鮒(ふな)の色づけ ☆志賀町優良特産品☆
私たちの地域には
「鮒の色づけ」
と呼ばれる郷土の味があります
(スズメ焼きとも呼ばれます)。
馴染みのない方にはちょっとびっくりされる見た目です(笑)
うろこを取り、背開きにして、一枚ずつ串に刺していきます。1本に5~6枚程度刺せます。
炭火の上である程度水分を飛ばします。
この作業をすることにより、尾ビレが上に上がり(尻上がり・ゲン担ぎ)、形が整います。
ある程度表面が乾いたら、炭火の周りに立てます。
先に皮の方を焼きます。
釜の周りを新聞紙で囲み、熱を逃がさないようにします。
6~7割 焼き色が付いた頃に背びれの硬い部分を切ります。
そして内側を焼きます。
骨までしっかり焼けるまで、ゆっくりと時間をかけます。
十分に焼けたら、しょう油、酒、みりん、昆布等で作った自家製タレにつけ、再度焼き上げます。
ある程度タレが乾いたら冷まします。(柔らか系)
炭火にフタをして一晩置きますとパリパリの仕上がりになります。
鮒の大きさにもよりますが、1釜(直径98cm)で30本前後焼けます。
作業時間は、串差しから焼き上げまで 7~8時間程度かかります。
今回は35本でした。
手間暇かけて焼き上げました。
是非、郷土の食文化に触れてみてください。