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2013.07.19
苔の種類について...
今回は、ボンビー水槽で使用しております苔類について、まとめてみたいと思います。
この流木に活着している苔は「ヒロハヒノキゴケ」という種類です。
(右下の石に活着しているのは、後で紹介する「フジウロコゴケ」)
既に活着しているものを流木ごと拾ってきました^ ^ v その後、邪魔だった雑草が枯れて、長いサクを伸ばすまで成長した様子です。
さすがに自然の状態そのままですので、安定して成長してくれましたが、管理人が投入したザリガニに食い尽くされてしまいました。(その後、同じような活着済みのちょうどいい流木は、見つかっておりません..._ _ ;)
次は、以前紹介した「ツボゴケ」です。
自然界では、沢の水流付近に垂れ下がるように群生しているんですが、これをバラバラにして、邪魔な枯れ草などを取り除き一本一本束ねたものです。(ドカンの右側、ウキゴリの周り)
そして、管理人を悩ませている「フジウロコゴケ」がこちら
形状がウィローモスっぽくて、近隣にも豊富に自生しており、お気に入りなのですが、いかんせん栽培が難しい...元々、水温の低い清流に自生しているものですから温度管理が難しいのかもしれません。
自然界で活着済みの岩ごと持ってくると、うまくいくんですが、剥ぎ取ってくると失敗する確率が高いです。
ご覧の画像は、右側が失敗した部分、左側が成功している部分です。どちらも同じところから採取してきました。右側の枯れたものは腐り始め中央のツボゴケに溶けた葉が付着して、もう台無しです..._ _ ;
その後、撤去しました↓
不思議なのは、剥ぎ取ったものの中には、うまく活着してくれるものもいるということ...照明が強く当たる部分が枯れ易いようにも思えます。
そして、「アオハイゴケ」がこちら
イトトンボのヤゴが休憩中です。
このコケは活着した岩ごと持ってきました。剥ぎ取って栽培したことが無いのでわかりませんが、岩上部は水面より出ており「アカハライモリ」の上陸スペースとなっております。その陸部分も同じように成長しており、今のところ順調です。
水面上部が↓こんな感じです。(イモリが、休憩中^ ^ ;)
濾過器の排水口付近に設置しているので、程良い水撥ねが、自然界に近い感じです。
只今、調整中の苔たちです。
↑手前右下は、「ヤマゴケ(ホソバオキナゴケ)」(初挑戦!)と「ツボゴケ」(拡大画像↓)
↑またしても「フジウロコゴケ」。これから沈水化の準備です。
↑「(ホソバ?)ミズゼニゴケ」と「フジウロコゴケ」の混生群...これも初挑戦です!
ご覧の通り、採取してきた苔は、活着部分の腐葉土や異物を洗い流しています。
これがいいのかどうかわかりませんが、成長にはあまり影響しておりません。
(苔類は、根を以て栄養吸収する種類は少ないと聞きましたので、この方法で!)
そして、トレーに水を張りビニール袋で包みます(乾燥防止)。
↑こちらは「フジウロコゴケ」の沈水化調整中。画質が悪くてよくわかりませんが、今のところ気泡を出して順調に成長しているようです。場所は直射日光の当たらない比較的風通しが良く気温の上がらない場所を選びました。
この調整時に、ギューギュー詰めにビンやカップに入れると枯れてしまいます。また、水も比較的低い水温でマメに交換してあげるといいようです。(幸い、ここには地下水道がございます^ ^ v)
別容器に移し替えた状態です。数日で緑色が若干濃くなってきています。↑
茎にも張りが出てきたようにも思えます。
この数日後、いよいよ流木への活着作業に取り掛かります。
最初の頃は、採取してきたものをすぐさま岩なんかに活着させて、そのまま水槽に投入していたのですが、せっかちはいけません。苔も生き物ですので、何かと調整して慣らしてあげることが肝心です。
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