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2015.08.12
日本で堪能!マンクヌガラン王宮のガムランと舞踊
ガムラングループ・ランバンサリの結成30周年記念特別公演が、6月13,14日に日暮里であり参加しました。遠い日本(外国)で日本(外国)人が、他国の文化を演奏し踊るのは、少々「なんだかなぁ」と感じていましたが、いやいや実際はとても充実した内容で、とても感動的でした。J2ネットを運営していますので、踊りも演奏も接する機会はたびたびありましたが、元来芸術に疎く、それほど食指が動くほうではありませんでした。それがこんなに感動するなんて!また見に行こうと、J2の皆さんをお誘いしているくらいです。
私は1998年から2001年までジャカルタに滞在しました。その頃はジャパンクラブに婦人部というのがあり、婦人部に福祉部があり、その福祉部がジャカルタ・ジャパン・ネットワーク(J2ネット)の母体です。その頃のジャカルタは、スハルト政権からの移行期で、いろんなことがありましたが、ジャカルタのあちらこちらの孤児院や福祉施設を訪問していました。その頃、孤児院にご一緒したことのある婦人部副部長をされていた根津さんが、今回の...公演をご紹介くださいました。根津さんのお嬢さんが踊られるからです。根津さんのお嬢さんは2002年から2004年までソロに踊りを学ぶために留学され、その後もジャワ舞踊を続けておられます。
2004年、J2ネットはソロ奨学金をスタートしました。贈呈式に日本から行けず、お嬢さんに代役をお願いしました。説明もそこそこに、J2の代表として現地の人に対して贈呈式をしていただくのですから、なかなか無茶なお願いをしました。また、お母さんからはご寄付をいただきました。そんなこんなで、根津さんへは、ニュースを毎月お送りする関係を続けさせていただいていました。
さて、肝心の公演の話ですが、ランバンサリは、東京芸術大学の学生サークルが母体となってできたグループです。メンバーのほとんどの方が大学等で教鞭を取っておられます。踊り手の皆さんも同じです。特別ゲストは、マンクヌガラン王宮でガムランを指導されているハルトノさんとウミヤティさん、王宮舞踏家のダルヨノさん。演奏は、弦楽器のルバブの緩い音で始まりましたが、歌い手の張りのある声の響きに驚きました。踊りが主体の出し物だったのですが、決して派手でない抑えた動きのジャワ舞踊が繰り広げられ、思わずひきつけられました。特に嬉しかったのは70頁のパンフレット。踊りの説明、楽器の説明、そしてメンバーの皆さんが引きつけられてやまないガムランやジャワ舞踏の奥の深さが満載で、満足の行く読み物となっていました。
奥の深いインドネシア文化を楽しみました。