合氣道真生会川崎高津道場 活動報告

2021.03.15

一畳のスペースでできる合気道自主練習

たまに道場の仲間から家でできる自主練方法(自主稽古、一人稽古)がないかというご相談を受けるので、とりあえず自分(吉見)が毎朝夕にやっていることをお伝えします。

注)画面上に表示される企業・商品広告は、当道場とは一切関係ありません。 →お知らせ記事

まぁ、ヘタッぴのお前がやっていることを真似したって上手くはなれないだろ?・・・というご指摘はしごくごもっとも!とは思いますので、あくまでご参考ということで。「なるほど、日頃そういうことをしていると吉見みたいに下手くそになるんだな」と思われる方は、逆にこれを真似しないことが上達につながることでしょう。。失敗例を知り、同じ轍を踏まないよう勤めることも大切ですよね。。ちなみに所要時間は省略度合いやそれぞれの回数によりきりで、15分~30分てところです。

①体操

時間のないときは一つずつの回数を減らしたり、一部を省略しています。

手首のストレッチは、技を行う感覚を養うにも有効です。

足指回しと指圧は疲労予防・回復にも有効だと思います。家ではふくらはぎ、腿も軽くもんでいます。あ、朝に足裏マッサージをしておくと一日のカロリー消費量が増してダイエット効果があるってテレビで言ってました。

②後ろ受身

回れるスペースがなければ、下の写真のように背中がついたところで前に起き上がるだけでも十分です。背中の筋肉を柔らかくするのにも有効です。畳、絨毯、布団、マットの上など、下の柔らかいところで行ってください。20~30回行ってます。

③体さばき

突きに対する90度のさばき、横面と切り上げのさばき、突きの転換のさばき、連続の突きと横面に対するさばき、多数者のさばき(前後に4回さばく)を稽古の時と同じくらいかその半分位の回数行ってます。足で動くのではなく、腰の中心を軸とした回転に体全体を連動させて動きます。

④木剣を使って

素振り。天井が低いので両膝をつき、体の左右のバランスを崩さないために両手に一本ずつ木剣を持っています。正面振り、袈裟振り合わせてだいたい百回くらい振っています。一本の木剣の場合、左右の手の位置を替えて同じ回数ずつ振るのもよいかもしれません。力を入れてブンブン振るのではなく、剣がいくのに任せてスーっと自然に振り下ろします。これが呼吸力の稽古になると、先師の著書にも記されています。

剣対剣&杖の形。大きく動く形は無理ですが、左右にさばいて突くような形なら狭いところでも大丈夫です。

⑤杖を使って

杖の形の一部。はじめの、「構え→払い→持ち替えて突き→巻き上げ」までなら狭いところでもできます。本来の形ではありませんが、これも体のバランスを崩さないように左右両方行ってます。だいたい10回くらいです。


左右に大きく杖を回転させる形は、杖の代わりに水の入ったボトルを回しています。腕の力を抜いて、重りのついたヒモを振り回すようなイメージで振っています。これも右手、左手両方行っています。肩こりの予防、緩和にもよいのではないかなーと思います。


杖対杖&剣の形。剣の時と同じく、左右にさばいて突くような形なら狭いところでも大丈夫です。


< 参考画像 >

オプションで他のことを行う時もありますが、とりあえずこんな感じです。

― ― ―

練習するときは周囲の状況に氣を付け、ご家族にケガをさせたり家具を壊したりすることのないよう、十分にお氣をつけください。また夜にドタドタしてご近所様に「うるさーい!」とか怒られないように。また二ヶ条とか四方投げとか、技の形の練習などは、稽古で行ったものを思い出す程度ならよいでしょうが、それを体に覚え込ませるように一人で繰り返し練習することは、かえって行わない方がよいと思っています。相手の状態を無視したガチガチの自分勝手な技のスタイルがクセになってしまいますので。自分が自主練で特に気をつけることは、とにかく「力を抜き、体を自然に、自由に動ける状態にする」ということです。

書籍や資料を読むなどして知識を増やし、研究を深めることもとても大切です。江戸時代後期の剣術家で北辰一刀流を創始した千葉周作先生は、「(剣の修業は)理より入る者は(上達が)早く、技より入る者は遅し」という言葉を遺しています。ネット検索で色々知調べるのも悪いこととまでは言いませんが、自身のみの狭い経験や思い込み、ご都合主義に即した根拠に乏しい記述が多いのでお薦めはできません。利己主義を除き、深い研究に基づいて「真の合氣道とは」、「本来の武道とは」を真摯に検証している情報を選ぶ必要があります。とかく、「ごたくを言わずに稽古しろ!」という先生も少なくないようですが、合氣道は体の鍛錬のみを目的としたスポーツではなく「心身一如の修業」です。合氣道について、武道について、その精神や理法をより正しく、深く理解することは、きっと上達につながると思います。

家でも稽古の前後には礼拝を行っています。真の合氣道とは何か?常に学び、考え、省みる姿勢が大切だと思います。あ、ビールとお菓子はお供えですので誤解のなきように。。まぁ、ある程度したら自分がいただきますが・・・。それはほら、直会(なおらい)です、直会。。(※「直会(なおらい)」神様に捧げたものを人が一緒にいただく「神人共食」の儀式です。天皇陛下が新嘗祭の時にされているのと同じことです。。)

何かご意見、ご質問、ご指摘があればお手柔らかにお知らせください。

濱田師範長、「吉見くんは何アホなことをやっているんだ?」と思われたら優しめにご注意ください・・・

宜しくお願い申し上げます。

合氣道真生会川崎高津道場 吉見新

― ― ― ― ―

【おまけ】

近所でツクシ採ってきました。。いえほら、開祖もよく山で修業されていたというし、自然に親しむのも修業の一つかな…なんて…

そんで佃煮にして厚揚げにのっけてお酒の肴にしました。食べたことない方も多いようですが、ツクシおいしいんですよ。。

やっぱりほかほかご飯にのせるのが一番おいしいかな・・・

― ― ― ― ―

カレンダー

«3月»
 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31    

フィード

モバイルサイト

ページの先頭へ