山田×佐々木×ツルヤ―ライブについて

山…山田: 2013年、告知のあった限りのFoZZtoneと渡會将士ソロライブ全てに通う。他のアーティストのライブにも積極的に足を運び、2013年に行ったライブの本数は約180本。行動範囲は日本全国各地に及ぶ。島根県出身、東京都在住。

佐…佐々木:2013年12月に下北沢GARAGEにて行われたFoZZtoneセッション会運営班メンバー。趣味はギター。この3人の中で最も“一般に近い”感覚を持つ。宮城県出身、東京都在住。

ツ…ツルヤ:FoZZtoneセッション会運営班メンバー。2013年に行ったライブ本数はFoZZtoneを中心に約90本。千葉県出身、神奈川県在住。

※3人ともアラサー会社員。山田・ツルヤは女性、佐々木は男性。

2014年1月3日(金)20:30~収録

――ライブというものとの出会い

山「初めて行ったライブって何?」

ツ「アンダーグラフ」

山「アンダーグラフかぁ…。それは、ワンマン?」

ツ「それはワンマン」

山「(佐々木さんに)初めて行ったのってワンマン?」

佐「ワンマン」

山「私もワンマンだよ」

ツ「誰のライブだっけ? こないだも訊いたけど…」

山「イナ戦(THE イナズマ戦隊)」

ツ「ああ、そうだそうだ。(佐々木さんに)初めて行ったライブはなんですか?」

佐「俺、中学校の時に…」

ツ「あ、早い」

佐「ソフィアに…」

山・ツ「あぁー!」

佐「友だちに連れられて…」

山・ツ「ああぁー!!」

山「すごい。これだよ(笑)」

ツ「これ、正解!」

佐「正解!? 正解がある話なの!?」

ツ「正解!」

佐「そんなわけねぇだろ(笑)」

山「“友だちに連れられてワンマンライブに行く”みたいのが正解だよ(笑)」

ツ「超正解だよね(笑)」

山「中学生くらいの時にね」

ツ「ダメなのは、大学生くらいの時に自分から行く…」

山「自らの意思でな(笑)」

ツ「飛び込んでいく(笑)」

佐「別にそれだって正解でしょ(笑)?」

ツ「誰も連れてってくれる人がいないから」

山「そういう世界にわざわざ1人で観に行くってゆう、それがなんか…。なんでそのライブ知ったの?」

ツ「アンダーグラフ自体はライブハウスで観る前に、今は無き九段会館で観てて。それが初ライブ」

山「それは何で行ったの? 連れってってもらったの?」

ツ「自発」

山「何で自発で行ったの?」

ツ「アンダーグラフはもともと好きで音源聴いてて…。私、高校生の時にずっとラジオ聴いてて。そのパーソナリティの方がすごいライブに行く人で、ライブの話をすごいする人で。それを聴いててライブに行ってみたいって思ったの」

山「そうゆうことでライブってゆうものの存在を知らないと、行こうと思わないよね」

佐「確かに」

ツ「あのラジオが無かったら私も行こうって思わなかった」

山「“ライブって何?”って思うもん。私もだから初めてライブに行ったのは、“ライブがあります”ってイナ戦のラジオでずっと言ってて、“この日にワンマンがあります”とか言ったから“何?”とか思ったんだけど。それで検索をしてみて…インターネットってすごいよね(笑)」

ツ「ホントだよね、ネット無い時代どうしてたの(笑)?」

山「なんかピッてやったらチケット買えるみたいな。すごいよね。買っちゃったらじゃあ行こうかって。チケットって結構な値段じゃん」

ツ「そう! 高いからさ、気軽に友達誘えないじゃん」

山「だから逆によく中学生で行くよね。でも高校生の友達がいるんだけど、その子は親と行ってるなぁ。遠征とかも…名古屋とか仙台とか行っちゃう」

佐「親強えぇ(笑)」

ツ「でも言ってもチケット代さ、高いの安いのあって平均して3,000円とか…それにドリンク代と交通費が乗っかるから…」

山「でも最近、高校生は1,000円とか、高校生は無料とか…」

ツ「ああ、あるね!」

山「だから最近は高校生に良い時代だと思う」

佐「そんなのやってるんだ、面白いことやってるんだね」

山「いいなぁ高校生はって思いながら、金のある大人は金を払いますよ」

――2013年に行ったライブについて

ツ「去年、関東外のライブって何本行った?」

山「あ、だから今日は手帳持ってきたよ」

佐「関東外とか、まずあり得ないよね…」

ツ「私も前はそう思ってた。“このライブすごい観たいな”って思っても、前は行けるとか思ってなかった時があった」

山「(2013年の手帳を広げて)ハイ、1月」

ツ「え、数えんの(笑)?」

山「1月、広島・新潟でOverTheDogsを観て」

ツ「この辺はフォズがあんまりライブしてなかったもんね」

山「そうだね。2月は札幌・名古屋でOverTheDogsを観て、ここで神戸で渡會さん(渡會将士さん/FoZZtone)を観て。大阪でOverTheDogsを観て。この辺はOverTheDogsがツアー中だから」

佐「え、これって有給使って行ってるんですか?」

山「うん。ちゃんと働いてるよー。あ、この日は甲府だから、山梨だから早退だな」

佐「そっか、すげぇ…(笑)」

山「3月はけっこう暇だね。こことかは何もないから伊豆大島にただ遊びに行って」

ツ「すごいよね、ライブ無かったら普通に遊びに行く(笑)。それも伊豆大島って(笑)」

山「ここは大阪と京都にフォズ観に行って」

ツ「まぁその行程は私もやったわー…」

山「で、帰ってきて働いて働いて、で、サヌキロックだもん」

ツ「はい、香川ね」

山「で、サヌキの次の日が岡山。1日空いて福島。(佐々木さんに)大丈夫?」

佐「うーん…追いついてないけど。あ、でも福島(福島県飯坂温泉での温泉フェス)は俺も行ったなぁ」

山・ツ「え、行ったの!?」

佐「行った行った」

山「いつの間に!?」

ツ「それが今日イチびっくり(笑)」

佐「あれはそう、福島に住んでる後輩がいて…」

山「ああ! 足湯に入ってた人かぁ!」

佐「足湯に浸ってたらFoZZtone御一行が同じ足湯に来たってゆう…」

ツ「やっぱりツテがあると人って行くんだー」

佐「行きますねぇ。ツテがあれば行きますねぇ。後輩に散々“機会があれば遊びに行く”って言ってて。ちょうどいい機会だなって。温泉だし、遊ぼうよって」

山「私、温泉入る暇なかったんだよなぁ、時間がカツカツだったから。でもその翌日は東京だ。昼が渋谷で夜が代官山。ハシゴしてる」

佐「え(笑)? どうゆうこと?」

山「昼公演のライブがあって。それの後に普通に夜にあるライブを観に行った。4月に入って、高崎、大阪梅田のインストアライブ…そのまま大阪のライブ。高知、新潟、下北、下北…」

佐「勉強になるわー」

山「勉強(笑)。で、5月になって豊橋行って三重行って、東京帰ってきて…」

ツ「これでゴールデンウィークがびっしりなわけだ」

山「そうそうそう、それでここで福島…横浜、宇都宮…フォズで長崎…」

ツ「ああ、あったね! 私、この日にガレージ行ったら、真由美さん(大橋真由美さん/ライブハウス下北沢GARAGEスタッフ)に“長崎行ったんじゃなかったの?”って言われて(笑)! “流石に無理っす!”っつって(笑)」

佐「が、ここに行った人がいる(笑)」

山「それで6月に入って福岡行って帰ってきて…名古屋のインストアライブでしょ。インストアで遠征はさぁ…もうやだよね!」

ツ「そりゃあ、やだろ(笑)」

佐「このライブとかせいぜい40分でしょ(笑)?」

山「でもどこもそんなもんだよ。イベントはせいぜい30分とか」

佐「…すごいね。いや、すごいわ」

山「ね! すごい好きじゃないと行かないって! まぁでも6月は暇だったんだよね、仕事がひと段落して。で、高崎行ったでしょ。下北、下北…」

ツ「で、7月に入ってフォズのツアーが始まるんだ」

山「そうねー。ここがフォズのツアーで名古屋、大阪、仙台」

ツ「私はその仙台観て、ちゃんと東京に引き返したんだよね」

佐「一方、山田は(笑)」

山「山田はさー、JOIN A LIVE(北海道で行われたフェス)行ったよねー! (セットリストを指差して)この6曲のために行ったんだよ!」

佐「ホントにね、頭が下がる(笑)」

山「でもすっごい楽しかった! ここでみんなでタオル投げたし、ここで初めて『Shangri-La』みんなで踊ったもん!」

佐「その〝みんな〟ってゆうのは、たまたま現地で会う…?」

山「“行く”って言ってた人は知ってたけど、でも別にそういう人がいなくても行ったし」

ツ「みんな各々で行って、その場でいたら会う、みたいなのだよね」

佐「なるほどね」

ツ「行くか行かないか、どうゆうルートで行くかは、各々」

山「勝手に行く、みたいな」

佐「“約束の地で会おう”、みたいな(笑)」

山「そういう夏でした」

ツ「でもまだ7月だから…」

山「そうだね、8月がね。MVの撮影とかがあって(FoZZtoneのMV公募企画に応募する人の撮影に協力)、そうゆうのを挟みつつ福生に行って、次の日が福岡でしょ。で、帰ってきて次の日サマソニ行ってー。で、ここで島(八丈島で開催された島フェス・旅の音まつり)。翌週のガレージでその反省会をする(笑)」

ツ「みずそうさん(水野創太さん/EdBUS)のライブの後に、終演後にみずそうさんと山田さんと私と、あともう1人で1時間くらい反省会(笑)」

山「このとき初めてみずそうさんとちゃんと話した」

佐「距離感が縮まった日(笑)」

山「でもあの人、八丈島では自分のライブが終わったら先に飛行機で帰っちゃったからね(笑)!」

ツ「島では渡會さんと直也くん(渡邊直也さん/Blueglue)がカッコ良かった(笑)」

山「そうゆう夏を経て」

ツ「経て」

山「赤坂(9月7日に赤坂BLITZで開催された、FoZZtone Reach to Mars Tour ファイナル公演)」

佐「ああ、9月か! そう考えると島からぜんぜん時間経ってないんだ」

ツ「そう、帰って来てからすぐ渋谷で弾き語りやって。翌日は宇都宮(笑)」

山「で、赤坂でしょ(笑)」

ツ「良かったよね、ちゃんと辿り着けて(笑)」

山「で、埼玉があっての、中目黒弾き語りですよ。そのあとは大阪行って、で、セカイイチとFoZZtone(大阪)、セカイイチとFoZZtone(名古屋)、セカイイチとFoZZtone(長崎)、セカイイチとFoZZtone(福岡・弾き語り)…ハイ、終わりー」

ツ「ハイ(笑)」

佐「しれっと言うけど、ここでライブ観て東京帰ってきて、そのまま仕事でしょ? すごいよね」

山「で、10月は九州から帰ってきて渋谷の弾き語りがあって、ガレージでフォズ10周年打ち上げして…。OverTheDogsを観に福岡に行って、ミナホ(ミナミホイール・大阪のサーキットイベント)でしょ。京都でしょ。Blueglueガレージ、秋葉原GOODMANで、水野さん自由が丘とか水野グループでの渋谷LUSHとか。この辺でこの2組が増えてくる。この辺で水野さんのことを好きなになったんじゃない?」

佐「なんで疑問形(笑)」

山「ハンサムとかGURUとかでも何度も観ているのにやっと(笑)。この辺は東京でのライブが多いなぁ」

ツ「でもここ、しゃべりを聴くためだけに大阪(大阪の桃山学院大学に、渡會さんがゲスト講師として招かれた講義)に行った(笑)」

山「ねー」

ツ「流石に悩んでたよね、いよいよなんじゃないかって(笑)」

佐「末期症状(笑)」

山「でも面白かったよ(笑)」

ツ「それは何より(笑)」

山「で、この辺は東京、東京、東京…ほら、ぜんぜん。まぁここ京都行ってるけど。それでもう12月でしょ? 仙台、川崎…この辺はもう遠征してないよ。ガレージ、ガレージ、ガレージ、ガレージ…」

佐「…すごいね。すごいもんだよね」

山「やろうと思えばできるよ。そういう1年間でした」