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2011.04.06
カフェインについて
妊娠初期に一日コーヒーを8杯以上飲む妊婦は、妊娠の継続に重大な悪影響がある可能性があり、4~7杯飲む妊婦でもその危険が2倍も高まるといわれています。
しかし、カフェインは気分をリラックスさせる効果があるので、一日1~3杯のコーヒーは、妊婦のリラックスには良いといわれています。また、一日300mgまでのカフェインは妊娠への影響はないと言われています。
あまり神経質にカフェインの量にこだわりすぎるのもストレスの元でよくありませんが、一般的に良く飲むコーヒーや紅茶に含まれるカフェイン量を知っておくことで、一日に飲んでいい目安となって安心できますね。
カフェインが胎児に与える影響
上記で説明したカフェインは妊娠の継続に悪影響だというのは、コーヒーや紅茶などのカフェインを含むものを全く摂取しない人と、大量に摂取している人との比較によって出されたものです。2003年はじめにデンマークの大学での研究結果がイギリスの医療雑誌に発表されたのを期に新聞などで報道されて認知されるようになりました。カフェインを摂取すると、胎盤を通じてママと同じカフェイン濃度でお腹の赤ちゃんに与えられます。身体も小さい赤ちゃんには大変な量のカフェインであり、またまだ内蔵が充分にできていない赤ちゃんにはカフェインを体内で分解して排出できません。カフェインは大量摂取すると、不眠や興奮、おちつきがないなどの副作用があります。また、胎盤の血流を減少させるとも言われています。実際に、生まれた子供が落ち着きがない、低体重だったなどという症例やカフェインとの因果関係は未だはっきりはしていませんが、念のためということを考えると避けてきたいものですね。
「主な飲み物のカフェイン含量」※150mlはコップ1杯くらい