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2015.04.09

強烈☆ラジウム温泉に入浴!!!

「不老閣」には内湯が2つ、岩風呂は1つあり、源泉はすべて“天然かけ流し”。内湯は男女日替わり、入浴時間は7時から22時まで。「宿から歩いて5分ほど」という岩風呂は男女入れ替え制。入浴時間は7時から17時頃まで。

フロントに行き、「岩風呂」について尋ねることに。すると、ロビーには「ガンの数値が下がった」「体調が回復した」等、手書きの「お客様の声」があり、思わず読み込んでしまう。「岩風呂」のラジウム温泉は“超強力”らしく入るのは1日1回を勧めている」そうだ。ラジウム温泉の入り方を尋ねると、「回数は3回ほどまで」「合わない方もいるので体調を見ながらがよい」と男性スタッフの方が丁寧に教えてくれる。そして「こちらにも詳しく書いてありますので」とパンフレットを渡す男性スタッフの方。

よどみない説明に「すごいわ・・・この知識」「ここは宿っていうより“健康合宿所”または“療養所”みたい・・・」と思っていると・・・

ああっ!!!

“健康道場”って書いてある!!!しかも・・・「天然ラジウム恩泉 入門書」とも!!!

随所にちりばめられたこだわりがハンパない。

パンフレットに「過ごし方」の指南が!!!

・・・思わずパンフレットを熟読。このマニアックな感じがステキ。

パンフレットによると「ラジウム温泉」には微量の放射線が含まれているそうだ。放射線が微量であれば体内の細胞を刺激し、免疫機能が向上するらしい。

と、ここで岩風呂の時間(女性のみ)になったので外へ。

「この上」ってどの辺にあるのだろうか・・・

体力が回復していない松宮。超不安になる。が、行くしかない!

ええっーーーー!!!これを上るの?!

“微熱アリはあるが体力はなし”しかもここは標高1000メートル。これは・・・かなりキツイ。しかし・・・ここまで来て戻るわけにはいかない。なんとしても「岩風呂」に入るのだ!ひたすら進むのみ!

だが段々斜面は急になる。「もうダメか・・・」と思ったその時!!!

手描きのかわいらしいイラストに心がほっこり

ついに・・・「上り切った!!!」

あ、あれ!?「岩風呂」がない!?

「岩風呂はどこ?」と探していると・・・

遙かかなたに「あった・・・」

と、とおい・・・。本気で膝から崩れ落ちそうに。しかし「岩風呂」は見えているのだ!黙々と「岩風呂」を目指して歩く。

ついに・・・ついた・・・(涙)

「座って休みたい」と思うが、ガマンして速攻温泉へ。中には数人の先客がいる。平均年齢は65歳ほど。

まず体を流し、「上がり湯」という温かい湯船に5~10分入る.そして体が温まったところで「岩風呂(ラジウム温泉)」へ3~10分ほど。これを3回繰り返す。

「上がり湯(以下、パンフより)」

上がり湯には3名が入浴している。「「上がり湯」は二枠あり、結構広い。しかし、足幅ほどの木製のふたを3つだけ開け、まるで電車の座席に座るような距離感で入っているのだ!「広々としているのに・・・」と疑問を持つ。が、“使わない所を開けると湯が冷めてしまうから”かもしれない。とにかく「ここのルールなのだろう」と悟る。

隣にいる50代半ばほどの女性に聞いたところ、「冷泉のラジウム温泉に入り過ぎ、低体温になって倒れる人が続出している」らしい。「そうなんですね・・・」と呟くと、「気をつけ召されよ!とひと言。「武士か?!」とツッコみそうになる。

上がり湯は41℃で結構熱め。アツくなってきたので「岩風呂」に入ることに。しかし「上がり湯」から「岩風呂は見えない」。タオルが敷かれた廊下を30メートルほど歩いた所にあるらしい。「一体どうなっているんだろう」と思いつつ歩いていると、真新しいロッジ風の空間に仏壇が”!!!「え・・・ここは一体?」茫然としていると、一番奥に「岩風呂があった!!!」「岩風呂」の近くには榊が飾ってあり、神聖且つ荘厳な雰囲気が漂っている。

妙に神聖な雰囲気を醸し出している「岩風呂」

早速「岩風呂」に行き、手を浸してみると・・・「!!!!!!!」

な、なにこれ!?こ、これは“真水”の冷たさでは?いや違う。


これは・・・“雪解けの滝(勝手に妄想)”。

・・腕を体の前で組み、体を防御。覚悟を決め、滝レベル?の冷たさのラジウム温泉へと入っていく。しかし、あまりの冷たさのため肩まで浸かるのに5分ほどかかるのだ!

くっ・・・これはまさに修業一体誰が最初に「ラジウム温泉」に入ろうと思ったのだろうか?

ラジウム温泉はなぜ冷たいのか?その理由は「ラジウムから放出されるラドン(気体)は地下水の温度が冷たいほど容易に溶け込むから」だそう。ラドンは免疫機能を刺激し、請われた細胞の再生を促す働きを持つ。

つまり「低温度=ラドン含有率が多い」

肩まで浸かると心に余裕ができたせいか、音楽が耳に入ってくる。・・・これは・・・カフェで流れていそうな、ムーディーな「オーバーザ・レインボー!!!」

ゴツゴツとした、歴史ある「岩風呂」&ロッジ風空間。そして右手には仏壇。バックミュージックはムーディーな「オーバーザ・レインボー」。ここは古いものと新しいもの、和洋が混在する不思議な空間。入るのにツラい「岩風呂」だが、一度入ると「妙になじんでしまう」。

頑張って10分近く入っていると・・・「手のひら(両方)がピリピリする!!!」なにこれ?!この“ピリピリ感、すごい”。“ピリピリ感”が限界になり、再び「上がり湯」へ。3回繰り返し、最後には「アトム風呂」という冷泉(岩風呂と同じくらい冷たい)を体にかけて上がる。

「岩風呂(ラジウム温泉)」に入った後は体が疲労するため、1時間ほど横になるのが決まり。横になっていると、18時15分=あっという間に夕食の時間に!いそいそと食堂に向かい、夕食を食べる。

夕食は旬の野菜が多く使用されており、とても美味だった(集中して食べたため写真はなし)

早々に就寝し、翌朝。「ラジウム温泉」に入ったせいか、体がスッキリしている。この分だとナゾの不明熱がよくなるかも!この日は12時頃「岩風呂」へ。すると・・・なんと!松宮1人で“貸切状態”。神秘的な「岩風呂」を独り占めするという、超贅沢なひとときを過ごす。

「岩風呂」の後は二度「内風呂(洗い場あり)」へ。ちなみに「内風呂」の「ラジウム温泉(長寿の湯&不老の湯)」は30~33℃で“小学校のプールの授業初日”くらいの冷たさ。なので結構気持ちよく、「苦悶」することはない。

ご飯を食べる⇒90分後に温泉へ⇒1時間横になる・・・・を1日に3回繰り返し、そろそろ寝ることに。ふと加湿器が目に留まる。去年は毎月扁桃炎になり、倒れていたほど喉が弱い松宮。「加湿器つけようかな・・」「でも濡れたタオルをかけてるし、いっか」と就寝。が、これが後々に事件を起こすことになろうとは・・・。

3日目の朝。起床すると・・・あれ?喉がおかしい。痛みはないが、“草木が一本も生えていない砂漠”のような乾燥した感じ。・・・イヤーな予感がする。「温泉に入るのは止めようか・・・」「でもこれで最後だし!」一瞬迷ったが、朝食前に30分ほど温泉へ。

時間がないのを見越して昨夜に清算したため、カギだけフロントに返し、バスに揺られて約1時間。「帰りは電車で帰ろう」と思い、特急に乗っていると、誰からか電話が!「誰だろう」と思って出ると・・・なんと!「不老閣です」との答え!!!どうやら松宮はシルバーの靴下を忘れたらしい。部屋を出る時に「忘れ物はないか」確認したのに。やはり「まだ頭が回復していない」のだ。「郵便で送る」と言うスタッフの方に「すいません・・・」と謝る松宮。はずかしすぎる。

その後、37.5℃まで熱が上昇。喉の乾燥感はなくなったが、気管支の辺りに炎症を感じるように。

今は37℃1分(写真がボケている)

松宮は喉になにかあると“瞬殺”なんだな・・・と今さらながらに気づく。

最後に油断したためカゼを引いてしまったが、「ラジウム温泉」はおもしろい体験だった。入るとぐったりするのだが、翌朝には“パワーが増大”している感じ。去年は喉カゼを引くと半月以上体調が悪かったが、1週間でよくなってきた。「ラジウム温泉」のおかげで免疫機能が少しアップしたのかもしれない。ただ、「ラジウム温泉」は強烈なので合わない人もいるだろう。

松宮には「ラジウム温泉」が合っていたので、今度は1週間くらい滞在できたらいいなあ。

コメント

おとうさん

お久しぶりです。増富温泉に行かれたことがあるんですね。確かに鉱泉でした。

>冷たい湯に浸かると、何故か不思議と体がだるーくなるんですが、
翌日になるとシャキ^―^ンとなるんですよね。まったく不思議です?

そうそう、そうなんです。すっごい不思議ですよね。翌日には“パワー増大”でした。

>話しは変わりますが、「はまれぽ」の「みんなのキニナル!」で
松宮さんのことをQuestionしちゃいました。

ありがとうございます!

  • 松宮史佳
  • 2015.04.23 11:53

ご無沙汰してます。

ラジウム鉱泉でリフレッシュ!素晴らしいアイデアですね。
私もむかし良く行きました。信玄の隠し湯、増富ラジウム温泉。
温泉じゃなく本当は鉱泉です。金泉閣とか、不老閣も行きましたよ。
冷たい湯に浸かると、何故か不思議と体がだるーくなるんですが、
翌日になるとシャキ^―^ンとなるんですよね。まったく不思議です?

話しは変わりますが、「はまれぽ」の「みんなのキニナル!」で
松宮さんのことをQuestionしちゃいました。

ご迷惑だったら削除します。投稿後の報告で済みません。
よろしくお願いします。

  • おとうさん
  • 2015.04.22 16:02

ス。さん

旅には「不測の事態」が多数発生しますね(笑)「金の靴下」「銀の靴下」には笑ってしまいました!

>もう、なんだかわからないのですが
丁稚のスは姫を見守り続けますよ…

・・・心労をかけてすまぬが頼むぞ!(笑)

  • 松宮史佳
  • 2015.04.13 10:32

本格派のラジウム温泉、凄すぎますね…

標高千mの山を歩いて歩いて辿り着いたら冷泉…
晩ご飯は野菜中心で千kal以下…
仏壇&オーバー・ザ・レインボー…
「気をつけ召されよ!」と一喝する女中…

そなたが忘れたのは金の靴下かな?銀の靴下かな?
いいえ、私が忘れたのはシルバーの靴下です!

もう、なんだかわからないのですが
丁稚のスは姫を見守り続けますよ…

  • ス。
  • 2015.04.12 15:35

いつもあざっす!さん

家来その1!!!(笑)

「ラジウム温泉」はすっごい冷たかったです!あれはまさに修業・・・というか、“荒行”!松宮には合っていたようでカゼとともに不明熱からも回復しそうです。

旅日記を書くのは楽しいですね~。「ゆっくり休もう」と思いつつも、風景を見ながら「これはなんて書こう」と考えてしまいました。

  • 松宮史佳
  • 2015.04.12 12:18

いじる所がありすぎて、どこからいじったらいいかわからない(*_*)

ラジウム温泉て冷たいんですね。
知らなかったな~。

とにかく温泉が効いたみたいでよかったって事ですかね。

長旅&超大作おつかれしたー!

家来その1は満足じゃわい

  • いつもあざっす!
  • 2015.04.11 21:08

Tockyさん

「岩風呂」は健康な方でも辿り着くのがキツイかもしれません。

>湯治+温泉=天国 ← 甘~~いっ!!

ハイ、甘かったです(笑)「不老閣」はまさに“健康道場”といった感じでした。

>最後の一瞬の迷いで喉をヤラレルとは・・加湿器メ!

・・・加湿器が怒られてる!(笑)

>姫!!まだまだ修行が必要ですぞby爺

爺、姫もまだまだ修行中の身。許せ!

熱も下がり始めて体調は大分よくなってきました。行った甲斐はありましたよ!(甲斐の国=山梨だけに笑)

  • 松宮史佳
  • 2015.04.11 15:33

うえっ~!!不老閣の超強力!?「岩風呂」って凄い所にあるんですね。
傾斜のついた山道を上り切ったさらにその奥とは・・・
途中休憩OK!との看板も妙に納得デス。
湯治+温泉=天国 ← 甘~~いっ!!
不老閣は「健康道場」と言う・・正に’’修行場’’
順調に熟したかにみえましたが・・しかぁ~し
最後の一瞬の迷いで喉をヤラレルとは・・加湿器メ!
(姫!!まだまだ修行が必要ですぞby爺)
そうは言っても「パワーが増大」のご様子。
低温度の「ラジウム温泉」が合っていた様なので
訪れた甲斐はありましたね。




  • Tocky
  • 2015.04.10 18:21

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松宮史佳について

「食べる」「飲む」「踊る」のが好きな本能のままに生きるライター。翻訳業などを経て偶然パーティーで雑誌編集長に出会い、フリーライターの道へ。       

グルメ系から美容、医療などのインタビューから夜の街まで数千件を取材し、経験を積む。

2018年、80歳以上で現役のカッコイイ人々を取材するサイト「Rockな人々」https://hirock1117.wixsite.com/japaneserockpeople/blog/untitledをオープンした。
2020年は新しい企画を考案する予定。              

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