ニュースレター
2015.01.03
プンチャックの小学校を訪ねて
2014年9月16日、私たちHulaグループHoaloha Hoku-ke'aは、グループから8人でSDN PUNCAKSIMUN(小学校)を目指しました。PuncakはJakartaに比べると空気も水も澄んでいて、車窓から吹き込む風はさわやかで、気が付くと深呼吸をしていました。Hulaの活動を基盤としたボランティアグループとしてここJakartaに発足して1年半、念願かないJ2Netさんのお導きの元、車で約2時間半揺られ、その小さな農村の子供たちに私たちはHulaを届けることが出来ました。
日頃の活動費から奨学金をこちらの学校へ寄付させていただいておりましたが、いつか直接子供たちの顔を見たい、Hulaを見てもらって、体験してもらって一緒に笑いたいというかねてからの思いがありました。私自身長年Hulaを踊り続けてきた中でHulaには沢山助けられ、歓びをうけ、楽しみ、そして励まされてきました。その思いをなにかこの地
で形にすることが夢でした。
Hulaは伝える踊りです。その優しさや暖かさを感じてほしいと思いましたが、HulaはHawaiiという島々に伝わる踊り、子供たちの何人がそのHawaiiを知っているでしょう? さまざまな不安もありましたが私たちにできるHulaで子供たちにとにかく楽しんでもらえれば、と今回の訪問にグループのメンバーも多く賛同してくれました。今回は平日だという事もあり家の事情などで参加できないメンバーも多くいましたが、グループ皆の思いを参加メンバーが代表して届けることに。
私たちの車が到着すると興味深そうに(不思議そうに?)見つめてくる子供たちの住んだ視線。間もなく私たちの小さなHula Showをスタートしました。恥ずかしそうに見ている子、ステージエリアにかぶりつきで見てくれる子、とにかくそこに居る全員が初めて目にする踊りであったことは確かです。
15分ほどのステージを見てもらった後は体験してもらう時間に。簡単な基本ステップ2つと、子供たちにもわかりやすい、花、海、空、を表現する手の動きを使って、音楽に合わせて子供たちと一緒に踊りました。
そのあとは子供たちが様々な踊りや演武や歌を披露してくれました。子供たちが練習を重ねたであろうそのパフォーマンスの数々はとてもほほえましくそして華やかなものでした。
のどかな農村の日々は、私たちの日常とはかけ離れた環境の中にあります。
子供たちの日々の暮らしの中で、私たちが伺ったその日が少しでも楽しい思い出になり、
刺激になってくれればと思いました。
最後に学校の裏の畑で収穫されたお芋や落花生、トウモロコシなど、(どれもとてもおいしかった!)
私達がHulaを届ける側だったにも関わらず、沢山のものをいただきました。それはお土産だけではなく、子供たちとのふれあいという大切な時間も含めて、です。帰り際に子供たちが一人一人私達の手を取り、額にあてて挨拶をしてくれました。握った小さな手はとても暖かく、そして純粋でした。またこのようにHulaを届けることが出来る日を持てればと、さらに楽しみになりました。
いつか私達がこのインドネシアを離れた後もこの日の事をかならず思い出すでしょう。その時も、ずっと、この日出会った子供たちが笑顔で幸せに暮らしていることを願ってやみません。
このような機会をいただけたことに感謝いたします。