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2015.08.13
2015年、移動図書館 『くりりん・ぶんこ』 の成長
2014年6月、定期活動を再開した移動図書館活動『くりりん・ぶんこ』。その後の成長についてお話します。
毎週火曜日の午後、絵本、児童書などを詰めたコンテナを持って東JKTマトラマンの集会所を訪れています。参加者は近所の幼児、小学生、中学生、お母さんたちが20~30人ほど。今年から手作りの個人別図書カードを使い始め、発行実績は大人も含め100人近く。本の貸し出しはしていないので、図書カードは出席表の役割を果たしています。
やって来た子どもたちは入口で自分のカードを受け取り、双六盤のようなスタンプ面に毎回スタンプを押して、5回・10回といった節目には好きなシールを選んで貼ります。25回でゴールですが、皆勤しても半年はかかる計算です。カードの管理や小さな子の世話に中学生たちが手を貸してくれるのも成長のひとつです。
昨年11月から毎週土曜日午前中、中央JKTチキニ市場の奥の集会場にも通い始めました。千葉大とインドネシア大学(UI)の建築学部共同プロジェクトとして建てたRumah Pintar(RP)。しかし建てただけでは宝の持ち腐れ。縁あって『くりりん・ぶんこ』が最初のコンテンツになりました。通ってくるのは幼児、小学生、お母さんたち、10~20人といったところ。RP建設に関わり、市場の中で下宿している千葉大留学生G君が地域との橋渡しやくりりんの活動前の清掃と準備、片づけを担ってくれていました。その後UI社会学部の教員、学生が環境教育フィールドワークの一環として参加。子どもたちへの読み聞かせはさすがネイティブ、心強い限りです。UIとして他の活動も試みている彼らは自治会との調整に時間を掛けています。
最近のことですが、私たちの要望に応えて留学生G君が中心になり木製のげた箱を作ってくれました。そしたら・・やっぱり!・・どんな小さな子も当たり前のようにサンダルを納めて上がってくるのです。これが一番の成長ポイントでしょうか。
さらに新しい波のご紹介。土曜日の活動に若い日本人駐在者が参加希望をしてくれています。また横浜でJ2netじゃぱんに出会ったインドネシア人イブが火曜と土曜、6月から活動に参加しています。読み聞かせはもちろんBaguuus!
成長する『くりりん・ぶんこ』に皆さま、乞うご期待です。