合氣道真生会川崎高津道場 活動報告

2017.02.09

2017年1月29日(日)合同稽古会

2017年1月29日(日)に熊本で開催された合氣道真生会合同稽古会と、28日(土)の本部道場夕稽古に参加して参りました。

28日(土)昼の便で東京を出発し、14時過ぎに熊本空港に到着、今回の旅は時間がギリギリで帰りは余裕がないことが予想されたので、まず川崎高津道場と職場と家族にお土産を買い、東京で買った熊本の皆さまへのお土産も入っているカバンは既にパンパンの状態で(そこまでしてお土産を買わなくても・・・と思うかもしれませんが、お土産買うのが好きなのです・・・)バスに乗り、16時近くに熊本市内に着きました。

まずは毎回必ず参拝する市内中心部の手取天満宮(てどりてんまんぐう)へ赴くと、昨年6月に訪れた際には4月の震災で半ばからボッキリ折れて崩壊していた石造りの鳥居が見事に修復されて古色然とした姿を取り戻していたことに驚き、嬉しく思いました。かねて顔見知りの宮司さんが境内にいらしたので、少し近況を伺ってから、熊本城の周りを、石垣の崩壊で社務所がつぶれてしまった熊本大神宮や土台の石垣がごっそり崩れて危うい姿をさらしている馬具櫓(ばぐやぐら)の様子を見て歩き、今夜の宿に入って少しだけ荷物の整理をし、すぐに本部道場の夕稽古に参加するために出発しました。

本部道場の稽古場所である熊本護国神社に着くのはギリギリの時間になってしまい、本部道場の山神弐段が既にほとんど稽古の準備を終えられていて、自分も慌ててほんの少しだけお手伝いをさせていただき、着替えているとほどなく濱田師範長も到着されて、はじめからご指導いただくことができました。

礼拝、体操、体さばきを行ったあとで、まずは杖の形をご指導いただきましたが、思えば濱田師範長に杖の形をご指導いただくのは初めてで、前の道場では教わらなかったところや、開祖の高弟の著書による杖の形の説明を読んでも理解できていなかったところを(実はいつか教えていただかねば、とかねがね思っていました・・・)注意していただき、とてもありがたく思いました。合氣道をはじめてから20年以上が経過しますが、もっともっとごく基本のところからしっかり勉強したい・・・と強く感じることしきりです。

その後は今年の武器技である剣対剣と杖対杖を教えていただきましたが、その際には濱田先生自ら相手をしていただき、受身まで取っていただいて正に恐懼の至でした・・・。稽古とはいえ一振り一振りが速く重い剣杖にいささか気圧されながらも、とにかくできるだけ記憶していくことに集中し、例によって宿に帰ってから急いでノートに記録しましたが、7割くらい合っていたらいいな・・・と(ほんとに記憶力悪くてすみません)。

武器技のあとは、濱田先生の手を何度も取らせていただきながら様々な形で呼吸力について丁寧に説明していただき、とても勉強になりました。教えていただいたことがすぐにちゃんとできるようになればよいのですが・・・、精進あるのみですね。

稽古のあとは、濱田師範長のご自宅にお邪魔させていただき、奥様の暖かいお料理と師範長秘蔵のお酒の数々をいただきながらいろいろ話をお聞かせいただきました。合同稽古会の前日にも関わらず遅くまでお邪魔して申し訳ありませんでした。お料理もお酒もとてもおいしかったです。本当にいつもありがとうございます!

翌日29日は稽古会開始の1時間ほど前、10時くらいに会場である公徳会武道場に着き、本部道場や他の支部道場の方々に挨拶させていただきながら準備をし、開始を待っていると本部道場の八木四段が声をかけてくださり、しばらく一緒に稽古させていただいていました。稽古会は11時少し前から始まりましたが、濱田師範長の口から、自分(吉見)が都合により少し早めに撤収しなければならないことから進行を通常の合同稽古会とは変更する旨を参加者の皆様に告げられ、驚くと共に心の底から恐縮いたしました。本当に申し訳ありません・・・。お心遣い、心から感謝申し上げます・・・。

稽古会は、まず濱田師範長による三十六方四方切りに続いて礼拝が行われ、その後、特別昇段と指導員・師範の証書授与式があり、自分も濱田師範長から直に師範代の証書をいただき、改めて気持ちの引き締まる思いがしました。その後、記念撮影を行ってから(通常は、稽古→証書授与式→記念撮影です。ほんとにすみません・・・)、稽古に移りました。体操のあとはまず三十六方四方切りと剣の振り方のご指導があり、その後は一対一の体さばき、多数者の体さばきと続き、剣杖を使った武器多数者の体さばきも稽古しました。それから呼吸料の稽古に移り、片手取りで引く形や押す形、諸手取りの稽古をしたところで自分は時間となり、まだ稽古が続く中、いそいで着替えて道場をあとにしました。

合同稽古会の様子

大通りからバスに乗り、熊本空港に着くと存外にギリギリの時間で(実はもう一本遅いバスで戻る予定でいたのですが、前日に濱田師範長と奥様に「それじゃ間に合わないよ」と言われて変更したのが大正解でした。改めて感謝です・・・)、慌ててゲートを通過してどうにか羽田行きの飛行機に乗り込み、予定通りのスケジュールで東京に戻ることができました。

なお、その後はというと、予定されていた職場での打ち合わせが意外ににあっさり終わってしまい(なんじゃい!)夕方からの川崎高津道場の稽古に参加できたので、早速土曜の稽古と稽古会で行った呼吸力と、剣対剣の形を練習してみました。剣対剣は手数の多い終わりの方はちょっと記憶が怪しかったですが・・・

ともあれ、今回も濱田師範長のご指導と、本部道場及び他の支部道場の皆様のおかげでとてもよい稽古をさせていただきました。心から感謝申し上げます。相変わらず甚だ未熟ではありますが、たゆまず稽古を続け、少しでも真の合氣道に近づき、合氣道真生会の発展に寄与していけるよう微力を尽くして参りたいと存じますので、今後共何卒宜しくお願い申し上げます!

合氣道真生会川崎高津道場 吉見新

鳥居が修復されていた手取天満宮

街中はほとんど震災の影響を感じさせません。

石垣改修中

土台の石垣が崩れた馬具櫓(ばぐやぐら)

くまもんからのメッセージです。(熊本空港にて)

おまけ:熊本のお土産。このお菓子好きです。。


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