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2023.06.23

2022年度の絵本寄贈について~ご報告②

インドネシアの子どもたちから笑顔のメッセージが届きました!

2022年度に出来上がった翻訳絵本をインドネシア各地の地域文庫(Taman Bacaan Masyarakat)に向けて送り出してから約1か月。
先に到着したジャワ島内の3施設に続き、スマトラ島リアウ州やマルク州ケイ諸島といった遠方の地域文庫にも無事に届き、よろこびの声が送られてきました!
今回は、主にMS&ADゆにぞんスマイルクラブ様、個人で参加された方々が作ってくださった翻訳絵本を届けた、スマトラ島リアウ州の地域文庫 ”TBM HAMFARA LIBRARY” からのメッセージをご紹介します。
“TBM HAMFARA LIBRARY” は、世界で6番目に大きい島であるスマトラ島の、リアウ州のテンビラハン(Tembilahan)という町にある地域文庫です。リアウ州と言えば、スマトラ島の中部に位置する天然資源が豊富な州で、地図を見ていただくとお分かりになりますが、マラッカ海峡を挟んで、すぐ向こうはマレーシアやシンガポールといった位置にあります。テンビラハンは、そのリアウ州南部の川沿いにある人口8万人弱の町です。
施設の運営者Ridwan Syafi'i Aliさんはとても熱心に読書啓蒙活動をされているとのことで、インドネシアTBM全国ネットワーク組織の”1001buku”を通してこちらの施設をご紹介いただきました。
偶然にも、Ridwan Syafi'i Aliさんは元々日本に関心をお持ちだそうで、施設では日本語の勉強をすることもあるとのこと。そんな背景があり、今回は翻訳絵本のほかに日本語のままの絵本なども同封しました。
子どもたちはもちろんですが、 ご本人も今回の寄贈を非常に喜んでくれていて、彼が発信した ”TBM HAMFARA LIBRARY” のFacebookの記事では、絵本作りに協力してくださった方、おひとりおひとりの名前を挙げて感謝を表されていました。実は、私どもの活動では、翻訳絵本の作成にご協力くださった皆様の思いが届くようにとお名前やメッセージを書き添えていただいているのですが、今回、その「思い」もしっかりと受け取ってくださったことが実感でき、心の通った交流ができたような気がしました。
”Karena Buku Adalah Jendela Dunia, Maka Membaca Adalah Mata Untuk Melihat Dunia Tersebut.” これは、施設から届いたメッセージに添えられていた言葉で、本は世界を知る窓のようなものだと「本を読むことの大切さ」を伝えています。
寄贈した絵本が、子どもたちの世界を広げていく一助となりうるかもしれない、と考えただけでワクワクしてきますね。
私たちの絵本寄贈プロジェクトは、たくさんの方のご協力で成り立っています。翻訳絵本を送る活動にご関心お持ちの皆さま、いつでもご参加をお待ちしています。

2023.05.06

2022年度の絵本寄贈について~お礼とご報告

 インドネシアの子どもたちから笑顔のメッセージが届きました!≫

去る3月、2022年度に増刷した翻訳絵本をインドネシアの地域文庫(Taman Bacaan Masyarakat)に寄贈しました。その数、なんと約130冊!今年度はジャワ島内外5つの施設に送ることができました。

これもひとえに、増刷活動にご協力くださった皆さまのお蔭です。帝人株式会社ブック・ドリーム・プロジェクト様、MS&ADゆにぞんスマイルクラブ様、社会貢献活動に関心を持ってくれた福島県の高校生、東京の中学生の皆さま、「グローバルフェスタ」「ふれあい満点市場」にご参加くださった皆さま、個人参加の皆さま、この場をお借りして感謝の言葉をお伝えしたいと思います。本当にありがとうございました。

すでに、絵本を受け取った施設からは、早速、よろこびの声が届いております。

今回ご紹介するのは、主に帝人株式会社ブックドリームプロジェクト様、福島県の高校生、「グローバルフェスタ」の参加者の皆さまが作ってくださった翻訳絵本を寄贈した、東ジャワ州の”Sahabat Kecil”、同じく東ジャワ州の”Sokola Pelangi”、中部ジャワ州の”Omah Eling Ngudiraharjo”からのメッセージ。絵本を受け取ったときの子どもたちの笑顔、真剣に読んでいる表情などから、絵本の到着を楽しみしていてくれた現地の様子が伝わってきますね。

この他、スマトラ島リアウ州や、マルク州カイ諸島といった、地方の地域文庫にもこれから届けられることになっています。

各地域文庫のくわしい様子は、これから数回にわたってご紹介していきたいと思います。

私たちの絵本寄贈プロジェクトは、たくさんの方のご協力で成り立っています。1冊1冊の絵本に皆さまの温かい思いやりやエールの気持ちを乗せて、インドネシアの子どもたちへ届けております。翻訳絵本を送る活動にご関心お持ちの皆さま、いつでもご参加をお待ちしています。

2023.04.03

チアンジュール地震・被災者支援

2022年11月21日にチアンジュールで地震が発生しました。被災地にヤヤサン・タリアシがあり、エティさん、アリさんが支援活動に入りました。ヤヤサン・タリアシとは長い付き合いがあり、J2から支援協力を申し出たところ、快く受けていただきました。引き続き連携させていただいています。

タリアシへの支援は、まず11月23日に支援金をrp20,000,000をJ2ジャカルタから送金しました。それに対するタリアシからの報告と写真が届いています。左の写真は、お巡りさんたち⁉︎の写真は、子どもたちや住民の恐怖を少しでも軽減するために、トラウマセラピーとして笑えるパフォーマンスをしているところだそうです。

また、ヤヤサン・タリアシから昨年11月25日に、2校の学校再建の依頼が来ています。1校はRp25,000,000で、もう1校はRp295,458,303です。

金額が大きいので、定例会で出た意見をタリアシに伺ってみました。また、せっかく修理や建直しをしても、その場で使い続けることが出来ないのではないかと、当面は簡易な資材(例えば竹材)での修理を考えられないか、等々をお尋ねしました。

以下が返答です。

『J2netの皆様からは多くの支援をいただきました。ありがとうございます。政府は、現在進行中ですが、当面の優先事項は人々の家を修理することです。

  学校の場合移転はなく、今の場所に被害はあるものの、まだ使えるので建物の修繕のみです。政府とは別に、支援の寄付を引き続き募集しています。政府による改善策では、すべてのニーズをすぐに満たすことはできないからです。

当分の間、まだ使用できる教室がありますので、子どもたちはまだ学校に通うことができます。時間も場所も通常ほど充分ではありませんし、遅れが心配ですが通学しています。

せっかくですが、竹の部屋は常設出来ないので作れません。そして、土地の確保も不可能です。しかし、大きな損傷を受けた教室を修復する前に、学校は小さな損傷を負った教室を修復しました。それらを使って授業しています。』

2023.03.26

医療支援報告

シナールプランギはジャカルタにある困窮家庭への医療支援を行っているキリスト教系のNGOです。
J2は設立当初より手術代の支援や手芸品の販売などを行っています。(Net2.219号、22年9月参照)
 昨年4人の子どもたちの手術代とパソコンの購入費を寄付しました。その後の報告が来ましたので、ご報告します。
1. 名前 : RAJUMI TINAMBUNAN pic5
(ラジュミ・ティナンブナン)
性別 : 男性
年齢 : 2歳3ヶ月
住所 : Bekasi  
病気・障害の診断:口唇裂(唇裂)
患者の状態が整い、手術できるようになる のを待っています。検査だけが行われ、手術はまだ行われていません。
2. 名前 : AZNAN LILO pic1
(アズナン リロ)
性別:男性 年齢:6歳4ヶ月 住所 : Tangerang – BANTEN 
病気・障害の診断 : 先天性内反足―足が内側に曲がる (CTEV)
手術の前に、石膏ギプスをつけて足首を固定していましたが、ギブスでの矯正固定と手術を行いました。
3. 名前:ALDI SEPIANTO pic 2.3
(アルディ・セピアント)
性別 :男性 年齢 :15歳
住所 : 西カリマンタン州シンタン
病気・障害の診断:
脊髄損傷(腰椎骨折+神経圧迫)アルディは 2017 年にドリアンの木から落ちました。以前、カリマンタンで手術を受けました。
現在の状態は車椅子を使い、他の人の助けが必要です。足は収縮し、しびれていました。左が手術前、右が手術後の写真です。しびれもとれて足の緊張がすこし緩んだようです。
4.名前:AFRIZAL pic4
(アフリザル)
性別:男性
年齢:10歳 住所 : 南東スラウェシ州バウバウ疾患・障害の診断:髄瘤 アフリザルは脳に髄膜瘤がありました。脳を圧迫する体液を取り除くために、頭から腹腔へ流すシャント手術を行いました。

 左が手術前、右が手術後の写真です。目の焦点が合って、にこやかに反応しています。 

2023.02.04

チアンジュール地震・被災者支援

先月11月21日の地震発生後、現地では速やかな支援活動が進められています。J2netと20年以上のお付き合いのある、ヤヤサン タリアシがまさにチアンジュールに住んでおり、J2netが支援していた小学校もあります。11月23日には支援第1弾としてジャカルタJ2から支援金を送りました。11月26日には日本からも送金しました。 

【11/26レポート①】タリアシのエティさんは、地区のソーシャルワーカーとしても長く勤めており、現在地区事務所の震災管理委員会会計係をされているとの事ですので、J2netの寄付もそちらとの連携で、住民への手配が行われている様です。さっそくタリアシがJ2netからの支援金を使って、5か所の村のための支援物資を調達し届けてくださいました。残りはDapur umum (公共炊き出し)のために使われるそうです。また週末は建物が倒壊した孤児院の様子を見に行くと言っています。

支援している難民キャンプでは、67世帯のうち52世帯が大きな被害を受け、住むことができなくなり、新しい場所に移らなければならない状況との事です。仮設住宅が必要ですねと言うと、行政に仮設住宅の申請をしているとの事でした。お巡りさんたちは、動画で子どもたちや住民の恐怖を少しでも軽減するために、トラウマセラピーとして笑えるパフォーマンスをしているそうです。

タリアシのアリさんが、素敵な支援ポスターを作ってくれました。ジャカルタのメンバーが新たに現地の様子を聞いたところ、子どもたちの多くが風邪をひいているらしく、希望物資リストには喉の痛みの薬や解熱剤も含まれています。日本と同じく、コロナ感染がまた右肩上がりになっていることもあり、心配が尽きません。今後も状況に合わせ、支援を継続して行います。皆さまのご支援ご協力をお願い申し上げます。

【12/6レポート②】Yayasan Tali Asih アリさん、エティさんとお会いし、被害状況、避難状況を確認しつつ、支援物資をお届けしてきました。

お届けした支援物資は〜

■《防寒・寝具等》毛布、タオル、シーツ、洋服(大人男女、子ども、赤ちゃん)、靴、かばん など

■《薬・衛生用品》トラックアンギンを始めとした薬類、洗剤、石鹸、絆創膏、ティッシュ、ウェットティッシュ、赤ちゃん用おむつ、女性用品 など

■《食品・飲料》赤ちゃん用ミルク、フォローアップミルク、子ども用お菓子 など

【12/21レポート21日に2回目の支援物資を届けました。日本人学校でも物資を集めていただき、日本企業からパンの支援も受けました。移送の支援も受けました。】

 お陰様で無事 パンも物資も届けることができました。避難所、村役場など4ヶ所廻りましたが、まだまだテント生活。初めに行った場所は雨で水が溢れる為 高床。大きいテントに73人が生活していました。

子供達にパン時々食べると聞いたら首を横に振り、食べたい?食べて!すぐにアッと言う間に食べていました。美味しい?ニコニコ首を縦に振っていました。

一ヶ所目、四ヶ所目には直接パンを渡せましたが、村役場には託して来ました。

復興には2年かかるだろう。学校の再建もいつできるか?子供達はきちんとした授業も受けず、進級し、卒業してしまう。と嘆いていたのにも心が痛みました。

そんな中、きれいな目でニコニコしている子供達の笑顔が、救いでした。

チアンジュール地震支援にご協力をお願いします。

地震の被災者支援の募金を行います。*お振り込みの際は、お名前の前に「C」をつけてください。よろしくお願いします。

三菱東京UFJ銀行 横浜支店 普通預金 口座番号/4390963

口座名/J2ネット 会計 岡 則子

《チアンジュール地震緊急支援募金への御礼とお願い》

「チアンジュール地震緊急支援」へのご協力をお願いしましたところ、たくさんのお振込をいただき、430,000円程の募金が集まりました。心より御礼申し上げます。学校が大きく壊れ、2,000,000円以上のプロポーザルが来ています。続けてお願いします!

現地はまだまだテント生活の方々が多く、子供達はキチンとした授業も受けられず、進級、卒業してしまうそうです。彼らの将来はどうなってしまうのだろうと考え込んでしまいました。

今回、支援物資が届けられたのは、日本企業のみなさまのお陰です。友人達、幾つかの企業に伺ってもbox車がなく、物資は集まるものの、どうやって届けたら良いのか、本当に悩んでいました。感謝のみです。

2023.02.03

チアンジュール地震・被災者支援

1121日にチアンジュールで地震が発生しました。被災地にヤヤサン・タリアシがあり、エティさん、アリさんが支援活動に入りました。ヤヤサン・タリアシとは長い付き合いがあるので、J2から支援協力を申し出たところ、快く受けていただきました。

 

3回の現地訪問報告

事前準備:12/29グラメディア買い物、1/31/6図書仕分・荷造り、1/16スーパーで買い物

1/19 木曜日
9:00
 ジャカルタ出発 11:50 Cianjur到着 タリアシのEtiさんと合流  12:30 Kp cibereum 到着
 
山間の田んぼと畑に囲まれた場所。トラックとすれ違いが出来なかった舗装のない一本道で谷を周りこむように到着。大部分が小作農のもともと貧しい地域とのこと。学校まで30分以上歩いて通う子もいる。平らな場所は稲作に使うため、村のエリアは斜面になって歩きづらい。村の中でも貧富の差があり、すでに自費で建て替えを始めている家も。家の横に資材のブロックやセメントのための砂の山があり家族の住むテント、その横にヤギの小屋が建っていた。
2
ヶ月近い大型テントでの暮らしは問題があり、今はできるだけ家族単位の小さいテントに移動しているという。
小屋のような家にテント・シートを被せて雨漏りしないようにした家にも住人が普通に住んでいた。集会場のようなところでは今までは月に1回程度、女性教育や子ども教育をしていたとのこと。昔から貧しく10代前半で結婚、出産し、学校も途中の人も多い地域。図書2セット、歯磨き粉、シャンプー石鹸と衣類を配る。



13:45
 Kantor Desa Ciwalen 
雨が降ってきたので狭い場所にあるPosko訪問は断念し、前回も立ち寄った村役場に。ここでは6世帯と8世帯のPoskoを管理しているということで図書、歯磨き粉、石鹸を配る。雨で、屋根のあるところがないので残りの荷物はEtiさんの車に積み替え、後日適切に配布してもらうように依頼する。
14:00
 現地出発 17:30 ジャカルタ到着

2022.12.03

チアンジュール地震

 すでにみなさまTVニュース等でご存知のことと思いますが、1121日午後1時ごろに、インドネシア・チアンジュールでマグニチュード5.6の地震が発生しました。死者数は当初の発表より増え、22日のインドネシア政府の発表では268人の数字が上がっています。151人が行方不明とかで死者数まますます増えるとのことです。2700戸以上の家屋や建物が被害を受けて、多くの人々が瓦礫の下敷きになっているようです。学校の崩れている映像が流れています。多くの子どもたちが被災しています。

 J2net20年以上のお付き合いのある、ヤヤサン タリアシがまさにチアンジュールに住んでおり、J2netが支援していた小学校もあります。(プンチャックあたりの支援はタリアシと組んで行なってきました。移動図書館の運営もしてくださっています。)
 

  タリアシにさっそく様子を伺ったところ、ヤヤサンの方々はご無事でした。でも、住民の方々には家が潰れてしまったり、学校が崩れて多くの子どもたちが被災して命を落としています、とのことです。支援の必要性を伺ったところ、今炊き出しを始めたのでその食料の資金が必要との事でした。 

 また、赤ちゃんのミルクや紙おむつなど、インスタントミーなど必要な物も上がって来ています。  

 J2netジャカルタのメンバーたちとも協力して、まずJ2netジャカルタで持っている資金から、2000万ルピアを送ることにしました。物資は準備が必要なので、J2netジャカルタの久留美さんとタリアシと話してもらいます。今後買出しから配送までをジャカルタメンバーに行なってもらおうと話しています。

 

Yayasan Tali Asih エティさんからのメッセージです。
 Selamet malam ibu,  kami sangat berterimakasih dengan bantuan ini, ibu2 Jepang sangat responsif.Betul ibu uang yang 20 JT akan kami peruntukan untuk dapur umum, karena itu yang paling darurat, masyarakat blm bisa pulang ke rumah dalam seminggu ini, berarti makan minumnya harus di bantu.Kalau dari ibu2 j2net di JKT mau membantu barang2 seperti selimut, handuk, pakaian, sprai itu juga sangat membantu. Di tenda sangat dingin, karena hanya beralaskan terpal saja. Dan Pampers, vit c juga sangat di butuhkan.  

 こんばんは、今回の日本の皆さんの助けにとても感謝いたします.みなさまからの2,000 万ドルを炊き出しに利用します。これは最も緊急性が高く、人々は 1 週間以内に家に帰ることができません。飲食の支援を行わなければならないからです。ジャカルタの j2net の皆さん、毛布、タオル、衣類、シーツなども大変助かります。テントの中はタープしか張っていないのでとても寒かったです。 また、おむつやビタミンCも本当に必要です。
チアンジュール地震支援にご協力をお願いします。
 

ご支援のお願いばかりで申し訳ありませんが、地震の被災者支援の募金を行います。

三菱東京UFJ銀行 横浜支店 

口座番号/ 普通預金 4390963口座名/J2ネット 会計 岡 則子 

*お振り込みの際は、お名前の前に「C」をつけてください。よろしくお願いします。

 

2022.11.18

グローバルフェスタジャパン2022

○いままで

 今年もグローバルフェスタが開催されました。グローバルフェスタは毎年秋-10月の第1土・日に行われてきました。開始は1990年「国際協力フェスティバル」といわれていました。1992年より外務省が参加し、2005年から「グローバルフェスタ」の名称になりました。J2は2001年に、JANNETという障害分野の団体の軒先を借りてパンフレットを配布することから参加を始めました。それから21年、少しずつ規模を広げて参加し続けました。
 会場は日比谷公園→お台場と屋外で開催されてきました。基本的には晴天でしたが、土砂降りの時もありました。それでも大学祭のようですし、ジャカルタJ2の同窓会のようにもなっています。
 2020年はコロナ禍で中止となりました。昨年2021年は、会場を有楽町・国際フォーラムに変え、大学祭のようなノリは全くありませんでした。物品販売もなく、模擬店もなく、参加者も少なく、コロナ対策優先のちょっぴり寂しいものでした。たぶん参加者の流れも含め管理をしっかりするためだったのでしょう。それでも、オンラインのプログラムがあり、リアル会場とオンライン会場、絵本作りのワークショップを行いました。オンライン会場は、従来行っていた活動紹介を行いました。リアル会場には来れないけれど自宅からオンラインならというメンバーも参加することができました。午前午後2回、2日で4回の実施です。
○ことし
 今年も同じ有楽町・国際フォーラムでした。昨年のオンラインは、私たちの能力を確実に向上させていました。昨年はオンラインへの参加者が少なく(フォーラム全体が少なかったのですが)その反省もあり、内容には現場=リアル会場からの実況中継だけでなく、なんとインドネシアからの中継も入れました。昨年は日本で、今年はインドネシアで参加くださった熊谷さんが「さくらまつり」の会場から中継をしてくださいました。
 また、会場には学生さん(中学生から大学生まで)団体で見学しており、国際理解教室の申込も受けました。
 そんなこんなで、楽しいグローバルフェスタでした。
○みんなの感想
・1日目のオンラインPRプログラムを担当した吉田です。初めてのオンライン参加だった昨年は予めサクラ入室の人までリストアップして臨みましたが、おかげさまで今年はそのような心配はなく、関係者ではない通りすがりの方も何人も参加してくださってありがたかったです。来年度への課題としては、事前に目を通せるものに簡単にオンラインPRプログラムの内容紹介をした方がいいとのご指摘がありました。zoomのホストをしながらMCも、というのは自分には無理があり可能であればホストとMCは別々の方がいいと思います。� 定例会にハイブリッド参加していても肝心のところが抜けている私にはMCはなんともおこがましく、来年はぜひ新しいメンバーにも加わっていただきたいです。
・皆様お疲れ様でした。オンライン対応してくれたメンバーの皆さんも、ジャカルタからの熊谷さんも、ありがとうございました。中学生の授業の一つにグローバルフェスタの見学?があるなどなど、お客様も、やっとコロナの縛りが薄れて、多くな方が来てくださったようですね。
1年に1度、ワクワクできるイベントに参加できるって素敵。J2netのみんなのパワーすごいな_。
・昨年は、出展者どうしが隣近所を見て歩くような雰囲気もありましたが、今年は周りのブースを偵察する時間もほとんどないくらい、様々な方に立ち寄っていただきました。メンバーの皆さま、そしてそのすべてのご家族にありがとうをお伝えしたいです。お疲れ様でした!
・皆さま お疲れ様でした!!昨年は気の抜けた感のあるフェスタでしたが、今年は本当に以前を思わせる活気が戻ってきていましたね。ホッとすると同時に、来てくださった仲間たちや、お客様たちに感謝です。
ジャカルタも活気が戻るといいですね。 
・今日はありがとうございます。娘もとても楽しかったみたいです。絵本を1冊ほとんど全部、一人で仕上げてしまいました。小1とは思えない器用さで綺麗に仕上げてくれました。

2022.09.29

医療基金・シナールプランギ

シナールプランギは、1989年4月14日に設立され、人種、宗教、言語、およびその他の社会的背景を区別せず、医療(健康)に従事する非営利の財団です。施設内にはクリニック、手術前後の宿泊施設、リハビリ施設、孤児院、障がい者の働ける工房等があります。有料老人ホームもあります。

医療活動としては、困窮した家庭の身体障害児の手術やリハビリなどを行っています。

また孤児の子どもたちや扶養能力のない家庭の子どもたちを養育し教育を与え、子どもたちが将来社会で自立出来る様、支援しています。J2netでは活動開始当初より連携を持ち、手術代の寄付や手芸品の販売をしています。

シナールプランギの中心であるオランダ出身のシスターアンドレは、当初フランシスコ会のイエスとマリアの聖心会(FCJM)の活動について周りに全く理解されず、道のりは非常に困難なことが多くあったと仰っていました。その後徐々に口コミで広まった活動により、患者はアチェからパプアまで、全国各地から来ているそうです。 支援を募る宣伝などをされているかお聞きしたところ、必要なお金は、神(Lord)のお導きにより入って来ると仰っていました。

インドネシアの国籍を取得されたシスターアンドレは、本来インドネシアの支援はインドネシア人がしなければならないと仰っていた言葉が印象的でした。

どんな困難にも屈せず、信念を持って活動を続けているシスターアンドレは今でもパプア、マラン等の奥地の孤児院などを訪れ、精力的に活動されています。(2020年zakka plangi 活動報告より)

この3年コロナ禍でジャカルタでの活動がままならなくなり、関係団体に日本から直接お声をおかけして、障害児教育のヌルアバディ、ストリートチルドレン(anak jalanan)を中心とした貧困者への支線施設KDMなどに支援を行ってきました。ようやく、ジャカルタでの活動も少しずつ戻り始め、今回はシナールプランギに状況をお尋ねし、医療支援を行うことになりました。下の4人の子どもたちに手術代を寄付しました。さらに、孤児院もあるため、学習用のパソコンも支援しました。

支援金は手術代4人分でRp102,000,000、学習用PC3台Rp19,500,000、合計Rp121,000,000日本円で1,150,000円です。9月7日にJ2ジャカルタから振り込んでいただきました。インドネシア料理本の売り上げ、新古さんのカレンダー売り上げ、絵本翻訳gado-gado等のご寄付を利用しました。

引き続き、医療基金へのご協力をお願いいたします!

名前 : RAJUMI TINAMBUNAN
(ラジュミ・ティナンブナン)
性別 : 男性
年齢 : 2歳3ヶ月
住所 : Bekasi  
病気・障害の診断:口唇裂(唇裂)
コスト:Rp. 17,000,000,-(170,000円)
その他の情報: 患者の状態が整い、
手術できるようになるのを待っています。

名前 : AZNAN LILO (アズナン リロ)

性別:男性 
年齢:6歳4ヶ月
住所 : Tangerang – BANTEN 
病気・障害の診断 : 先天性内反足―足が内側に曲がる (CTEV)
手術コストと石膏鋳造コスト:
Rp. 45,000,000,-(450,000円)
その他の情報: 手術の前に、石膏ギプスをつけて足首を固定します。

ギブスでの矯正固定と手術を行います。この治療は何回かに分けて行う予定です。

3.名前:ALDI SEPIANTO (アルディ・セピアント)
性別 :男性
年齢 :15歳
住所 : 西カリマンタン州シンタン
病気・障害の診断:脊髄損傷(腰椎骨折+神経圧迫)
コスト : Rp. 20,000,000,以上(200,000円)
学歴:小学校卒業
その他の情報: アルディは 2017 年にドリアンの木から落ちました。

以前、カリマンタンで手術を受けました。
現在の状態は車椅子を使い、他の人の助けが必要です。

足は収縮し、しびれています。もう少しの改善治療が必要です。

4.名前:AFRIZAL(アフリザル)
性別:男性
年齢:10歳
住所 : 南東スラウェシ州バウバウ
疾患・障害の診断:髄膜瘤
コスト : Rp. 20,000,000, (200,000円)
その他の情報: アフリザルは脳に髄膜瘤があります。

脳に溜まり脳を圧迫する体液を取り除くために、頭から腹腔へ流すシャント手術を行う必要があります。

2022.09.15

コロナ禍でのインドネシア旅行

 2013年に本帰国後、毎年訪れていたインドネシア。コロナ流行により2019年の渡航を最後に中断していました。今回、隔離規制がなくなった為、3年ぶりのインドネシア旅行を計画する事にしました。ジャカルタ市内へは5.6年ぶりの滞在となりました。
 今回、ジャカルタで何かJ2の活動に参加したいと考えていましたが、このコロナ禍で活動は休止しており、また、お盆時期もあり、メンバーは日本に一時帰国していた事も相まって、残念ながら施設訪問など出来ませんでした。
 それでも、雑貨プランギ、J2netジャカルタの方々とお会いして、現状を伺ったり、新しくできたモールでバティック作家の伊藤ふさ美さんの着物関連の展示設営をお手伝いされた話を伺う事ができました。タイミングよく、私もその素晴らしい着物バティックを拝見する事ができ目の保養となりました。
 その際に、コロナ禍のためジャカルタで販売の機会を失った雑貨プランギの商品を持ち帰りました。こちらは、10月に日本で開催される日本最大級の国際協力イベント グローバルフェスタ2022で販売する予定です。
 ジャカルタではモールや店内は全員マスク着用していました。建物内に入る際はインドネシア政府指定のPeduliLindungiのアプリをインストールしワクチン接種のデータを紐付けておかないと、入館はできない事になっていますが、ここはインドネシア。ワクチン接種が紐づいてなくても入れてしまいました。(笑)
 旅の後半は、ロンボク島、グデ島に行きました。ここでは、ブルーバードタクシーのドライバー以外は、ホテルのスタッフを含め誰もマスクをしていませんでしたが、オープンエアのリゾート地ですし、ノーマスクも納得できます。ただ、悲しい事に、賑わっていたロンボクの繁華街はかなり閉店して荒れ果てていました。
 2018年の地震から観光客が遠のき更にコロナが追い討ちをかけた影響かも知れません。アジア人観光客は一人もあわず、欧米人しかいないのを考えると、旅行が日常になるにはもう少し時間が必要だと思いました。
 かっこいいビルやアパートができ、地下鉄も整備され、アプリやネットショッピングで用を足せ、日本よりネット環境が整備されキャッシュレス可も進み、さらに住みやすいジャカルタになっていましたが、10年前と何も変わらず貧富の差は激しいままです。でも、それがジャカルタという街なのだと思いました。
インドネシアの島々や海は美しく、人々は優しく愉快で、イスラム教のアザーンが空に響き渡り、食べ物が美味しくて、素晴らしい時間を過ごすことがでしました。
 滞在中にコロナに感染しない様にと常にどこか緊張し続けた旅行だったので、以前の様に一日も早く海外への往来が自由になる日を願ってやみません。またエネルギーが満ち溢れるインドネシアに訪れたいです。

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