合氣道真生会川崎高津道場 活動報告
2021.02.24
ぷち近況報告(特別なにというわけではないのですが・・・)
ちょっと最近の様子などをお伝え致します。あまり何も書かないと「あ、ついに潰れたか」と思われそうなので・・・
まだまだ世の中は何かと大変な様相ですが、川崎高津道場の稽古はなんとか普通に続けています。
稽古進行の都合上、言葉を発することの多い自分は(まぁ、それ以上に余計なおしゃべりが多いのですが・・・)常にマスク着用でたまに酸欠になりかけてゼェゼェいったりしていますが・・・
この数ヶ月間に仲間も複数増えて、ちょっと賑やかになりました。既に4、5年ほど稽古しているベテランの仲間たちにはいろいろ手伝ってもらってとても助かっています。。仲間が増えるということは、自分が恩師から教わってきたことを伝えていくことができるし、稽古のバリエーションが増えて様々なことが試せるのでとても楽しく嬉しいことです。。本当に仲間たちには感謝が尽きません。ついでに(?)また早く飲み会も開きたいです(笑)。
熊本の本部道場から遠く離れて濱田師範長のご指導を仰ぐことも難しく、稽古場所も狭く、正規の師範も不在という何かと不都合な道場で、せっかく集ってくれた仲間たちには常々歯がゆい思いをさせて大変申し訳ないと感じています。
熊本の本部にとっても、遠い地の実り少ない離れ小島の如き川崎高津道場などは、むしろ存在し無い方が何かと楽に済むのであろうとは重々承知しています。濱田師範長はじめ、本部の方々には、真生会の発展になんら貢献できていないどころか、ご迷惑をおかけしてばかりで本当に心苦しく、申し訳ないと思っています。いつか真生会から放逐されるようなことになったとしても、全ては自身の無能の至りのゆえ、致し方なきことと常に覚悟しています。
それでもとにかく、ていたらくの恥を忍びに忍び、どうにか合氣道を続けていきたいと思っています。このところ特によく思い起こすことですが、2010年の春、開祖植芝盛平翁先生の高弟であった師範(同年秋にご逝去)の熊本のご自宅で、お茶を飲みながら数名で談話していた際に、師範がたまたま隣に座っていた自分の顔をパッと見て、「あなた方がこれ(合氣道)を伝えていってください」と小さいながらも強い言葉で、そして強い目で自分の目をまっすぐ見て仰られました。そのときは、急なことでビックリしてただ反射的に「はい!」と返事をすることしかできませんでしたが、以来その言葉にだけは背くまいと、2013年に川崎高津道場を開設し、幾度となく訪れた存亡の危機を乗り越えて、少しずつ仲間が集まり、なんとか今日まで稽古を続けてくることができました。
それもこれも、自分の如き端下の門人にもいつも暖かく接し、丁寧にご指導くださる濱田師範長をはじめ、本部や他支部の皆様、何かと難儀が多い状況の中でもいつも熱心に稽古に勤しむ川崎高津道場の仲間たち、多くの方々のお力添えがあったからこそと感謝に耐えません。本当に、本当にありがとうございます。
御蔭様で、少しずつではありますが、手を取ってもらった瞬間に「ふわっ」と相手の体が軽くなり、ほとんど力をかけず、言うなれば宙に浮いた風船をスーっと移動させるように楽に動かせる感覚を得られるようになってきました。これは他の道場で何十年と稽古したところできっと味わうことのできなかった感覚であろうと思います。もちろん、いつ誰にでもうまくできるというわけではなく、まだまだまだまだ×x修業の道のりは遥かに遠く険しく、というか果たしてその入口に立てているかさえ怪しいといったところですが・・・
話が長くなりましたが、とにかく今は、特に安全と健康を最優先に考慮しながら、合氣道の精神に基づいて心身一如の修業に務め、何はなくともまずは「練習は常に愉快に実施するを要す」(「合氣道練習上の心得」より)を実践していきたいと思います。
皆様、今後とも引き続き、何卒宜しくお願い致します!
合氣道真生会川崎高津道場 吉見新