も何かを主張するようなものに変わっていった。
モータウンの社長ベリー・ゴーディは、サウンドを古臭く感じた上に、ディジー・ガレスピー風のスキャットを嫌っていた。
その為、シングルリリースを拒否していた。(参考:『ジャズ詩大全5』村尾陸男著/wikipedia)。
★すすきのの店にいたころから今に至るまでお世話になっていた曲の一つです。
エラ・フィッツジェラルドは本当にその時期にヒットした曲もとりあげて、彼女らしいスタイルで歌っています。
かっこいいです!
現在、兵器の脅威、テロ、宗教対立、殺人、自殺、、、TVをつければそんな必ずニュースが流れます。
どうして戦争はなくならないんだろう?
どうして人が人を殺すんだろう?
その思想は誰かを殺めてでも貫くべきことなんだろうか?
壊す、殺める兵器がどんどん進歩しているんだろう?
戦争反対、平和の願い、祈り、
昔から人びとが訴えていることはシンプルで変わらないことなのに。
母よ、
あまりにも多くの涙が流される
兄弟たちよ、
遠いところであまりにも多くの命が失われている
僕らには今ここに愛をもたらすことが必要なんだ
父よ、
僕らにこれ以上のエスカレートは必要ない
争いは答えじゃない
ただ愛だけが憎しみを克服できる
僕らには今ここに愛をもたらすことが必要なんだ
デモ隊の行列、プラカード、
暴力で僕は罰せない
話をしよう
そうすればわかるさ
一体何が起きてるんだい?
なぁ、一体何が起きてるっていうんだい?