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2013.08.19

「水草をとりもどせ」再構築編

 以前ご紹介した、あのザリガニにやられた悲惨な水槽をご存知でしょうか?

やっと再構築いたしましたのでお披露目いたします。(と言っても、未完成ですが^ ^ ;)

日本庭園とまではいきませんが、ちょっと和風をイメージしてみました。

レイアウトされているものは全て苔です^ ^ ;

まだ手を加えたいところがありますので「完成品」は後日!乞うご期待 ^ ^v


2013.08.19

「緑の絨毯作戦」その後...

 前回ご紹介した「緑の絨毯作戦」ですが、現在↓このようになっております。

あれッ?絨毯は「ウィローモス」じゃなかったかって?

そうです...が、「ウィローモス」が絨毯になるまでには、数ヶ月かかりますので、一旦別容器に移動させて、ただ今、高速育成作戦実行中です。

というか、ただ外において日光浴中です ^ ^;

では、水槽内の手前にある茂みは何者かと申しますと、実は「ミズゴケ」なんです!

何故、「ミズゴケ」投入に至ってしまったのか...

実は、我が家は、この季節になると「ハエ」&「蚊」のパラダイスと化しますので、少しでも「ハエ」「蚊」を退治してくれるヤツはいないものかと思案していたところ、
TV画面に「観葉植物コーナーで食虫植物が大人気!」なるテロップが...!!

「これだッ!」

ということで、早速思い当たる湿原へ!
(当方の田舎では特に「国定公園」みたいなところに行かなくても、生えております「食虫植物」が!)

狙いは「モウセンゴケ」です。


採取場所の特定は控えますが...取ってきたのがこれ↓

 

ただ今、ミズゴケカップで調整中!


採取場所に一緒に生えている「ミズゴケ」が余ったので、綺麗に束ねて水の中に入れてみたところ、思いのほか見栄えがするんです!

で、早速水槽へ!

  

茎から広がる葉は、まるで天女の羽衣のようです^ ^ v

実は、この茂みの中から「アカハライモリ」のゴロウちゃんが時々顔を出すんですが、それがまた可愛い(۶* 'ꆚ')۶

ただ、いつまでこの状態が続くかは定かではありません... _ _ ;まぁ、枯れる頃には「ウィローモス」が伸びている事でしょう。

それまでのピンチヒッターということで!


と、ここで訂正とお詫びを...(またかぁ~)

以前、ご紹介した「ミズチドメグサ」ですが、正式名は「ノチドメ」でした。

改めてお詫び申し上げますm_ _m

この「ノチドメ」元々は水上葉のものを沈水化したわけですが、チドメグサと違って矮小化することなく順調に育っております。

また、「オーストラリアン・ドワーフヒドロコティレ(ノチドメ)」↑として海外種が売られております。
(私は買いませんが...^ ^ ;)


2013.08.07

ショートヘアグラス(?)とレッド・サウルス

 「プロの技」の後で、なんですが我が家の水槽は現在こんな感じです。^ ^ ;

手前左下に配置してあるのが某湿原より採取した「ショートヘア・グラス」っぽい自生種(たぶん「ホタルイ」)。

塊で生えていたものをバラバラにして、再度15本~20本位に束ねて田植えました^ ^ ;

となりのマット状のものは、鉢底マットにテングスで巻いた「ハイゴケ」です。裏に鉛板を巻きつけて重りにしています。(前回、金網に巻いたものは、大きすぎてレイアウトの自由度を損なうので撤去しました...)

更に左側の細長い赤褐色の植物(品種不明)「アマニア・グラキリス」っぽいヤツも、同じ湿原で見つけました。

その奥にあるのは「ドクダミ」です。このドクダミ立派な水草なんですよ!熱帯魚屋さんでは「レッド・サウルス」という名前で売られています。もちろんこれは庭から採ってきましたが... ^ ^ ;


ここで、ちょっと「ドクダミ」の沈水化について...

このドクダミの沈水化には、コツが必要で、まず適当に採取した小振りのドクダミをビンなどに入れ沈めます。

1週間程すると空中葉が枯れ始めますが、よく見ると茎の間から新芽が葺いてきています。

新芽が2cmくらいになったら、枯れた空中葉を切り取ってしまいます。

すべての空中葉が無くなたら、ここで初めて沈水化の完了。Google先生によると飼育は難しいとのことですが、我が家の水槽の水質には、馴染んでくれているようで、今のところ順調に発育しております。そして、水槽内の臭いも抑えてくれます。(不思議)


中央奥の流木に活着してあるのは、「ミズチドメグサ(?)」らしいです。水辺で見つけましたので、今のところ沈水化は順調のようです。

そして、右奥にあるのが、天然「マツモ」!青森県南部の某河川で見つけました。

日本の淡水魚にお似合いです^ ^ v

(画像では、よくわかりませんが、茶色い藻が発生!...オトシンクルスでも投入しよっかなぁ~)


最後に、まだ配置しておりませんが、例の「ミズゼニゴケ」がこれ↓

 

ここ数日のお天気で急成長しました!(細いワカメのようでしょ?...^ ^ ;)右画像が石に活着中のもの。(スマホでは下画像)

ただ、温度管理が大変で、日中外に出しているのですが、水温が30度以上になりますので、水を凍らせた500mlペットボトルで温度調整してあげないと茶褐色に変色してしまいます。枯れているわけでは、ないようですが、見栄えが悪い...


ところで、沈水化に失敗した苔達はどうなったかと申しますと...ご安心を^ ^ v

浅底の鉢に配置して、ちょっとした盆栽気分で「テラリウム」!

中央の楓も山から採ってきました^ ^ vその下にあるのは、杉の新芽。

数十種類の苔やシダ類達のコロニーです。


2013.08.07

2012年・世界水草レイアウトコンテスト

 ここまで、「ボンビー」なアクアリウムをダラダラと、ご紹介してきましたが、やっぱプロの技も拝見しておかなくちゃね!?

ということで、「2012年・世界水草レイアウトコンテスト」の出展作品を上手にまとめた動画を発見いたしましたので、ご紹介致します。

(trf4577様より拝借...m(_ _)m)YouTube

素晴らしい作品ばかりですね!?さすがプロです!
 
いつかは、こんな作品を作ってみたいものです...

2013.08.01

[カヅノゴケ]じゃない!(゚д゚lll)


前回紹介した「カヅノゴケ」と思っていた、苔は、なんと「ミズゼニゴケ」であることが判明(゚д゚lll)

訂正し深くお詫び申し上げますm(_ _)m


知らないって怖いですね ^ ^ ;

というか、知ったかぶりで「オカワカメ」だぁ~?...アホか?


2013.07.30

自作CO2添加装置改!!

 以前、「急性アルコール中毒」で他界した「タナゴ」達の事件を繰り返さないために、「自作CO2添加装置」に、ちょっと改良点を!

実は、本体の添加装置ではなく「バブルカウンター」部分に、普通では考えられないものを加えました。

それは、「サラダ油」!!^ ^ v

ご覧の通り、分離した上部の「サラダ油」が白濁しておりますね!?

これは、両局性のメチルアルコールが溶け出して、水と油をくっつけているからです。

化学部出身ではないので詳しい理屈はわかりませんが、アルコール度の強いお酒で有名な「アブサン」を飲んだことのある方なら、知っていると思いますが、このお酒、氷を入れてロックにすると白く濁るんです。

そして、度数が高い割にアルコールの匂いが殆どしません...これは、アブサンに含まれる蒸溜しそこなった(?)脂分がアルコールによって水と結合しているためと思われます。凝固点の高い油は、氷によって固まる...という理屈でしょうか!?

つまり、油を水に浮かべたバブルカウンター内を通過することにより、溶け出すアルコール分が油と水の結合に使われ揮発しにくくなるということでは?

実は、まだ実験段階なのですが、1週間ほど使用したCO2添加装置を開けるとものすごいアルコール臭がします。その装置で試してみたところ、この「バブルカウンター改」を通過させた気体は、殆どアルコール臭がしません。

これで、「急性アルコール中毒」による被害を軽減できるかもしれません ^ ^ v

2013.07.30

苔の沈水化

 前回ご紹介した苔の繁殖結果について...

結論から言いますと...「大失敗」です^ ^ ;

まず、お気に入りの「フジウロコゴケ」ですが、温度管理が行き届かず全滅です。そして、「アオハイゴケ」も活着が弱く浮き上がってしまいました。

「ツボゴケ」に関しては、失敗というか「藻」にやられてリセット中です。

(藻にやられたらこちら→)

全て、清流域から採取したものですので、温度と光量の加減が難しく、人工的環境下での栽培(繁殖?)は断念いたしました。


そこで、再度沈水苔を求めて散策に!管理人が目標としているのは、水槽内に「緑の絨毯」を敷き詰めたような景色を再現すること。

そこで、(最近では、あまり使用されていないようですが...)「リシア」の気泡出し光景を再現してみたく、「カヅノゴケ」を求めて湧水処を回ってまいりました。


探せば、あるんですねぇ~!秋田県大館市北部の某所で見つけたのがこちら↓

「リシア」というより、まさに「カヅノゴケ」!「カヅノゴケ」とは「鹿角苔」とも書き、形状が鹿の角のように枝分かれして成長するからだそうです。細切れのワカメのようですね!?ワカメと言えば藻類!では、これって「オカワカメ」?^ ^ ;

当初、熱帯魚店にある緑色の細かく枝分かれしたものを期待していたのですが...国内に自生している天然ものは、こんな感じです。

早速、発泡スチロール箱にて栽培開始。

例の自作CO2添加装置で二酸化炭素を添加しつつ、様子を見ました。

金網で自作した「リシアマット」↑

画像では、はっきり見えませんが、僅かに気泡が出始めております。

Google先生によると、市販されている「リシア」は、成長が著しく、そのせいで水槽内のいたるところに繁殖し手が付けられない状態になることもしばしばだとか...それが災いして人気が低迷しているのだそうです...

しかし、こちらの天然物の成長は遅く、1週間程経過しても、金網から広がっているのは数mm程度...これでは、レイアウトまで、しばらくかかりそうです。 (_ _ ;) 金網を上げて中を確認してみたところ、丸いコロニーが形成されていました。確かに成長はしているようです。

また、カヅノゴケは本来「浮き草」の部類に入りますので、仮根を持たず、水面に浮いていると思っていたのですが、ご覧の通り沈んでいます ^ ^ ;

(これってカヅノゴケじゃないの?...まさか淡水化したワカメ?(゚д゚lll))


あまりに成長が遅いので、リシアによる「緑絨毯作戦」は、ひとまず断念し、ウィローモスに変更です。

ところが、この「ウィローモス作戦」に使用したかったフジウロコゴケは栽培に失敗。別の候補を探索しなくてはいけない状況です。

そこで、まずは「本物のウィローモスってどーなの?」ということで、青森県平川市にある「風の谷」という熱帯魚カフェのようなお店に出向き、1ポット¥380にて購入してまいりました^ ^ ;

さすがに、茎も(髪の毛のように)細く繊細なイメージです。が、あくまでも参考のため!これを使用しては「ボンビーアクアリウム」のモットーに反します。


ということで、近隣の山へ探索に出かけたわけですが、前回のように清流域で採取しても所詮枯らしてしまうのは、目に見えております。もっと普通の環境(というか過酷な環境下)で成長している種類で、尚且沈水化するものを探し出さなくてはなりません...そして、形態があの「ウィローモス」っぽいものを...


ありました!

 

調べてみると、どうやら「ハイゴケ」という種類のようです。形態はまさに「南米産ウィローモス」!三角錐状に葉を広げた様子は、そっくりです。ただ茎が本物のウィローモスと比べると太いですね。後は沈水化するかどうか...

早速、水に沈めてCO2添加!

コケ類は、あまり強い日差しに晒すと変色してしまうらしいので、例の鉢底マットで日陰を作り様子を見ることに...


この「ハイゴケ(?)」ものすごい成長ぶりです。元々、山の畑脇の雑草の中から見つけたものですので「過酷な環境下」にも耐えうる種類なのでしょう。2~3日で、目に見える程に葉を伸ばし始めました。葉からは、無数の気泡が!


ここで、チョット余談ですが、このコケの採取方法について...

馬鹿な管理人POINIXは、このコケを採取する際、仮根ごと剥ぎ取ってきてしまい、水で洗浄後、変色した仮根除去に、ものすごい手間と時間を費やす結果に...どうせ切り刻んで流木やら金網に巻きつけるんですから、活着部を残して刈り込んでくれば良かったのです...^ ^ ;(大失敗)


沈水化は、成功のようですので、早速レイアウトに取り掛かります。

方法は、省略いたしますが、金網にテングスでぐるぐる巻きにして、どぼん!

3日程、経過した様子です↑もう、葉が伸びてきています。

「緑の絨毯作戦」は、如何に!


2013.07.19

苔の種類について...

 今回は、ボンビー水槽で使用しております苔類について、まとめてみたいと思います。


この流木に活着している苔は「ヒロハヒノキゴケ」という種類です。
(右下の石に活着しているのは、後で紹介する「フジウロコゴケ」)

既に活着しているものを流木ごと拾ってきました^ ^ v その後、邪魔だった雑草が枯れて、長いサクを伸ばすまで成長した様子です。

さすがに自然の状態そのままですので、安定して成長してくれましたが、管理人が投入したザリガニに食い尽くされてしまいました。(その後、同じような活着済みのちょうどいい流木は、見つかっておりません..._ _ ;)


次は、以前紹介した「ツボゴケ」です。

自然界では、沢の水流付近に垂れ下がるように群生しているんですが、これをバラバラにして、邪魔な枯れ草などを取り除き一本一本束ねたものです。(ドカンの右側、ウキゴリの周り)


そして、管理人を悩ませている「フジウロコゴケ」がこちら

形状がウィローモスっぽくて、近隣にも豊富に自生しており、お気に入りなのですが、いかんせん栽培が難しい...元々、水温の低い清流に自生しているものですから温度管理が難しいのかもしれません。

自然界で活着済みの岩ごと持ってくると、うまくいくんですが、剥ぎ取ってくると失敗する確率が高いです。

ご覧の画像は、右側が失敗した部分、左側が成功している部分です。どちらも同じところから採取してきました。右側の枯れたものは腐り始め中央のツボゴケに溶けた葉が付着して、もう台無しです..._ _ ;

その後、撤去しました↓

不思議なのは、剥ぎ取ったものの中には、うまく活着してくれるものもいるということ...照明が強く当たる部分が枯れ易いようにも思えます。


そして、「アオハイゴケ」がこちら

イトトンボのヤゴが休憩中です。

このコケは活着した岩ごと持ってきました。剥ぎ取って栽培したことが無いのでわかりませんが、岩上部は水面より出ており「アカハライモリ」の上陸スペースとなっております。その陸部分も同じように成長しており、今のところ順調です。

水面上部が↓こんな感じです。(イモリが、休憩中^ ^ ;)

濾過器の排水口付近に設置しているので、程良い水撥ねが、自然界に近い感じです。


只今、調整中の苔たちです。

↑手前右下は、「ヤマゴケ(ホソバオキナゴケ)」(初挑戦!)と「ツボゴケ」(拡大画像↓)


↑またしても「フジウロコゴケ」。これから沈水化の準備です。


↑「(ホソバ?)ミズゼニゴケ」と「フジウロコゴケ」の混生群...これも初挑戦です!

ご覧の通り、採取してきた苔は、活着部分の腐葉土や異物を洗い流しています。
これがいいのかどうかわかりませんが、成長にはあまり影響しておりません。
(苔類は、根を以て栄養吸収する種類は少ないと聞きましたので、この方法で!)

そして、トレーに水を張りビニール袋で包みます(乾燥防止)。


↑こちらは「フジウロコゴケ」の沈水化調整中。画質が悪くてよくわかりませんが、今のところ気泡を出して順調に成長しているようです。場所は直射日光の当たらない比較的風通しが良く気温の上がらない場所を選びました。

この調整時に、ギューギュー詰めにビンやカップに入れると枯れてしまいます。また、水も比較的低い水温でマメに交換してあげるといいようです。(幸い、ここには地下水道がございます^ ^ v)

別容器に移し替えた状態です。数日で緑色が若干濃くなってきています。↑
茎にも張りが出てきたようにも思えます。

この数日後、いよいよ流木への活着作業に取り掛かります。


最初の頃は、採取してきたものをすぐさま岩なんかに活着させて、そのまま水槽に投入していたのですが、せっかちはいけません。苔も生き物ですので、何かと調整して慣らしてあげることが肝心です。



2013.07.16

水草レイアウトに一工夫!

 以前、ご紹介した45cm水槽のレイアウトについて、ちょっと一工夫したところをご紹介いたします。

なぜ、工夫が必要だったかと言いますと、実はツボゴケを設置する際に困った事態が発生してしまったのです。

その原因は、「ドジョウ」が犯人!「ドジョウ」が、何をしてくれたのかと言いますと、ドジョウは、その習性から底砂を掘り起こします。掘り起こすことによって、せっかく植え込んだツボゴケが浮き上がってしまう訳です。そして、水流に乗って水槽内を行ったり来たり..._ _ ;

これでは、せっかくのレイアウトが台無しです。

そこで、ツボゴケを固定する手立てを講ずる必要に迫られたと、まぁそんなところでしょうか^ ^;


では、どのように固定したらいいか...いろいろ思案した結果、非常に安価にそして確実に固定できる方法を思いつきました。


【鉢底ネット水草固定法】

材料....

  1. 鉢底ネット(100円ショップにて購入)
  2. ニッパーまたはカッターナイフ

以上です^ ^ ;

作り方...

  1. まず、鉢底ネット上の水草を配置したい位置に切り込みを入れます。

    2.  切り込みに水草を配置していくんですが、狭いくて入れにくい場合は、切り込みを広げて下さい。

   3.   配置が完了したネットを水槽の底に置いたら、その上から砂を撒く訳ですが、塩ビのパイプなんかにジョウゴで入れると隙間に上手く入ってくれます。

   4.  完成した様子です↓


ここで参考までに、実際の自然界の水中の様子を撮影されている方がおりましたので、動画を拝借いたしました...^ ^ ;


撮影場所は、「丹波地方の溜池畔」だそうです。

苔類は、ヤノネゴケ、ヤナギゴケ、コツボゴケ、オオカサゴケなどで、植物は、セリ、チドメグサ、ミズユキノシタ、ムツオレグサ、ミソハギなどだそうです。

ご覧の通り、ボンビーアクアリウムが如何に自然界の様子に近いかが、わかりますよね!?

それは、使用している植物類が同じだから...これが実現の要因でした!(...知らなかった ^ ^ ;)

ただ、沈水化出来る苔や陸生植物の謎は多く(というか、勉強不足...)、未だに試行錯誤の連続です。

近い内に「苔類の沈水化」について、まとめてみたいと思います。


2013.07.15

発見!「アカハライモリ」

 先日、例の用水路へボンビーアクアリスト仲間の義兄(こちらはボンビーではなく、結構お金かけてますが...^ ^ ;)とドジョウを捕獲しに出かけた時のことです。

ここ秋田の田舎町も開発が進み、幼少の頃見かけた水棲生物は、殆ど見つけることはできない環境になってきている中、まだ自然が残っている貴重な用水路で、感動の出会いがございました。

いつもの様に、網でせっせとすくい上げていたところ、中に見かけない黒い物体が...しかもグニャグニャ動いている...(。☉౪ ⊙。)

ドジョウにしては太すぎるし、カエルにしては黒すぎる...と、次の瞬間!ぐにゃりと反転したその物体に波打った赤い模様がッ!これはまさかッ!?思わず手にとってみると間違いなく、あの「アカハラ」だったのです。

子供の頃、初めて見つけた時の感動が蘇ってきました。もう二人で大騒ぎです。他にもいないかと、ドジョウすくいならぬアカハラすくいに夢中になり、ついにもう一匹の捕獲に成功!

大漁旗を振りかざすがごとく魚網を高らかに、勇んで帰宅!ご近所の皆さんと鑑賞会です。

皆さん一度は目にしたことのある「アカハラ」でしたが、さすがに最近は見かけたことがない様子で「珍しい!」の連呼。

ついには名前を付けてあげようということに...命名「ムツ」と「ゴロウ」^ ^;(なんで?)

その後、管理人の水槽では飼育困難と思い、二匹とも義兄に託すつもりでしたが、二匹は飼えないということになり結局、一匹は我が家へ...

中央に見える黒いヤツが新入り「アカハライモリ」の「ゴロウ」です。(後で、調べてみると♀でした^^;)


アカハライモリは別名ニホンイモリとも言われ、日本固有の種類なんだとか...海外では、この赤い腹の模様が人気でペットとして飼育している愛好家も多いと言われています。


ここで、【アカハライモリの飼育】について少し...

基本的に爬虫類ではなく両生類ですので水槽で魚と混泳は可能ですが、時々陸へ上がって休むようですので、上陸できるスペースを確保します。

水量の多い水槽での飼育では、水換えは月1~2回でいいようですが、水の捨て場には注意が必要です。なぜかというと、野生のイモリは「カエル・ツボカビ症」というツボカビ菌に感染している可能性が高く、換えた水は塩素系洗剤などで消毒後、トイレなんかに捨てた方がいいようです。人や他の動物には感染しないようですが、この病気、最近海外から持ち込まれたものから感染が広がったらしく、この感染拡大防止のためにも、むやみに下水に流さない心がけが、大切かと思います(Google先生より)

餌は、乾燥イトミミズ・赤虫・亀の餌など試してみましたが、食付きがいいのは、イトミミズのようです。
ところが、このイトミミズ、乾燥してますので、そのまま水槽へ投入しても、中々イモリの口には届きません。そこで、一旦別容器でふやかしてから投入してみましたが、他の魚たちが食い散らかして水槽内を舞ってしまう始末...

それならと思い、イモリを水槽から取り出し別容器で給餌していましたが、毎回これだと、さすがに面倒です。何かいい方法はないものかと...当然、金は掛けたくない!


というわけで管理人が考え出した「イモリ給餌器」がこれ!↓


ご覧の通り!イトミミズを独占です。.......と言いたいところですが、いかんせんドンくさいイモリのことです、このイトミミズを発見するまでしばらくかかってしまい、イトミミズが他の魚に食べられてしまうこともしばしば..._ _ ;ですので、上の動画は成功した時のものです。

しかし、ただ水槽内に乾燥イトミミズを投入した時に比べると口に入る確率は上がりました^ ^ v

それに、魚たちが食い散らかして水槽内をイトミミズが舞うこともありません。カップ内の水面に閉じ込められたクズは、ドジョウなんかがせっせと掃除してくれ、数分後には綺麗になくなってしまいます。


では、【作り方】です。

  1. アルミニウム線(100円ショップで購入しました)
  2. ポリカップ(ピクニックやアウトドアなんかに持ってく使い捨てのもの)

材料は以上です。

作り方ですが、まずカップの上部にアルミ線を巻き、そのまま切らずに下部を巻いて余った部分を水槽の高さに合わせて伸ばし折り曲げるだけ!

設置の際にカップを斜めにして水槽内より水を取り込みます。この時、カップ2/3位になるようにします(この水量が安定するようです。少なすぎると浮力でカップがひっくり返ります^ ^;

また、カップの深さですが、水槽の中央位がいいみたいで、あまり高いと、イモリが餌を発見してくれません^ ^ ;

設置が完了したら、菜箸かピンセットで乾燥イトミミズをカップ内へ投入。

そして、食い残しがなくなるまで、放置。給餌が終了したら撤去します。


幼少の頃、捕まえてきたイモリが全く餌を食べてくれず、餌やりに苦労した思い出がありますが、今やってみると、以外にあっさり食い付いてくれてます。当時は、数匹の個体を混浴させていたので、ストレスが溜まっていたのかもしれませんね!?


【おまけ】

このイモリ発見時に、もう一つ珍しい生き物に遭遇!

それは「タガメ」です。

となりにいるのは「ゲンゴロウ」。

どちらも、今ではレッドリスト(絶滅危惧II種)仲間入りの生き物たちです。

ここの用水路には、本当に貴重な自然が残っていますね!?

(...って、家に持ち帰っちゃいかんの?)

2013.07.06

水草をとりもどせ!

 さて、以前の水槽は、一体どうなったかといいますと...

下記の動画をご覧ください... _ _ ;

 
悲惨な状態です

すべて、ザリガニの仕業...というか、放っておいた管理人のせいですが_ _ ;
まさに、世紀末状態...

「水草をとりもどせ」♫

次回は、再構築編をアップいたします。

2013.07.05

新しく、45cm水槽が増えました。

 お隣の奥様から、使わなくなった45cm水槽を譲られましたので、早速「ボンビーアクアリウム」第二弾!

では、完成した水槽の動画をどーぞ!



底面のモスは、「ツボゴケ」という種類の苔を近隣の清流域より採取。

採ってきた苔をバラバラにして、枯葉や他の雑草を取り除きます(これが結構手間のかかる作業ですが...)

バラバラになった苔を15本~20本位に絹糸で束ねて完成です。

「ツボゴケ」は、この緑色の発色感が良く気に入っております。

奥にあるのは「アマゾンソード?」っぽい雑草...田んぼの用水路で見つけました。


しかし、ここで問題が...動画でもわかるのですが「なんかタナゴの泳ぎがおかしいぞ」と思い、色々と思案した結果、原因が分かりました。

犯人は、「私」です。

以前紹介した「DIY二酸化炭素添加装置」...要注意事項ですのでお気を付けください。

ずぼらな管理人は、この添加装置のイースト菌の栄養床であるゼラチンがなくなっても作り直さず「ザラメ(粗目)」を足し足し使用しておりました。ところが、中で発生するアルコール分のことをうっかり忘れておりまして..._ _ ;

いわゆる、「急性アルコール中毒」ってやつでしょう...

考えてみれば、容易に分かることなのですが、今時期の室温は、暑い日だと30℃を超えます。
気化するには、十分な温度なわけで、CO2と一緒にアルコールまで送り込んでいたわけです。

慌てて、装置を取り外し新しく作り直すも、時すでに遅くタナゴ達はあえなく他界いたしました...(うぅ・・・)


今回、新しく仲間入りした「イモリ(アカハラ)」は、モスの活着した岩の水面上部で、難を逃れましたが、「ウキゴリ」は数匹逝かれました..._ _ ;

その後、半分ほどの水を入れ替えましたところ、今は正常のようです。

ボンビーな分、手間を惜しんではいけないということですね...(反省)



2013.06.21

ザリガニが脱皮しました!

 水槽内の子ザリガニ達の脱皮シーンです


何度見ても神秘的です ^ ^ ;

脱皮の兆候は、背中の尻尾の付け根辺りが白っぽくなって離れてきます。

脱皮直後は、他のザリガニに襲われますので、2日位殻が固くなるまで隔離してあげます。

その時、脱皮した殻も一緒にします。これは、脱皮後のカルシウムの補給になるようです。

無くした、ハサミや手足(?)も、この脱皮を繰り返しながら再生していくんですねぇ~

この複雑怪奇な体型をしたザリガニが「ペロ~ん」と、一気に脱皮するんですから不思議です。

2013.06.06

トリミング ②

 【ザリガニ投入編】

いよいよ、ザリガニくん(ちゃん」?)達による、ウィローモスのトリミングへ挑戦です。


正直、専門店で購入した高額な本物の「ウィローモス」で、こんな馬鹿げた挑戦は、誰もしないと思います。
これは、ボンビーがゆえに近所で採取したコケだから出来る試み。決して真似は、なさらないように...


まずは、小ぶりのザリガニを水槽へ

なんと、いきなりモスへ食らいつきました ^ ^ ;

見事な食欲です...大丈夫かなぁ、そこはあまり伸びてないんだけど ^ ^;と、ザリガニに要求しても意志の疎通が...仕様がないので様子を見ることに!


では、その成果です。

さすが、カリスマトリマー「ザリガニ」くんです!^ ^ /

2013.06.01

トリミング ①

 そろそろ水槽も水草(山菜)が伸び放題で、乱雑になってまいりましたのでトリミングをしてみました。

まずは、伸びに伸びた「セリ」刈り(?)から。

(はっきりしませんが、ライトは蛍光灯です)

さすがに、この状態はいただけません。

まずは、頭を出しているセリの撤去から...

お次は、モス!なんですが...水槽から取り出すとレイアウトが崩れます。取り出さずにトリミングするには、専用の先の曲がったハサミが必要です。ボンビー管理人に買ってくるという選択肢は最終手段!
何かいい方法はないものかと悩んだ末、モスを食べる生き物っていないもんかとGoogle先生に相談。
以外な答えが...なんと「ザリガニ」!

ザリガニ捕獲編は[続きを読む]から

2013.05.26

魚を入れてみよう! ②

 アクアリウム構築も順調に進み、そろそろ新しい魚を仲間入りさせてあげようかと思い、
近くの自然公園(市民の森)へ出かけてまいりました。

そこには、なんとあの絶滅危惧種「クロメダカ」が大量繁殖...

「獲っちゃいけない」x2と思いながら、数匹頂いてきちゃいました^ ^;



お次は、タナゴです。


ウグイ恐るべし!Σ(゚∀゚ノ)ノ


2013.05.25

その後の水槽 ②

 無事、CO2添加装置の設置も終了した水槽ですが、果たしてその効果は......

ご覧あれ!

上が設置前、下が設置後1週間後くらいの状態です。

全体像がこちら↓

あまりの成長ぶりで、水槽内がごちゃごちゃです。(トリミングしないと.... _ _;)


素晴らしい成長ぶりの「山菜」達ですが、ここでちょっと異変が...

奥に見えている、大きめの「葉わさび(ヤマワサビ)」がないΣ(゚д゚lll)
なんと、枯れて溶けてました... _ _; 

Google教授によると沈水化に適応するのは、幼生期の株で、ある程度成長してしまうと適応できないのだそうです。
小さい株は、葉の形が変化し、沈水化しております。(不思議だ~)


2013.05.22

アクアリウムといったらCO2でしょ!

 水槽に水草が増えてくると、水に含まれているCO2の量が不十分で、植物の発育不良の元です。

そこで、アクアリウム愛好家達は、高額なCO2添加装置なるものを設置して二酸化炭素を補っているわけですが、この装置安いものでも数万円とお高く、ボンビーな管理人には手が出ません。

そこで、「貧乏は創造の母」なのです。

Google先生にお手伝いしてもらいながらも、自作いたしましたので、ご紹介いたします。

  まずは、完成品を。実はこれタケノコなんかを保存しておくビンなんです。

 ① 蓋にエアホースのジョイントサイズ(6mm)の穴を開けます。(ジョイントがキツいくらいがちょうどいいかも...)

 ② その接合部分にエポキシボンドなんかで接着します。そして、さらに気密性を高めるためにシリコンコーキングで上塗り!

 ③ 完成品は荷造用のポチポチでくるんでいます。これは、後で紹介するイースト菌発酵を持続させるために保温材としての役割を果たしてくれます。

[中身のレシピ]

 ① 200mlの水に砂糖100gを沸かした水に溶かします。

 ② さらに、火を止めた状態で、ゼラチン(粉末)を6gまぜて、よくかき混ぜます。

 ③ 粗熱をさまして、先ほどのビンに投入!

 ④ 後は、冷蔵庫に入れて固まるのを待ちましょう(大体2時間くらいで固まるはずです。)

 ⑤ 固まったら、そのビンに45℃~50℃位のお湯を300ml入れます。

 ⑥ ここでイースト菌の登場!管理人は最初5gで試しましたが、8g位入れてもOKです。
(入れすぎると発酵が進み、ゼラチン床がすぐに無くなってしまいます)
(この時、砂糖を10g位混ぜると発酵が早く始まります)


なんちゃって「バブルカウンター」設置


CO2添加の様子です。程よい泡が出ています ^ ^ v

2013.05.20

魚を入れてみよう! ①

 いよいよ魚の投入です。
近くの用水路へGO!...実は、この水槽にはアクアリウム化前に先住民のウグイたちが数匹おりまして、捕獲当時は2cmほどのメダカサイズだったのですが、1年もすると5~7cmにまで成長し水槽内を所狭しと泳いでいたのであります。(このウグイが問題児...詳細は後ほど^ ^;)

  シマドジョウ(マーガレット・シマ子)

 シマドジョウ(マイケル・マシ・ジョンソン)

 ヒキガエルオタマ(マッスル・タマピー)...後に他界 _ _ ;

 ヌカエビ(シュリンプス・キャリーズ)...後に全滅 _ _ ;

 ウキゴリ(ゴリさん)...一見地味ですが、背びれを広げると↓

 ご覧のとおり...セレブリティ~!(後に他界 _ _ ;)

 先住者のウグイ達...(ウグイーズ)

2013.05.18

その後の水槽 ①

 その後の水槽の様子です。

   

              2013/5/7                                       2013/5/11

            2013/5/17

(撮影時間が、まちまちなので照明の関係で色合いが統一されておりませんが)
ご覧のとおり、見事な成長ぶりです。

Google先生によりますと、沈水化したものは、これほど急激な成長はしないようです。多分、空気を求めて上へ上へと伸びているのだと思います。

2013.05.07

水槽立ち上げ!

 我が家の水槽をご紹介...

立ち上げは、確か2013/4/30だったかな?

パッと見は、豪華なアクアリウムに見えませんか?サイズは30cm。外掛けフィルター使用です。
ところが、この水槽内にレイアウトされているものには、一切お金がかかっていません!
全て、山のものなんです。

イラストを参考に説明いたしますと...

まずは、「セリ」...鍋には欠かせないあのセリです。
当方の田舎では、すぐ近くの田んぼの用水路脇に雑草の様に生えております ^ ^;

お次は、「葉わさび(ヤマワサビ)」...このわさびも近くの山の清流で見つけました。
食材にする場合は、根っこごと引き抜いたりはしませんよ。
水槽レイアウト用であれば小さな株で済みますから根こそぎです(これも本当はマナー違反?)

しかし、清流脇の休耕田んぼには、一面に群生しておりましたので、そこから抜き取って植樹ならぬ植わさびしておきました
^ ^v (来年も食べたいですからね!!)

そして、アクアリウム」に欠かせないのが、なんてったって「ウィローモス」!!

これが無くては、幻想的な雰囲気は出せません(偏見?)...ところが、そのウィローモスを熱帯魚屋さんで購入しようものなら、3cm程のカップ入で400円~600円もするんです。30cmとはいえ、この水槽に敷き詰めようものなら何千円...いや万単位かも...(あほらしい!)

そこで、お馴染みの山へ散策に!............あるじゃない。それらしいコケが岩にびっしりと!
20cmx20cmくらいに剥ぎ取って、クーラーへポイっ!

帰宅後、Google先生にご教授頂きレイアウトの準備です。

まずは、採ってきた苔の活着していた(下の部分)の土を水洗いします。
適当な大きさの石を拾ってきてタワシでゴシゴシ!きれにしたら、程よい大きさにちぎった苔を絹糸なんかでグルグル巻きにします。
後は、タッパに水をはってドボン!陽のあたる所に2~3日放置。

そうすると、苔の方向が何となく揃ってきますので、文房具用バサミでトリミングしてあげましょう。三部刈位の坊主頭にしたら完成です。この時点では、まだ活着しておりませんが、おかまいなしです^ ^;