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2016.09.05

【訳詞】『Fly Me To The Moon』

◆『Fly Me To The Moon』(1954年)
   作詞/作曲 Bart Howard

バート・ハワードがピアノ伴奏していた、歌手のエイベル・マーサーの為に書いた曲。
初演は、ニューヨークのキャバレー<Blue Angel>にて歌手フェリシア・サンダーズより。
当初曲名が『In other words(=言い換えれば)』だったが、ヒットせず。
62年ジョウ・ハーネルと彼のオーケストラがボサノヴァバージョンで出したレコートがヒットした。
その後、フランク・シナトラがカバーして爆発的なヒット。
その背景には、アメリカがアポロ計画で盛り上がってた頃だったからだそう。
シナトラの録音はアポロ10号、11号にも持ち込まれ、人類が初めて月に持ち込んだ曲となった。
ちなみに今の題名がはじめて登場したのは、56年ジョニー・マティスの収録にて。

★あまりにも有名すぎるこの曲!幅広くカバーされ愛されてる曲。個人的に、ダイアナ・クラールのライブ盤を参考にしてます。
いつかカフェで聴こえてきたトニー・ベネットの3拍子のバラードも雰囲気があって好きです。

<Verse>

詩人はよくシンプルなことを伝えるために
たくさんの言葉を使うわ

詩を歌うために、タイム(テンポ)とライム(韻)を考えたり
音色や言葉を並べてみたり

わたしはあなたの為に歌を書くの
あなたなら私が言いたいことわかるでしょ

これからあなたに伝えるわね

<Chorus>

わたしを月へ連れてって


星と星のあいだで遊びましょう

木星や火星に春はあるのかしら


でね、私の手をぎゅっとして

そしてキスして


わたしの心を歌でいっぱいにして

ずっとずっと歌いましょう


あなたは、

わたしがずっと待ってた大好きな人


それってホントよ

あなたを愛しているわ!

★Verse(ヴァース)・・・歌の前置き、前口上、導入部分。
★Chorus(コーラス)・・・Verseに対して、歌の部分。本題。
※訳詞について・・・スタンダードの歌詞を意訳しています。その為、訳詞の表現と原詩が異なる場合があります。より詩的な表現、まとまりを考慮したため、ご了承ください。

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