ニュースレター
ニュースレター一覧
2022.08.04
ジャカルタ活動報告
2022年6月にSinar Pelangiを訪問しました。
Sinar Pelangiは、身寄りのない子どもや障害があるなど手術や治療が必要な子どもへの支援・援助等をしている財団で、以前よりJ2ネットからもSinar Pelangiへの寄付を行なっています。
ここ2年、コロナにより、なかなか大人数での訪問がしづらかったのですが、ようやく少し状況が改善してきたので、訪問ができました。
今回の訪問では主に、現時点の活動状況と今後の活動見通し、Sinar Pelangiとしての支援希望の確認を行いました。Sinar pelangiとしては、特に、現在も紛争が続くパプアから受け入れた子ども達への教育充実のための援助、ならびに支援の必要がある子どもへの治療費援助の2点を求めているとの話でした。
今回の訪問でSinar Pelangiの意向を確認できたため、J2netとしてどのような支援が可能か検討します。
写真は 2022年1月 絵本寄贈時
2022.08.04
ジャカルタからの便り
Zakka Plang 活動 少しずつ日常が戻りはじめました。
こんにちは
2022.06.18
中部ジャワの地域文庫に絵本が届きました!
この度、J2netから中部ジャワ州プカロガンのTBM(地域文庫:Taman Bacaan Masyarakatである「TBM Samudra Bahari」に本を寄贈しました。プカロガンはジャワ海に面した港町。美しいバティックの産地としても有名ですね。
2022.05.06
《Proyek Pelangiのご紹介》
皆様初めまして!Proyek Pelangiです!
2022.03.30
ジャカルタ活動報告
J2jakarta zakka pelangi
2022.02.04
ジャカルタ活動報告
《えんとつ町のプペル インドネシア語版の発行》
J2Netの会員の皆様、こんにちは。
インドネシアでミュージシャン・タレント・俳優・翻訳の活動をしています、加藤ひろあきです。
この度、日本でも話題になっているキングコング西野亮廣さん作絵本「えんとつ町のプペル」を妻のアリーナとともに翻訳しインドネシアにて出版致しました。そして発売に際してJ2Net様を通じて様々な施設や学校に本を寄贈させて頂いています。ご協力頂き誠にありがとうございます。
この絵本「えんとつ町のプペル」は先日、日本での映画やミュージカルの公開が終了し、2022年1月現在はプペル歌舞伎として市川海老蔵さん主演で上演されています。アメリカでも映画上映がスタートし、今年の後半にはアメリカブロードウェイにてミュージカルが上演されることが決まっています。
今回この絵本がインドネシアで出版されることになった経緯はインドネシアの出版社「Noura Books」が海外のブックフェアに参加した際「えんとつ町のプペル」英語版に興味を持ち、そこから以前翻訳した「Laskar Pelangi(邦題:虹の少年たち」)で一緒に働かせていただいたご縁から私が日本の出版社である幻冬舎さんとの間を取り持つ形になり実現しました。
私自身初めてこの絵本を読んだ時、「信じ抜くんだ、たとえ一人になっても(インドネシア語:Percayalah. Bahkan ketika kamu satu-satunya yang percaya.)」というメッセージはインドネシアの方の心にも刻まれる言葉だろうと思い、すぐに翻訳して届けたいと思い立ちました。西野亮廣さんはこの絵本の製作過程でこんな話をされています。
夢を語れば笑われて、行動すれば叩かれる。
「お前も諦めろよ」という言葉は「空気を読めよ」というまるで正しいような言葉に姿を変え、黒い煙の先に行こうとする者を圧倒的な数で袋叩きにする。黒い煙に包まれた『えんとつ町』というのは、つまり『現代社会』で、夢を見て、夢を語る人間を執拗に叩きます。
ゴミ人間『ハロウィン・プペル』というのは、夢を見て、夢を語り、その夢を実現しようと行動して、鼻で笑われ、叩かれ、あげ足をとられている『あなた』。
そして、主人公達は言います。
「信じぬくんだ。たとえ一人になっても。」
『えんとつ町のプペル』は、『あなた』の物語。
『あなた』へ向けた応援歌です。
僕は見たことがない景色を見たいので、
見たことがない景色に挑もうとする人をバカにはしません。全力で公定します。
そんな人に、この作品が届くと嬉しいです。
J2Netの方々の中にもこういった想いをされた経験のある方が少なからずいらっしゃるのではないかと思います。インドネシアにもそういった空気はあります。生まれた環境や状況で夢を持つことすら許されない人たちは確実にいて、そういった人たちに一人でも希望の光を灯せたら。
そんな想いで今回、自分たちでは到底絵本など買えないという子供たちを中心に1000冊の寄贈を決めて絵本の配布を行っています。
これは作者の西野亮廣さんと株式会社Chimeny Townが1000冊をNoura Booksから買い取る形で寄贈を行う活動で、実際の動きは現地に住んで活動している私加藤ひろあきが中心となって行っております。
その活動の模様は加藤ひろあきオフィシャルブログ「インドネシアよりテリマカシ」に随時更新していきますので、これからも応援頂けましたら幸いです。
最後になりましたが、今回の寄贈活動にご協力頂きましたJ2Net様、共に実際に動いてくださった堀さん、くるみさん、くみこさんにこの場を借りて改めて御礼申し上げます。Terima kasih banyak.
皆さんも絵本「えんとつ町のプペル」是非一度読んでみてくださいね。インドネシア語版はRp.98.000で販売されていますのでこちらも手に取って頂けますと幸いです。
それでは今後ともどうぞよろしくお願いいたします!
2022年が皆さんにとって素晴らしい年になりますように。
Hiroaki Kato / 加藤ひろあき
https://ameblo.jp/hiroakikato39/entry-12653070538.html(加藤さんのホームページ)
2022.01.10
インドネシア超初心者の雑記
J2netジャパン・インドネシア渡航前会員第一号の熊谷美緒さんから現地レポートが届きました。
当初4月だった渡航予定が7月に延び、デルタ株の出現でさらに延期となる中、晴れて11月に飛び立ちました。
ジャカルタ郊外のチカランからZoomでジャパンの定例会や絵本グループのミーティングに参加しつつ、常夏の国を満喫しているようです。
見るもの全て驚きかな。私たちも同じでした。
1.はじめに
2020年冬、家族の帯同でインドネシアに行くことが決まり、「現地で有意義な時間を過ごしたい」、「どうせなら、少しは人の役に立つことをしてみたい」との思いでネットサーフィンに勤しんでいたところ、2021年6月にJ2netにたどり着きました。
J2netメンバーはインドネシア経験が超豊富な方ばかり。
渡航を前にしても、インドネシア語や文化を学んだこともなく、インドネシアって暑いんだろうな・・・くらいの浅ーい認識しかなく不安たっぷりの私に、メンバーの皆さんは本当にいろいろ教えてくださいました。
そのため、今回この原稿を書くことを提案(≒指示)された際、断ることは状況的に許されませんでした(笑)
国語も苦手で小学生のような感想文で恥ずかしい限りですが、精いっぱい書きます。
2.インドネシアに入国し、約1か月経った感想
①驚いたこと
・空港内にて
入国日のスカルノハッタ空港で、空港職員?の方々が、空港内到着ロビーの通路を、動く歩道の上も関係なく、セグウェイ・電動キックスケーター・自転車等で爆走していたこと。
・道路状況
想像以上に車間距離(前後も左右も)がないなか、車・バイクともかなりの速度で走ること。意外と信号が少なく、交差点で直進と右左折が入り混じるなか、各車の“阿吽の呼吸”のようなものを感じられるのには感動しました。
・気温が25度くらいだとインドネシアの方にとっては寒く、少し厚めの長袖を着ていること。(寒がりの私でも半袖で問題ない温度・湿度ですが。。。)
②胸が痛むこと
・交差点の信号待ちの車に、子どもがお金をもらいに走ること。
・12/4のスメル山噴火で大きな被害が出ていること。
・現在雨季のため、毎日のようにどこかで洪水被害が起きていること。
③嬉しいこと
とにかく、インドネシアの方々が優しいこと。拙いインドネシア語で話しかけても、丁寧に対応してくださる方ばかりです。お店で店員さんを呼んでも気づいてもらえず困っていた時、近くにいた方が大きな声で代わりに店員さんを呼んでくれたこともありました。
コロナの影響で結果的には約半年、渡航が遅れましたが、その間は日本でJ2netに参加できたので、この経験をインドネシアで生かしたいと考えています。
まだまだ知らないことばかりで、困っている方に対して何もできないのが非常に歯がゆいですが、今できることをまずはがんばります。
おまけ・・・ “インドネシアっぽい?”通りの写真
2021.12.07
翻訳絵本がインドネシアの子どもたちに届くまで:後編
ほどなく、絵本のお届け先がジャカルタの幼稚園 “TK Islam Yaskin” の子どもたちに決まりました。前述の ”TIM CERITA” とは既にご縁ができていた幼稚園です。
2021.12.04
翻訳絵本がインドネシアの子どもたちに届くまで:前編
2021年、新しい年が明けた頃、J2netともご縁の深いジャカルタマザーズクラブのメンバーの方から「絵本貼付けのオンラインイベントを実施したい」とのご相談をいただきました。「マザーズクラブではコロナ禍で突然一時帰国になった会員も多いため、会員同士を繋げ、また、インドネシアとの繋がりを感じられるようなイベントを企画したい」とのこと。さらに、「コロナ終息後、インドネシアの子どもたちとマザーズクラブ会員が繋がるきっかけにもなれば」と、将来のことまで思いを馳せられていたので、J2netとしても喜んでお受けし、イベントに「協力」の形で参加させていただくことになりました。
2021.10.31
新型コロナ禍のインドネシア
レベル1(感染リスク低)
新型コロナウィルスの陽性感染者数が一週間で住民10万人当たり20人以下。入院患者数が住民10万人当たり5人以下、さらにその地域での死亡者数が住民10万人当たり一人以下。
レベル2(感染リスク中)
新型コロナウィルスの陽性感染者数が一週間で住民10万人当たり20人以上50人以下。入院患者数が一週間で住民10万人当たり5人以上10人以下。さらにその地域での死亡者数が10万人当たり2人以下。
レベル3(感染リスク高)
新型コロナウィルスの陽性感染者数が一週間で住民10万人当たり50人以上100人以下。入院患者数が一週間で住民10万人当たり10人以上30人以下。新型コロナウィルスが原因の死亡者数がその地域で10万人当たり2人以下。
レベル4(感染リスクきわめて高い)
新型コロナウィルス陽性感染者数が一週間で住民10万人当たり150人以上。入院患者数が一週間で住民10万人当たり30人以上。死亡者数がその地域で住民10万人当たり5人以上。
この7月~8月にはソロの町もジャカルタもPPKM(活動制限)レベル4に指定されました。大変多くの新型コロナウィルスに関連する問題がありました。インドネシアの多くの外国人は、日本人やJ2ネットのメンバーを含めて母国に帰国しています。
新型コロナ禍のソロの町
ソロは2021年6月7月8月以降、PPKM(活動制限)がレベル4に指定されました。この9月は状況が良くなり、レベル3に引き下がりました。スラカルタ(ソロ)市政府情報局の公式ページデータによると、この2021年の半ばまで新型コロナウィルスの感染者は1万2千人以上確認されています。2021年3月以降、ソロ市政府はこのコロナ禍に対する対策を努め続けています。すべての集団の市民にワクチンを投与するのが一つの例です。データによると16万4千人以上のソロ市民がすでにワクチン接種を終えています。そのグループ/集団は
1) 医療従事者
2) 60歳以上の高齢者
3) エッセンシャルワーカー(公的事業勤務者、教師/大学教授、市場の商人)
4) 50~60歳の住民
5) 18歳以上の一般住民
ソロ市は現在まですべての住民にワクチンが渡るよう努力し続けています。多くのソロ市民は現在市政府からワクチン接種をするプロセス中です。そのうちには民間企業の従業員、18歳以上の若者、主婦、生産年齢のフリーランスで働く人々、学齢期の子どもたちも含まれます。
2021年6月7月8月のコロナ禍で、ソロ市はPPKM(活動制限)レベル4に適用されました。9月現在状況はやや良くなり、レベル3に下がりました。ソロは以下の状況です。
学校
幼稚園、小学校、中学校、高校の生徒たち、そして大学生もオンライン(バーチャル)インターネットの学習過程です。開いている学校はありません。学習のシステムはそれぞれの学校/大学の方針に任せられています。通常は高等教育や大学ではすべてオンライン授業、小学校や中学校では一部の教師が定期的に家を訪問する、近所でマックス3人まで集まり勉強する生徒、もしオンライン授業ができない場合には教師が課題を家へ与えに行きます。生徒は両親と一緒に家庭で勉強します。定期的に課題結果を受け取りに行きます。
障がいのある子どもたちは学校と療育がまだ閉鎖されています。多くの教師やセラピストは定期的に家庭に訪問しています。多くの時間を子どもは両親や他の家族のメンバーと共に勉強しています。
2021年9月半ば、ソロの状況はやや好転し、PPKM(活動制限)レベル3に引き下げになりました。いくつかの学校は対面授業の準備に取り掛かっています。
企業/職場、市場、ショッピングモール、食堂その他
PPKM(活動制限)レベル4ではCBRセンターを含むほぼすべての従業員はワークフロムホーム(在宅勤務)100%、ショッピングモール、市場、商店と他の販売所も閉鎖されました。基本的に必要な物を売っている店のみ営業しています。食堂は持ち帰りのみの営業です。現在PPKM(活動制限)はレベル3になり、一部の従業員は通勤可能、一部は在宅勤務です。市場、商店、ショッピングモールは客数を制限して営業しています。
礼拝所、観光娯楽施設、社会活動その他
PPKM(活動制限)レベル4ではすべての礼拝所、観光地は閉鎖、社会活動は厳しく制限されました。3人以上のミーティングは禁止です。今はレベル3になり、礼拝所と観光地は収容人数上限50%までに制限されています。結婚披露宴などの社会的儀式は招待客数を制限されています。ホテルやCBRセンターのような研修会場、ミーティング会場は人数を上限50%に制限されて稼働しています。
コロナ禍での奨学支援金
このパンデミックの影響はすべての社会に感じられます。健康面の影響ばかりか、経済的影響もあります。多くの社会人は職を失い、収入を得ることが困難です。大半の障がいのある子どもたちの家庭にとっても余裕がありません。彼らは現在生き残るために戦い、家族の生活を維持するために努力しています。奨学支援金は、このコロナ禍での障がいのある子どもたちにとって、パンデミックによる影響を受けた障がいのある子どもたちの家庭にとって、最適です。
J2との奨学金プログラムのSuara Kasih(直訳で愛情の声)は“SHARING FOR SELF HELP”もしくは”BERBAGI UNTUK MANDIRI”(自立のための分かち合い)に重点を置いたプログラムです。Suara kasihは障がいのある子どもたち又は特別な支援を必要としている子どもと家族を支援するためのプログラム、BERBAGI(分かち合い)に焦点を当てています。これまで障がいのある子どもたちと家族は、汚名、ネガティブな態度、差別的な行い、彼らの基本的な要望を満たすことへの物理的環境の障壁など依然として多くの障壁に直面しています。さらにコロナ禍で問題はより深刻です。
CBRセンターは昨年度(2020-2021)に実行された奨学金プログラムについて評価と観察をしました。来年度(2021年7月~2022年6月)のために、以前まではそれぞれの障がいのある子どもたちはミニマム15万ルピアの支援をしていました。このコロナ禍で子どもたちの持久力のためにビタミンと牛乳代、およびオンライン授業のインターネットへアクセスするための回線データ通信料を追加支援しました。一人当たり75,000ルピア/一か月です。そのため子ども一人当たり一か月でトータル225,000ルピアになります。CBRセンターとJ2ネットはこのSuara kasih プログラムの14人の子どもたちに教育支援を与えることに同意しました。