ニュースレター

月別アーカイブ

2021.12.07

翻訳絵本がインドネシアの子どもたちに届くまで:後編

ほどなく、絵本のお届け先がジャカルタの幼稚園 “TK Islam Yaskin” の子どもたちに決まりました。前述の ”TIM CERITA” とは既にご縁ができていた幼稚園です。

 ところが、いざ発送の段になった初夏あたりから、ジャカルタの感染状況が急激に深刻化していきます。テレビニュースから流れるジャカルタの様子を見ては、幼稚園の開園状況や、子どもたちや先生方の健康状態、郵便事情など心配は尽きませんでした。私たちは、もどかしい思いを抱えながらも、感染状況が落ちつくまで発送を見送ることにしました。
 そして9月。マザーズクラブのイベントから半年以上が経って、ようやく“TK Yaskin”の子どもたちに届けることができました!窓口となってくださったIndah先生から、「届いたばかり」と送られてきた第一報(段ボールだけの画像)からは、私たちの絵本を待っていてくださったのが伝わってきました。翌日には、先生方が子どもたちに読み聞かせをしている様子や、子どもたちが自ら本を読んでいる画像が送られてきました。表情を見ると、すっかりお話に引き込まれて集中しているようです。その数日後には、「子どもたちは毎日読んで楽しんでいます」とのご報告。ただただ素直に嬉しく、安堵と感謝の気持ちで心が温かくなりました。
 私たちの絵本寄贈プロジェクトは、たくさんの方のご協力で成り立っています。今回は、ジャカルタマザーズクラブの方々が1冊1冊仕上げ、心のこもったメッセージを添えてくださいました。ジャカルタの子どもたちが絵本やメッセージを読み、遠く離れた日本の、会ったこともない誰かに思いを馳せるとしたら・・・、広い世界を感じるきっかけとして、とても素敵なことだと思いませんか。翻訳絵本を送る活動にご関心お持ちの皆さま、いつでもご参加をお待ちしています。
170
リーチした人数
18
エンゲージメント数
9

2021.12.04

翻訳絵本がインドネシアの子どもたちに届くまで:前編

  2021年、新しい年が明けた頃、J2netともご縁の深いジャカルタマザーズクラブのメンバーの方から「絵本貼付けのオンラインイベントを実施したい」とのご相談をいただきました。「マザーズクラブではコロナ禍で突然一時帰国になった会員も多いため、会員同士を繋げ、また、インドネシアとの繋がりを感じられるようなイベントを企画したい」とのこと。さらに、「コロナ終息後、インドネシアの子どもたちとマザーズクラブ会員が繋がるきっかけにもなれば」と、将来のことまで思いを馳せられていたので、J2netとしても喜んでお受けし、イベントに「協力」の形で参加させていただくことになりました。

 事前準備を重ね、2月16日に30分間のオンラインイベントを開催、5名のマザーズ会員の方に参加いただきました。まずはJ2netの活動を簡単にご案内し、翻訳絵本の作り方を説明。また、小さいお子様と参加された方もいらっしゃったので、J2net人形劇グループ ”TIM CERITA” メンバーによる手遊びや歌のお楽しみタイムも設け、インドネシアへの思いをふくらませながら楽しい時間を過ごすことができました。
 イベント終了後、イベント参加以外の方からも絵本作成の協力があり、最終的には計18冊の翻訳絵本を作成・寄贈いただきました。
後編へ

カレンダー

«12月»
   1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  

フィード

ページの先頭へ