りりぃ×ツルヤ―ライブについて

≪お話のお相手≫りりぃさん…福島県出身、福島県在住の女性。ご職業はウェディングプランナー。FoZZtoneのライブを中心に、都内のライブにも熱心に足を運んでいる。
収録日:2014年4月11日(金)16:30~@福島県福島市

――最初に行ったライブって何でしたか?

「人生の初ライブはGacktなんですよ。私、Gacktがすっごい好きで、2001年の5月の23日から好きなんです(笑)」

――明確(笑)。

「HEY! HEY! HEY!にGacktが初登場した時に一目惚れして。それで大学生になって親元から飛び出たくらいに、ちょうど福島にライブに来てくれたんです。だから郡山文化センターでGacktを観たのが最初です」

――それは感慨深いですね。

「Gacktは今も好きなんですけど、なかなかライブには行けなくて。土日なんですよね、だいたい。職業柄、お休みが取れなくて」

――ライブハウスはいつからですか?

「ライブハウスはFoZZtoneが初めてで、仙台のenn 2ndですね。大学2年生の時くらいです。たぶん『ワインドアップ』の頃だと思います」

――でもGacktからFoZZtoneって接点が無い気がするんですけど、何で知ったんですか?

「ぶっちゃけ最初はぜんぜん興味なかったんですよ。ただ、当時付き合ってた彼がFoZZtoneとか、あとはアジカンとかストレイテナーとか、そういう系統の音楽がすごい好きな人だったんです。それを私に強要してきて(笑)」

――ハイ(笑)。

「お前も聴けよ、みたいな(笑)。だからその初めてのFoZZtoneのライブも連れていかれたんです。しかもライブに行くにあたりまして、MD2枚渡されて“俺が選んだFoZZtoneの曲だから、これを聴いて1曲ずつ感想を書け”ってルーズリーフを頂きましてですね(笑)」

――(笑)。

「“『茶の花』(  )、『Elevator』(  )”ってゆうルーズリーフを、それも2枚あったんですよ。裏表もあったんですよ(笑)?」

――それ、よくやりましたね(笑)。

「でも私も初めは興味なかったんで、1枚は無くしたことにして(笑)。1枚だけ感想を一言ぐらいずつ書いて、MDも1枚分だけ聴いて。その状態でライブに行ったら、もちろん曲もすごいカッコ良かったんですけど、渡會さんがすごく楽しそうに歌ってて。“カッコ良いー!”って思って(笑)。そのしばらく後にエスパル福島店でインストアライブがあったんですよね。そこでサイン貰って握手してから…時間があれば関東までは遠征するようになりました(笑)。去年は月イチくらいで東京に行ってました。東北のライブにももちろん行くんですけど、やっぱり福島だと年1、2回になってしまうので」

――そうですよね。

「『The World Is Mine』がすごい好きで、またライブで聴きたいなって。ちょっと前に本当に色々と辛い時期があったんです。私、車で40分くらいかけて通勤してるんですけど、その時に車の中で『The World Is Mine』の“苦しくて苦しくて仕方ないんだろう”っていう詞を聴いた時にパァ~ってほどけていくものがあって。それで“なるようになるんじゃないかな”って思って…そういう自分の背中をちょっと押してくれる曲ですね」

――ご職業はウェディングプランナーなんですよね?

「そうですね。結婚式のBGMの提案とかもしていて。式で使う音楽って、けっこうお任せして頂くこともあるんですよ。もちろんお客さんが“これがいいです”っていう曲があればそれを使います。やっぱり多いのはディズニーとかなんですけど」

――ああー!

「お客さんの好みももちろんありますけど、FoZZtoneの曲とか提案しちゃったりします」

――本当ですか(笑)!?

「“本当にこれ、私の趣味なんですけどー。ボツにして頂いて構わないんですけどー”って(笑)。前置きをきちんとした上で、“こういう曲なんですよ”って。で、お客さんは“あ、あぁ~…”って(笑)」

――(笑)。

「でも、たまに本当に使ってくれるんですよ」

――え!? すごい!!

「使ってくれるんですよー…! 良い人ばっかりなんですよ、お客さんって」

――ちなみに、どの曲ですか?

「『ブランケット』は私の中で鉄板です(笑)。あと『Shangri-La』、あれも好きなんです。あんまり堅苦しくないカジュアルな感じで、明るい曲なので」

――そうなんですね!

「ライブエンドロールってゆう、映画でディレクターズクレジットを流すように結婚式の最後にゲストの名前とかをずらって流すのがあるんですね。それで式当日の映像を撮って出しするのがあるんですけど、私はそれで『LOVE』のアルバムバージョンをお薦めしてるんです。あれ、本当にお薦めですよ!!」

――(笑)。

「これ、毎回お客さんに熱く語るんですけど(笑)。アルバムバージョンってイントロが長いじゃないですか。ライブエンドロールも、2人が控室から出てくるような映像から始まるんです。そういう、“これから2人の人生が始まっていくんだよ”ってことろでイントロが流れて、式の映像に入るあたりで歌が始まるんですよ。ライブエンドロールって、しっとり泣ける曲を使うことが多いんですよね。そういう曲ももちろん素敵なんですけど、花嫁からの手紙とか記念品贈呈とかで泣いた後なんで、“最後くらいは明るく終わろうよ”ってゆう。アットホームな感じであったりカジュアルな感じであったり、そういうのを表現できるからすっごい好きなんです」

――良いですね! 私、ぜんぜん予定ないんですけど(笑)。

「最近は式を挙げない人も多いですけど、式は絶対挙げた方が良いですよ。実際に式は挙げたくないって言っていたお客さんで、でも挙げることになった方がいらっしゃって。その後で赤ちゃんが生まれて幸せだけど不安も大きい時に、結婚式に来てくれた方がお見舞いに来てくれて心強かったってお話し頂いて。挙げて良かったって。結婚式っていうのは、人生のサポーターを作る場だと思ってます」

――なるほど! それで、実際に『LOVE』を使った方ってゆうのは…?

「まだいないです(笑)」

――(笑)。

「ライブエンドロールではですねぇ、やってくれないんですよねぇ~…」

――じゃあそれを目標に…(笑)。

「ホントに、ホントにお薦めです! 契約前のお客さんにアンケートを書いて頂くんですけど、そこに“好きなアーティスト”って欄があるんですね。私、“Gackt”って書いてくれたお客さんの契約を外したこと無いんですよ。でもまだ、“FoZZtone”って書いてくれるお客さんに出会っていなくて。いたら絶対外さないぞって思ってるんですけど(笑)」■

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