合氣道真生会川崎高津道場 活動報告
2024.03.23
昇級式を行いました
2024年3月17日(日)、川崎高津道場の仲間の三級昇級式を行いました。
昇級された方は2022年2月の入門ですので、2年少々での三級昇級となります。お忙しい中いつも熱心に稽古にいらしてくださるのでとてもありがたく思っています。三級といえば入門から初段までのちょうど中間点であり、世間的に五級、四級がまだ「初級クラス」というイメージであるのに比べ、三級からは「中級クラス」といった認識があり、ちょっと特別感のある級位であるように思います。
ご昇級おめどとうございます。これからも一緒に研鑽していけたら嬉しいです。
当初、この日の稽古は両肩取りに応じる投げ技を中心とした構成を考えていましたが、腰を痛めたという仲間がいたので(注:稽古での故障ではないです)、袖取りに応じる極め技(固め技)に急きょ変更しました。
こういう時の気分は、なんかちょっと料理人さんみたいだなー…とか感じます。特に個人経営の料理店、居酒屋などの場合、事前にどれだけしっかりメニューを考えていたとしても、食材の不足や想定外の来客といった理由によって急遽メニュー変更をしなければならないようなことは少なからずあると思います。そうした想定外の状況にいかに臨機応変に対応できるか…ということは、料理人さんでも武道でも、他の様々な仕事や日常生活の中でも大事なことではないかと思います。人間、生きていればいつ何が起こるかわかりませんからね。
自分(吉見)は頭悪いし不器用なので、臨機応変にパパッと何かをうまくこなすようなことはできませんが、今回は川崎高津道場であまり稽古したことのなかった袖取り技にしてみてよかったと思いました。みなさん普段と違う極め方に興味を示して楽しそうに稽古していて嬉しかったです。
開祖が昭和30年ごろに作成されたという「合氣道練習上の心得」の中に、「練習は常に愉快に実施するを要す」という一文がありますが、なにはなくとも、そこはちゃんと実践していきたいと思っています。
楽しい稽古を続けていくことが、きっと合氣道で何よりも大切な、「和合の精神」につながるのではないかと思いますので。
~ 追記 ~
ちなみに、今回の昇級者の方が少し前にアメリカ合衆国を旅行されたということで、お土産に七面鳥(ターキー)のソーセージをいただきました。ビーフジャーキーと迷ったそうですが、七面鳥でよかったです。開祖、そして先師も濱田耀正先生も、信仰上の理由で牛肉や豚肉などは食べませんでしたが、鳥肉は食べたそうなのでお供えができました。天上で仲良く召し上がっていらしたら嬉しいのですけど。。
それに、七面鳥は北米原産の鳥なので、アメリカのお土産としてはよりよい気がします。クリスマスに七面鳥を食べる習慣は、ヨーロッパからアメリカに渡った人々が、ニワトリの代用として食べたことに始まるそうです。七面鳥にしてみれば、人間に目をつけられてしまって不運だったと言えるでしょうが…。何にせよ、全ての生き物の命はせめて感謝の念を持って大事にいただきたいと思います。
~ おまけ ~
今年は桜の開花がちょっと遅いですね。家の近所を散歩していて、「あ、咲いてる!」と思ったら、枝にひっかかった鳥の羽でした…。
ツクシも例年より遅くてまだあまり生えていませんでした。でも、今年もちゃんと食べられて嬉しいです。。
合氣道真生会川崎高津道場 吉見新