木口屋アートプロジェクトとは

「万之瀬川アートプロジェクト（南さつま市・南九州市、1997～1999）」、「花渡川アートプロジェクト（枕崎市、2006～2008）」。国際的な環境アートで活躍する『水』のアーティストである池田一氏を招へいし、多くの人の力と知恵を結集させ実施したアートプロジェクトです。私たちはこの二度のアートプロジェクトを通して「アートを通した地域活性化の可能性」を見出すことができました。

そして2010年、今回の舞台は枕崎市木口屋（きぐちや）集落。

木口屋集落は世帯数30軒ほどの過疎・高齢化が進んだ限界集落ですが、集落住民と若い世代が連携した子育て支援NPOや行政が積極的に応援している集落でもあります。

池田一氏をディレクティング・アーティストに迎えた今回の『木口屋集落＜地球の家＞アートプロジェクト』。

環境アートを通してお年寄りから子供まで集落内外の数多くの人が協働し、地域住民全員で希望を持てるような『未来志向集落』への転換を実践していきます。

私たちは日本各地の限界集落に対し、アートを活用した画期的な集落活性化の一手法を創造することを目的としています。

このアートプロジェクトを通して、次世代を担う子どもたちに日常、足元から地球環境の問題へと目を向けてもらい、自分たちの身近な環境問題として興味・関心を持ってもらいたいと思います。木口屋集落に住まう住民と子どもたちとの世代間交流により、生きがいづくりと知恵・技術の伝承、創造力・表現力の育成といった人材の育成を進めていきたいと思います。

想像の域を超えたアートがここに。

みんなで作ろう 『地球の家』！

エコ・リンク・アソシエーション　代表　下津公一郎