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2016.09.26

好きな”香り”のエピソード2。

好きな”香り”のエピソードといっても、本の中の話ですが。
しかも、全部情事がらみというw

ステキな音楽もそうだし、
イイ香り、忘れられない香りもそうですが、
”舞台装置の一つ”と言ってしまえば色気がありませんが、

でも、その時間や空間になにかしらの特別感を与えてくれることは確かな気がします。

けっこう一時期、好きな漫画があって。

【娚(おとこ)の一生】:いわゆる”年の差恋愛”の漫画。
でもそれだけじゃなくて、30代女性にはなにかしら共感できるものがあると思います。

仕事は有能だけど不毛な恋愛をしている30代OLのつぐみが祖母の葬式をきっかけに、
50代の海江田と祖母の家で不思議な同居生活を始める。

海江田はつぐみの祖母に恋愛感情を抱いていて、
学生時代に祖母の家に押しかける。
でも祖母には旦那さんはもちろん幼い孫のつぐみもいる。

祖母と最後の夜を供にした海江田に、翌朝うっすら残るゲランのミツコの残り香。
せつない。。。


【ゲランのミツコ】海軍大将の妻、ミツコが若い英国海軍士官と恋に落ちるが、不倫の愛を潔しとせず彼を拒む。

そんなあらすじの小説『ラ・バタイユ』のヒロイン・ミツコをイメージして作られた香水。

まさしく、海江田のアプローチを拒み続け、一夜の過ち?はあったものの、
家族を選んだつぐみの祖母そのものかな?と思います。

その香水は、大きくなった孫のつぐみに受け継がれ、
海江田とつぐみは紆余曲折の末、添い遂げるのでした。
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